シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ

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今この人に聞く

今この人に聞く! 株式会社ココマッチ 代表取締役「川島康平」氏

今回は、Webマーケティングのプロ中のプロである、株式会社ココマッチ 
代表取締役「川島康平」氏をお迎えし、お話を聞いていきたいと思います。

▼テーマ:「Webサイトはこの差で決まる!」

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●川島 康平(かわしまこうへい)氏

大学卒業後、老舗ISP(インターネットプロバイダ)株式会社朝日ネット
に入社。テクニカルサポート、Webサポート部の部門長を歴任。
Webディレクターとして人材派遣会社に転職後、3つの自社サイトを運営。
06年1月、コンサルティング事業、セミナー事業を展開するベンチャー企
業に転職。自らもWeb制作、コンサルティング事業を立ち上げ、2年半で
40を超えるクライアントの業績向上に貢献。サラリーマンながらも2冊の
著書を出版、Web専門誌でコラムを執筆する等、独自のWebマーケティング
理論はメディアからも注目を集める。
09年3月独立。株式会社ココマッチ設立。
Web上でダイレクトマーケティングを実践する、業界最安値の高機能LPO
ツール「ココマッチLPO」をリリース。

◆インタビュー◆────────────────────────

【名和田】
まずは、川島さんのビジネスの経歴について、簡単に教えて頂けますか?

【川島】
ハイ。まず最初に入社したASAHIネット時代に得た知識をベースに、2つの
ベンチャー企業でWebサイトを運営しました。
1年間在籍した人材派遣の会社では、1日300アクセス程度のサイトを半年
で10倍にし、派遣登録者数を2,700名獲得しました。

リスティング広告費を一晩で40万円使って社長に怒られるといった失敗を
繰り返しながら、実践的なマーケティング手法を身につけることができま
したね。また、子会社でエステサロンの立ち上げを経験させていただき、
1ベッドの小さなサロンで初月600万円の売上を達成するといった成功体験
も、私自身の財産になっています。

その後、埼玉県の小さなベンチャー企業に転職したのですが、そこでは
自社サイトの運営だけではなく、Web制作サービスを展開しました。
最終的に、40社のサイトを制作したのですが、1ヶ月で1,500件のハウスリ
ストを獲得した旅行代理店、月間4件の顧問契約を獲得した税理士等、多く
の方に喜んでいただけました。


【名和田】
短期間で見事な実績を挙げられてますよね。
Webに関しての非常に豊富な経験が伺えます。

そんな中、今年3月に会社を立ち上げたとのことですが、その経緯について
も教えて頂けますか?


【川島】
もともと、独立願望はありました。できれば自分の好きなWebサイト制作や
コンサルティングで起業したいと。

しかし、Web制作業者は星の数ほどありますから、単純な価格競争に巻き込
まれないためにも、他社との差別化が必要だと感じていました。
差別化には、いくつか方法があると思いますが、私が選んだのは「私自身」
の価値を上げるということでした。


【名和田】
ほう。具体的にはどんなことをされたのですか?


【川島】
今でいう、「パーソナルブランディング」を実践してみました。
おかげ様で、サラリーマンにも関わらず2冊の本を出版したり、専門誌でコ
ラムを書いたりと、3年間で目に見える実績を積み重ねることができました。
で、「そろそろいいだろう」と思い、会社を立ち上げたわけです。


【名和田
このご時世に、中々思い切りましたね(笑)。
しかし、会社員時代に自己ブランディングが出来ていることは、非常にアド
バンテージとなりますよね。

貴社の特徴や強みはどのような部分でしょうか?


【川島】
ネットはもちろん、リアルマーケティングにも強いという点です。
業種にもよりますが、Webだけで売上UPを目指すのではなく、DMやFAX-DM、
ポスティングや折り込みチラシとの連動でWebを生かすという流れを提案で
きます。場合によっては、セミナー営業のサポートも可能ですよ。

ココマッチという社名は、「お客様個々にマッチしたサービスを提供する」
という理念からきているのですが、現在、あらゆる要望に適正価格でお応え
できるよう、アライアンスの輪を広げているところです。


【名和田】
おっしゃる通り、確かにWeb単体で切り離して考えるのではなく、リアルと
の併用がより効果を発揮するということは、私も経験上実感しています。

ココマッチという名前もかわいらしくて良いですね〜。
理念がそのまま社名になってるんですね。

ところで、「LPO」という言葉が出てきますが、これについて詳しく教えて
頂けますか?


