今月は、管理栄養士・健康運動指導士の資格を持ち、
ヘルスケアコンサルティング、カラダマネジメント事業を展開する、
浅野満美子氏(株式会社エビータ代表取締役)を迎え、お話を聞いて
いきたいと思います。

▼テーマ:『ブレないミッションで健康をサポート!』

※ホームページ 
http://www.e-vita.jp/index.php

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●浅野満美子 氏 (あさの まみこ)
 
 管理栄養士・健康運動指導士
 株式会社エビータ 代表取締役
 
●プロフィール

総合病院、女性クリニック、企業などの現場で、管理栄養士として
多くの経験を生かし、現在は「食生活が楽しいと人生が100倍楽しい」
をモットーにセミナー講師、栄養指導、食育活動、執筆、
食のコンサルティングなどを行っている。
企業とのヘルスケアをコンセプトにした商品開発やコンサルティング
をはじめ、1万人以上の栄養相談経験をベースとしたサービス
「カラダマネジメント」は単に体重が落ちるだけでなく、
一人ひとりの目的やライフスタイルに合わせた手法で体を変える
プロセスそのものを楽しめると評判。
年間200時間以上の講演を行っている。
TBSはなまるマーケットやテレビ朝日お試しか! をはじめ、
メディア雑誌など多数出演。

近著に三笠書房「やせる食べ物が1目でわかる!カロリーBOOK」


◆インタビュー◆──────────────────────────

【名和田】
ご無沙汰してます(笑)
最近は、TVを始めメディアへの露出も頻繁で、相当お忙しそうですね。

現在の活動内容について、まずはお聞かせ頂けますか?

【浅野】
ハイ。事業を立ち上げた最初の1年は「健康」に特化していたため、
カウンセリングや講演を中心にしてきましたが、その後、「食」の分野
での「レシピ開発」や「商品開発」の要望が増えてきたため、
その要望にこたえるかたちで、料理に携わる仕事も増えてきてます。

【名和田】
浅野さんが、そもそも起業したきっかけというのは?

【浅野】
私の場合、両親や親族は、実は全員サラリーマンか教師ですので、
起業したことはとても変わってるとよくいわれます。。。

普通は、親が事業をしていたりで、その影響を受けて・・・
何ていう人が多いですよね?

【名和田】
確かに、おっしゃる通りです。。。
家もご多分に漏れず、父や親戚が自分で事業をしてました(笑)

そう考えると、結構思い切った決断かと思いますが、
今まで相当ご苦労があったのでは??

【浅野】
そうですね、苦労したことは、12年間専門職(管理栄養士)として
働いてきたため、営業などを一切してこなかったことでしょうか。。。
 
独立したとき、正直アポイントのとり方すらわかりませんでした(笑)

【名和田】
それは、ちょっと笑えますね・・・(笑)
とは言え、営業経験がないということは確かに苦労しますよね。

それでも、上手く波に乗れたという要因は?

【浅野】
独立した時期が、丁度健康ブームでもあり、国のメタボ対策がはじまった
段階でもあったんですね。

そこに私が12年間でアルゴリズムをつくってきた、食生活カウンセリング
というノウハウは、一般向けにも活用できるものでしたので、
ちょうど良いタイミングではまったんだと思います。

【名和田】
ビジネスで最も重要な要素の1つ、「時」=“タイミング”を手にして
いたんですね。

浅野さんの顧客はどんなニーズをもった人達(企業)になるんですか?

【浅野】
健康ブームという中で 現在は専門家の意見を求められることが多いため、
食関連の企業に限らず、色々な業種からのご相談がきます。
例えば、ゲーム業界や街事業など新しく商品を開発したいといった異業種
からのご相談など多々頂いておりますよ。

【名和田】
先ほど、営業経験がなかったので、苦労したとおっしゃってましたが、
そうした相談なども含め、現在はどのような営業方法をとっているの
ですか?

