シナプス後藤です。

speed


First Mover Advantageという言葉があります。
これは、一番最初に何かをした人が儲かる、先行者が利益を取ることが出来る、と言う意味です。

シェアが重要な業界やブランドが重要な業界は、先行者が獲得する可能性が高いので、とにかく一番最初にやる、と言う事が重要だったりします。

facebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏の言葉で、Done is better than perfectというものがありますが、これもfacebookのいるインターネット業界はスピードが大事だから、と言うのも側面として有ると思います。
最近では、Yahoo!Japanが爆速というキーワードを掲げたのが話題になりましたが、これもスピードを重視する業界だから、と言う事だと思います。

特に、インターネットは変化のスピードが早いうえに、ユーザを早めに獲得したものが力を持つ傾向にあるので、余計に重要になってくるのかもしれません。
先日、あるネットベンチャーの経営者が「あるサービスを出そうとしたんですが、他にも同じようなサービスを出そうとしていることがわかり、皆同じようなタイミングで同じことを考えるんだな」という話をされていましたが、世の中のトレンドは誰も同じように見ているわけで、後は誰が最初にゴールするか、と言う議論なわけです。


勿論、「拙速」という言葉がある通り、速くやることで拙くなるケースも有りますが、最近のビジネスの流れを考えると基本的には良いことのように思います。


言いかえれば、「どれだけ物事を速く進められるか?」を自社内で仕組みとして作り上げていけば、それが競争優位性に繋がるように思います。