シナプス後藤です。
プレゼンテーションやファシリテーションで何らかの発言や提案をした場合、質問が出ます。
その質問に対する対応、いわゆる質疑応答で創造的な議論が出来ると嬉しいですよね。
ところが、質問は往々にして「批判」の形をとるため、なかなか創造的にならないのも良く見る光景です。
特に、我々が提供しているマーケティング研修等の発表・プレゼンテーションと質疑応答で良く見られます。
発表者:「ターゲットをシニアに絞った戦略を提案します」
質問者:「絞ってしまうと市場が小さくなってしまうのでは?」
発表者:「でも、うちのおじいちゃんは買うと思うんです。」
これは典型的な「残念な例」です。
質問者は、「市場規模」に関する質問をしていますが、回答者は「ニーズの有無」に関する回答をします。
なぜこのような回答が起こってしまうかと言うと、質問者の能力云々よりも、防衛本能が働いた結果、と私は考えています。
もし、発表者が最初から「改善したいので問題点を教えて?」というスタンスで臨めば、上記の質問も素直に受け取れるはずなのですが、提案と言う形でプレゼンテーションしてしまうと、質問=批判=自分を否定する、と捉えてしまいがちです。
なぜこのような事が起こるのでしょうか?
これは恐らく、質問された側は「自分を防衛する意識」が働きやすいからでしょう。論理的には理解していても、気持ちの上では自分の意見を否定されるのは嬉しい事ではありません。
プレゼンテーションやファシリテーションで、質疑応答を創造的にするためには、この「否定されるのは嬉しい事ではない」と言う事を前提に話をすべきだと思うのです。
質問される立場からすれば、質問者は悪意の有無に関わらず、否定するような指摘をしてきます。ですので、発表者のスタンスとしては「質問とは否定されるもの」という前提で、その上でどう改善していくか、という考え方で臨むべきでしょう。
場合によっては、「どう変えれば良いと思いますか?」と相手にアイディアを求めるのも手です。
また、質問する立場だと、今度は「何を言っても相手は否定的に捉えてしまうだろう」と言う事を前提に考えるべきでしょう。ですので、質問者のスタンスとしては「まずは肯定する」と言う事に尽きると思います。
例えば、「あなたの意見は素晴らしいので是非教えて欲しい」「あなたの意見は素晴らしいので、更にこれも検討してはどうだろうか」などです。
質疑応答で創造的な議論を作るためには、質問そのものが発表者の気持ちにネガティブに働く、という前提を持っておくとよいと思います。
プレゼンテーションやファシリテーションで何らかの発言や提案をした場合、質問が出ます。
その質問に対する対応、いわゆる質疑応答で創造的な議論が出来ると嬉しいですよね。
ところが、質問は往々にして「批判」の形をとるため、なかなか創造的にならないのも良く見る光景です。
特に、我々が提供しているマーケティング研修等の発表・プレゼンテーションと質疑応答で良く見られます。
発表者:「ターゲットをシニアに絞った戦略を提案します」
質問者:「絞ってしまうと市場が小さくなってしまうのでは?」
発表者:「でも、うちのおじいちゃんは買うと思うんです。」
これは典型的な「残念な例」です。
質問者は、「市場規模」に関する質問をしていますが、回答者は「ニーズの有無」に関する回答をします。
なぜこのような回答が起こってしまうかと言うと、質問者の能力云々よりも、防衛本能が働いた結果、と私は考えています。
もし、発表者が最初から「改善したいので問題点を教えて?」というスタンスで臨めば、上記の質問も素直に受け取れるはずなのですが、提案と言う形でプレゼンテーションしてしまうと、質問=批判=自分を否定する、と捉えてしまいがちです。
なぜこのような事が起こるのでしょうか?
これは恐らく、質問された側は「自分を防衛する意識」が働きやすいからでしょう。論理的には理解していても、気持ちの上では自分の意見を否定されるのは嬉しい事ではありません。
プレゼンテーションやファシリテーションで、質疑応答を創造的にするためには、この「否定されるのは嬉しい事ではない」と言う事を前提に話をすべきだと思うのです。
質問される立場からすれば、質問者は悪意の有無に関わらず、否定するような指摘をしてきます。ですので、発表者のスタンスとしては「質問とは否定されるもの」という前提で、その上でどう改善していくか、という考え方で臨むべきでしょう。
場合によっては、「どう変えれば良いと思いますか?」と相手にアイディアを求めるのも手です。
また、質問する立場だと、今度は「何を言っても相手は否定的に捉えてしまうだろう」と言う事を前提に考えるべきでしょう。ですので、質問者のスタンスとしては「まずは肯定する」と言う事に尽きると思います。
例えば、「あなたの意見は素晴らしいので是非教えて欲しい」「あなたの意見は素晴らしいので、更にこれも検討してはどうだろうか」などです。
質疑応答で創造的な議論を作るためには、質問そのものが発表者の気持ちにネガティブに働く、という前提を持っておくとよいと思います。