シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ

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失敗

大失敗は自慢しよう

シナプス後藤です。

先日、あるクライアントと雑談をしていた時に、ある商品の話になりました。
「あぁ、その商品ね。俺が昔やっていて、大失敗した奴だよ。ワッハッハッ。」
warai


商品開発や新商品発売において失敗の理由はいろいろあります。作ってみたもののニーズが無かった、とか、作ってみたら異常にコスト高で売れなかった、とか。
その時に素晴らしいな、と思ったのはその方が、「俺がやって大失敗した」と楽しげに言うところです。

一般的に、失敗と言うのは宜しくないことです。
ですが、それは単体の評価であって長い目で見れば、「あの時あの失敗があったからこそ今の成功が有るんだ」と言う話はいくらでもあります。
「失敗する」事態は良くない、勿論、成功した方が良いのですが、「失敗してしまった事」つまり過去形になった場合はむしろ良いことになるのではないでしょうか?


良く、ベンチャービジネスの評論などで、「シリコンバレーでの起業家は失敗の数が多いほど、そこから学習しているため評価が高い」等と言われます。
「失敗した経験」を重視しようと言う事なのでしょう。


大失敗を笑いながら話せる文化、失敗を胸を張って失敗したと言える文化や、個々人の意識はとても大事なことです。
それは言いかえれば、失敗からちゃんと学ぶことが出来る、失敗が血肉になっている、と言う事を意味しています。

大失敗をしたら、それを自慢しましょう。「俺は二度とこういうことに失敗しない体質となったのだ」と証明することになるのですから。

アイディアがイノベーションに繋がらない4つの理由

シナプス後藤です。

壁

何らかのアイディアがあって、それを事業化したいのだが上手く行かない、と言う時のハードルは4つありますが、ざざっと整理します。
ハードル1) そもそもアイディアが駄目
ハードル2) アイディアは良いが実現方法が見つからない
ハードル3) 事業化に至る前に組織に潰される
ハードル4) 競争で負ける

■ハードル1) そもそもアイディアが駄目

多くの場合、一番最初のアイディアは駄目な事が多いです。理由は簡単で、簡単に思いつくようなものなら既に誰かやっているか、やっていないのであればそもそも上手く行かないことがわかっているから、ですね。単なるひらめきは大抵上手く行きません。
ドラッカーやクリステンセン、IDEO等、「イノベーション」で出てくる著名なものを見ると、大体有望な方法として「ユーザの本質的なニーズ」が出てきます。(そう表現しているかどうかは別ですが。)
つまり、アイディアが「思いつき」ではなく「ユーザにとって」(あるいは社会にとって)価値があるかどうか、がとても大事です。
結局、「本質的なニーズ」を考えられているかどうかが重要になります。

■ハードル2) アイディアは良いが実現方法が見つからない

これは、技術系のイノベーションに良く起こります。癌の特効薬は誰でも欲しい。でも、作り方がわからない。最近、気になっているのは私の机の上に散乱している名刺たちを誰か何とかしてくれないか、というソリューションを期待しているのですが、まだ有効なものが出ていないような気がします。これもどうやって実現すべきか、有効な手立てがない、と言うところではないでしょうか?(一部、サービスはあるようですが、私の机にはまだ散乱しているので、世の中に浸透しているわけではないのでしょう、きっと)

■ハードル3) 事業化に至る前に組織に潰される

これは、大企業の中にいるミドルマネジャー〜若手社員の方の多くが感じている理不尽さ、でしょうか。基本的に新規事業なんて儲からないので、儲かる既存事業に予算配分で負けます。経営管理から見たら当たり前の論理ですね。
本来的に、多くの企業組織は環境適合しますので、「一番儲かる事業体」に合わせた組織構造や意思決定ルールを持っています。ですので、イノベーションのような「何か新しいやり方」は本来的に否定するように出来ています。

■ハードル4) 競争で負ける

技術系、MOTの場合には、ダーウィンの海、と呼ばれるような領域です。
正直、この段階まで来たら、すなわち、市場で勝負できる段階まで来たらここから先はマイケル・ポーター的、あるいはコトラー的な話になります。ただ、イノベーション特有の幾つかの特性は有って、例えば、採用スピードを高めるためにどうすればよいか、あるいは、技術系商品の場合、どうやってChasmを超えるか、と言う議論は有りますね。


必ずしも全てが上記に当てはまると言うわけではありませんし、状況によって、上記のハードルが存在しないケースもあります。

また、これらのハードルを知ったからと言って回避方法を提示しているわけではありませんので、「だから何」と言われればそれまでですが。

イノベーションは難しいと言われますが、どういったハードルがあるか、理解しておくだけでも有る程度の心構えが出来るのではないかと思いますが、如何でしょうか?

失敗をマネジメントする 〜太陽パーツ社のユニークな制度

シナプス後藤です。

イノベーションにおいては、失敗のマネジメントが重要です。
どこで聞いた(読んだ)のか忘れてしまいましたが、シリコンバレーでは、いくつ会社をつぶしたか、が一つの箔になっている、と言います。これは、「失敗をたくさんしている、と言う事は多くの事を学んでいるため、より成功確率が上がっているはずだ」と考えるためです。
新しいビジネスは、そもそも難しい。だから、失敗することもある。それをちゃんと学習できるかどうかが重要なわけです。

ただ、これは言うは易く行うは難し、です。

それを制度として実施している会社が、大阪の機械部品製造業の太陽パーツ株式会社です。

産経新聞:社員表彰に「大失敗賞」 その“栄誉”に込めた思い

通常の社長表彰だけでなく、大失敗をした人にも金一封を与える、という制度だそうです。
失敗を責めない、というだけでなく、ある意味では失敗を推奨する制度ですね。

 「もちろん挑戦して成功すれば一番いいのですが、何もしないよりは挑戦して失敗する方がいい」と総務部の山根数豊さん。「失敗したからといって、代わりの人材もいない。一度失敗しても、次は活躍してほしい」と話す。社員が少ない中小企業にとって、人材を大事に育てたいという思いも込められている。


ある意味では、中小企業だからこそ、人材を無駄に出来ない会社だからこその制度かもしれません。
ですが、この会社、例えば、会社概要のページ(上記)には
21世紀に入り、変化スピードも早まり、ニーズも多様化してきましたが、幸い当社には若々しいエネルギーと、チャレンジ精神が満ち溢れています。

と書いてあったり、アイディア募集ページで社外から発明等を募集したりと、新しい何かを生み出そうとするのに必死です。

これが企業文化、と言う事なのではないでしょうか。

失敗は勿論嬉しい事ではありませんが、それをマネジメントして次につなげる、これがイノベーションの元になるように思います。
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