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創造力

家弓正彦の仕事塾 「クリエイティブ・シンキング」 1/30(月) 19:00-

シナプス後藤です。

皆さんは、「創造力」を持っていますか?
数年前は、論理思考、ロジカルシンキングがちょっとしたブームだったように思いますが、最近では、創造性の方が求められているように感じています。
ビジネスとしてはどちらも重要なスキルなのですが、Appleの躍進が取り上げられたり、「グローバル競争」という事場で低価格で攻めて来る海外メーカーとの戦いがあったりなどで、いかに付加価値を上げていくか、が益々重要になってきています。

論理思考は「訓練すれば身に付く」と考えられていますが、一方で、創造力は一部の天才が持っているもの、と言う考え方もまだまだ多いのではないでしょうか?

先日、「イノベーションのDNA」をちょっとだけ読むでも触れましたが、最近の多くの研究や文献では創造力は後から身につけることができる、という考え方が主流な様です。
それには勿論幾つかの条件もあると思いますが、基本的な考え方ややり方を身につけることも重要です。


という事で、家弓正彦の仕事塾は「クリエイティブ・シンキング」です。
まだまだ受付しておりますので、ご興味のある方は是非とも御参加ください。

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日 程:1月30日(月)
時 間:19:00-21:00
受講料:2,000円
場 所:銀座三丁目会議室 2階
    東京都中央区銀座3-7-10 松屋アネックスビル
    http://www.kamipa-kaikan.co.jp/ginza/html/map3.html

クリエイティブシンキング 1月30日
Facebookの方はこちらから

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なお、最近の私の考えでは、個人のクリエイティビティは、
1) アイディアのベース知識
2) 発想のきっかけ
3) アイディアのアウトプット
の3つが必要、と考えています。

創造力やイノベーションは、基本的に「知識を組み合わせることで新しいアイディアが生まれる」と考えられています。ですので、どう組み合わせるか、という事が重要です。そして、アイディアを「単なる思い付き」で終わらせないためにはアウトプットして形にすることも大事です。
組み合わせる、という事を考えると、ベースとして幅広い知識を持っていればいるほど、何かの情報を見たときに「ピンと来る」確率が上がります。Steve Jobs氏がカリグラフィーの授業に出たお陰でMacのフォントが美しくなった、という話は有名ですが、こういった知識ベースをたくさん持てば持つほど、何かの時に引き出しになって使えます。
そして、その引き出しを開けるのが「発想のきっかけ」ですね。これはいろいろな手法や行動があります。
今回の、クリエイティブ・シンキングは、「発想のきっかけ」をツールとして手に入れるのには良い機会ではないでしょうか?


皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

クリエイティブシンキング 1月30日

常識を破ることの重要性 〜創造性の鍵はどこにあるか?

日曜日に、NHK教育で放送されている、スタンフォード白熱教室を見ました。
所用により第2回を見逃してしまったのですが、第3回「最悪の家族旅行を考える」を見て、改めて「創造性」という事について考えさせられました。

番組は、スタンフォード大学 起業家育成コースの授業風景を編集して放映したもので、ティナ・シーリグさんを講師として、創造性を発揮するための様々な手法や考え方を説明しているようです。
第三回の大きな流れは、ブレインストーミングとマインドマップ、というアイディアを拡散させる手法を用いながら、
1) 最良のアイディアを考える
2) 最悪のアイディアを考える
3) 最悪のアイディアを出発点として、最良のアイディアを考える
という三つのプロセスを体感します。

私はイノベーションを「新しいものの見方や考え方でビジネスで成功すること」と定義しています。イノベーションや新規事業、という文脈の中で考える場合、「新しいものの見方や考え方」を創造する、というのが1つ鍵になります。

成功しやすいものの見方として、「常識を疑う」というものがあります。「常識」というのは多くの場合、なんらかの合理的な理由によって決められています。例えば、「人と会ったら挨拶をする」という常識は、人と人とのコミュニケーションを円滑にさせるための人間の知恵であり、共存共栄していくためには合理的な行動様式です。
ところが、常識は長い間「常識」として存在していると、いつのまにか合理的でなくなる事があります。例えば、少し前までは一家に一台以上、固定電話があるのが常識でした。これは、その家庭に連絡をするのに固定電話と言う手段が一番手軽で効率が良かったからです。(当然、その前には電話が高くて郵便や電報と時代も存在しました。)
それが今では、固定電話を置かなくなる家庭も有りますね。その代わりに携帯電話が出てきたわけです。これは技術の進歩によって合理的なものが変わり、常識が変わりつつある例です。

このように、常識がなんらかの「合理的な理由」で出来ているにもかかわらず、行動様式や文化に深く関わってしまうと、合理的な理由がなくなっても、「常識」だけが非合理的に存在するようになります。この非合理な常識に気付けるかどうか、がビジネスチャンスになるケースもあります。
番組では、シルク・ド・ソレイユについて触れていましたが、今までサーカスと言うものが「子供向け」「動物が出てくる」という常識を打ち破り「大人向け」「人が演じる」というエンターテイメントに変化させました。この常識は「サーカスは子供が見るもの」というもので、主要なマーケットが子供だった、という事でもあります。が、子供にとってもっと面白いエンターテイメント(テレビやゲーム)が登場すると、従来のサーカスというエンターテイメントが極めて不合理になった(ビジネス的に)という事でしょう。
日本では、QBハウスがそれにあたります。今まで「床屋で頭を洗うもの」という常識を大きく覆しましたね。また、ライフネット生命は、「生命保険は対面で無いと売れない」という常識を打ち破りました。

さて、常識を疑う、とは言うは易く行うは難し、です。常識とは、言い換えれば「暗黙の前提」でもあり、多くの場合、意識しないで行動できるようになっているからです。例えば、挨拶は人とあったら自動的に行うもので、人に会うたびに「これはコミュニケーションを円滑にするために合理的な行動である」と考えながらやるものではないでしょう。合理的になる、という事は言い換えれば、「意識せずに行動する」という事でもあるわけです。

さて、白熱教室の3つのプロセスは常識を疑う、というよりも、常識を打ち破る方法として非常に効果的だな、と感じました。
つまり、
1) 最良のアイディアを考える
  ・・・「今のビジネスの常識の中でベストを考える」
    →基本的な「良い」と考えられるルールを見出す
2) 最悪のアイディアを考える
  ・・・「今のビジネスの常識の枠を外す」
    →「最悪」を考えることで、既存のビジネスの常識から外れる
3) 最悪のアイディアを出発点として、最良のアイディアを考える
  ・・・「常識を外れたもの」+「良いもの」を考える
というアプローチです。

実は、アイディアを考える、という中には、「良いアイディアを考える時には突飛なアイディアは排除すべきである」という常識があります。例えば、面白いビジネスアイディアを考えよう、というときには、「こんなの絶対儲からない」とか、「こんなの実現できない」と言うものを自動的に排除する傾向にあるのです。それが、ティナ・シーリグさんによると「最悪のアイディアを考える際にはその意識を殆どしない」という事だそうです。それが上記の2)の最大の意義ですね。

恐らく、このアプローチの一本槍で良いビジネスが生み出される、ということはないのでしょうけど、ただ、このアプローチを一度体感しておくことで「自分の中に常識がある」という事を理解できるようになります。
創造性の鍵穴と扉は自分の中にあるとしても、この「常識を破る」という鍵を上記のようなアプローチで見つけなければ、イノベーションは起こせないのだろう、そんな事を考えました。

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