シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ

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創造性

創造性は笑いから生まれる

心理学者 サルノフ・メドニックは、「創造性とは素晴らしく良く働く連想記憶に他ならない」と言ったそうです。

創造性、クリエイティビティはどこから生まれるのか?
人間はゼロから何かを生み出すのは恐らく不可能でしょう。様々な発明は何かの組み合わせによって行われます。それは自分の記憶の中で行われる組み合わせの場合もあれば、何か新しいものを見た時に自分の中の何かとつながった、と言う事かもしれません。

例えば、宅急便を作り上げた小倉昌男氏は、交差点に4台のUPSが止まっているのを見て、「1ブロックに1台のトラックが必要」と言う事に気付き、宅急便の成功を理解したそうです。小倉氏がそれに気付いたのは自分の中で「宅急便というビジネスモデル」を常に考えていて、それに当てはめられたからでしょう。
例えば、タタ・モータースの会長、ラタン・タタは1台のバイクに家族4人が乗っているのを見て、30万円の車nanoのアイディアを思いついたそうです。こんな光景は誰でも見ているはずですが、それに気付いたのは「自動車ビジネス」を常に考えていて、それに当てはめられたからでしょう。

言い換えれば、連想するためのベースとなる記憶をどれだけ蓄えておけるか、ということと、どれだけ連想できるか、という2点が創造性において重要だと言う事です。


ベースとなる記憶については、以前「情報や知識が重要な時代が来る、敢えて」というエントリーを書きましたのでこちらをご参照いただくとして、連想できるか、というのは、いかに自分の直感の利用や連想モードの利用が出来るか、と言う事に依存するようです。
人は、笑ったり神経質になったりします。笑ってリラックスしている時と、緊張している時ではどちらが連想記憶を利用しやすいのか?

心理学の見地から見ると、連想記憶はロジカル、冷徹に考え、判断するものではなく、どちらかと言うと直感に近いメカニズムで行われるそうです。
想像するに、人間に限らず動物と言うのは安全な状況では深く考えず直感に従って行動をし、危険な状況ではちゃんと考える、と言う事でしょう。危機が迫っている時に直感だけで動くと死んでしまうので、脳を含むあらゆる器官を総動員して危機対処を行う。そのため、「冷静に考えて判断、評価する」方が優位になるわけです。


つまり、創造性を発揮するためには笑う事が必要です。
ブレインストーミングやアイディア発想会議では「楽しみましょう」と言う事が多いですが、これも創造性を発揮するための要件なのですね。

なお、人間は顔が笑っていると自然と楽しくなってくる機構を持っているらしいです。ですので、創造性を発揮したい時は無理やり笑ってみましょう。

それでも駄目ならこちらの動画を。
笑いは連鎖します。



参考文献:ファスト&フロー
ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?
ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか? [単行本]

スタンフォード白熱教室を見て〜 起業家から何を感じるか?

昨日もスタンフォード白熱教室を見ました。今回は、4人のゲスト(創造力に優れた企業、個人。IDEO、Facebook、等)を招いて、質問をしながら「クリエイティブな組織とは?」という事を考える会でした。

創造性を発揮できる組織は、多くの場合、最終的には文化形成に行き着きます。
これは、様々な経営理論で散々語られているテーマではないかと思います。ですので、当然、採用には気をつけるし、組織文化を形成するようなあらゆる施策を企業内に入れていきます。組織のルールもあれば、部屋や設備など場の形成もそうですね。
ただ、「具体的に何をやっているか?」という点が語られるのはとても興味深いです。テレビ、もしくは、クラス構成上の問題でその施策を「どういう目的でやっているか?」まで深堀されなかったのは少し残念でしたね。

創造性発揮に関していろいろとポイントはあったかと思うのですが、私個人として感じたのは彼等が持つ空気感が一番参考になりました。ティナ・シーリグさんの教室が持つ空気感も影響しているのかもしれませんが、一様に「楽しいことを受け入れるスタンスが強い」ように感じられたのです。恐らく、創造性を発揮する組織を作るマネジャーとして、創造性をマネジメントするよう心がけてきたのでしょうね。
創造性をマネジメントする、と言うのはつまり、「面白いことを評価せずに面白がる」ことだと思います。そしてそれを伸ばす。良く「尖ったアイディア」と言いますが、出てきた瞬間は少し出っ張っているものを「より尖らせる」か「より丸まらせる」かはそのコントロール次第です。評価する、と言うことはつまり、ある尺度で丸めることになりますから、一旦出っ張っているものをより際立たせるようにする必要があります。
彼等は、それを意識的に、あるいは、無意識的に気づいており、実践しているということなのではないでしょうか?

そういった空気が醸し出せるまでになる、と言うのは凄いことだな、と思った次第です。
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