【浅野】
実は、売り込み営業や広告等も一切していません。
弊社の場合、月2〜3回の割合でメディアや雑誌等に掲載頂くことが多い
ので、そういった場面が大きく広告となっている気がします。

ご紹介以外は、ホームページやブログなどを検索して頂いた
というお問い合わせが多いですね。

【名和田】
それは羨ましいですね〜。
こういったビジネスにおいてはまさに理想的な状況ですね。

では、意識するいわゆる競合先というのは?

【浅野】
健康分野を売りにする大手企業さんをのぞけば、
食と健康に関わる専門家は、得意分野がそれぞれ有りますので
まったく同じポジショニングでの競合は実は余り存在しません。

むしろ、お互いの得意分野でコラボレーションをして、より良い
サービスを展開していく方が今現在では多いですね。

【名和田】
それも理想的な状況ですね。

では貴社の独自性、差別化要素といった部分はどんなところでしょうか?

【浅野】
(ビジネス現場での実践)経験のある管理栄養士のみで
行っているところでしょうか。

栄養士という職業は多岐にわたっていて、
料理を専門にしていて、栄養知識は不得意・・・という場合や
栄養知識は専門的だが、料理は苦手・・・といった場合があります。

弊社は 栄養の専門的知識をお伝えしながら、それを生かした
商品提案や料理をつくり、必要があれば料理写真や商品づくりまで・・
・・・と食と健康をトータルで納品(完結)できるというところが
売りになっています

※専門分野はあるにせよ、そこだけしか出来ないということではなく、
 食に関する領域をトータルでサポート出来る。


【名和田】
なるほど。非常に明快ですね。
確かにこの周辺をトータルでサポートしてもらえるというのは、
優位性がありますね。

私もコンビニ関連では長く商品開発などに携わっておりましたので、
非常に良くわかります。

そんな浅野さんにとって今現在の課題というのは?

【浅野】
弊社は基本的に1人で、仕事ごとの委託で行っているため
打ち合わせから現場、フォローまで1人で行わなければならなく
なっているところでしょうか。

私自身がいないと仕事が回らないところがありますので、
プロデュース側になれるように体制を整えていきたいと思っています。


【名和田】
組織として機能する部分ですね。

では、今後の展望と方向性についてもお聞かせ下さい。

【浅野】
栄養士・管理栄養士という職業をもっと発展させ、今よりも最強の
企業の健康管理、商品提案などを行っていきたいと考えています。

その為にまずは、栄養士の活性化です!
200名以上が登録している
「栄養士コミュニティ 栄養士戦隊★」もその1つです。
http://www.eiyoushisentai.com/top/index.php

直近ではレシピコンテンツを使った集客サポートサービスを展開して
いく予定です。

あとは、以前からつくりたいと思っていた自社商品の展開でしょうか!

【名和田】
非常にミッションが明確で、興味深いものばかりですね。
最後に皆さんへメッセージをどうぞ!

【浅野】
食と健康は、だれにでも直結しているものですので、実は、食にまったく
関係ない企業様でも、サイトにレシピ紹介をしたり、健康をテーマにした
情報発信をすることで集客を強化することができます。

弊社は、食+?! 健康+?! 栄養士+?!をテーマに、
いかに新しくて面白いことを発信していくか!!がテーマですので
「栄養士?関係ない〜」と思った方でもご相談いただけると
きっと新しいものを創造することができると思います。

これからも応援よろしくお願い致します!

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<インタビューを終えて>

浅野社長は、この人と仕事をしてみたいと思わせる、
非常に笑顔が素敵な女性です。。。
・・と同時に芯の強さ・使命感・責任感の強さも感じ取れます。

今回のコメントからも、その自信や説得力を受け取ることが
出来ました。。。

明確なミッションを持っているということは、ブレがない!
まさにそのことを実感したインタビューでした。

                     (by nawata)
◆名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とする
マーケティング戦略コンサルタント。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が
大きな会社に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』
(ビジネス社)

☆【新刊本好評です】
『全図解・ランチェスター戦略がぜんぶわかる本』(あさ出版)
http://bizlec.sakura.ne.jp/nawata/2010/09/post_32.html