【川島】
「LPO」とは、ランディングページ最適化の略です。
これは、訪問者が最初にアクセスするページを工夫することで、直帰率を下
げ、目的のページに誘導し、コンバージョン率を上げる手法の総称ですが、
「コレをすればOK!」という単純なものではないので、用語としては宙に浮
いてるような感じですね。

リアル店舗で言うと、SEO対策やリスティング広告は「集客」ですが、LPOは
「接客」です。いくら人を集めても、無愛想な店員さんでは売上は上がりま
せん。この重要性に気づいた会社から、どんどんLPOを推し進めているのが
現状です。

当社の「ココマッチLPO」のようなLPOツールを使うと、接客レベルはさらに
上がります。訪問者がどんな検索キーワードで訪れたのか?
どこのWebサイトから飛んできたのか?どこに住んでいるのか?
そんな条件によって、ランディングページの中身を入れ替えることができる
のです。

例えば、検索「メガネ 通販」と検索「メガネ 格安」では、訪問者が求め
ているポイントが明らかに違いますから、キーワードに連動して、一番目立
つバナー画像を自動的に入れ替えるだけでも、相当の効果が見込めるわけで
す。


【名和田】
「接客」ですか?なるほど。。。
確かに的外れな接客をされては、別の店(サイト)へ行ってしまいますね。

これは、単刀直入にお聞きしますが、川島さんから見たダメなホームページ
とはどのようなものでしょうか?


【川島】
まず、第一印象が悪いサイトです。自社サイトのデザインに自信が無い方は、
アクセス解析で直帰率を調べてみることをお勧めします。
目安として、直帰率の合格ラインは40%以下です。
この数値を大きく上回るようであれば、デザインを見直した方がいいでしょ
うね。

また、目的が明確でないサイトも頂けません。
自社商品を売りたいのか?どの商品を売りたいのか?ブランディングサイト
なのか?ハウスリストを獲りたいのか?アレもしたい、コレもしたいでは、
なかなか成果に結びつきません。


【名和田】
これは非常に共感しますね。第一印象、デザインって物凄く大事ですよね。
その会社のセンスが問われる部分でも有ります。
目的についてもおっしゃる通り、そこで一番何がしたいのか?ですね。

では、今一番サイト(ホームページ)に必要なことってなんでしょうか?


【川島】
訪問者の視点です。今後、Webマーケティングの主流はますますダイレクト
化する傾向にありますから、誰のための、何のためのサイトなのかを明確に
し、ターゲットの視点でサイトを改善していく努力が求められます。

アクセスを集めても売上が上がらないサイトは、その部分が弱いのです。
場合によっては、Webサイトを複数に分割したり、1テーマのランディングペ
ージを増殖していくといった手法を検討するといいでしょうね。


【名和田】
「訪問者の視点」ですね。これも良くわかります。

話は変わりますが、川島さんは興味深いタイトルの本を何冊か書かれてます
が、簡単にこの内容をご紹介頂けますか?


【川島】
では、順番にご紹介しますね。

『お客をつかむウェブ心理学/なぜ、このサイトをクリックしてしまうのか?』

この本は、50個の心理学用語をWebサイト制作やマーケティングに生かすノウハ
ウと知恵が詰まった1冊です。
結局、商品購入や資料請求も人間の感情的な行動ですから、心理学を知ること
が成功への近道というわけです。韓国語版が発売されたり、多くの雑誌で紹介
されるほど、画期的な内容となっています。

『1000人のマーケットで1億稼ぐ!Webマーケティングの成功法則』

これは、前職で実践していた「稼ぎ方」をありのままに書き綴りました。
ハウスリスト獲得からはじまるメールマーケティングを中心に、ブログやメル
マガといったWebメディアの活用法、セミナー主催や商業出版紹介等、ブラン
ディングやポジショニング含むマーケティングの基礎がこれ1冊で吸収できます。


【名和田】
マーケティングは、心理学との結び付きが非常に強いですし、Webに関しても
行動するのは人間ですから、そこは切り離せないということですね。
2冊とも大変興味深い内容です。是非読まさせて頂きますね。

最後に、川島さん個人と会社の今後の展開と展望についてお聞かせ下さい。


【川島】
Web業界と他業界との橋渡しとして、今後も出版は続けていきたいと思っていま
す。今も、3冊同時に話が進んでいますが、全て面白い切り口の本なので、ご期
待ください。

会社としては、LPOをキーワードに展開していきます。「ココマッチLPO」の機能
強化もそうですが、3年後に200億円市場になると予想されている「行動ターゲテ
ィング広告」にも絡んでいきたいですね。

もう1つは、Webコンサルティングの発展形であるWebマーケティング代行。
このサービスも強化していきたいと思っています。コンサルティングに比べて、
手間はかかりますが、社内にWeb担当者を置けない中小企業に喜んでいただける
サービスとして需要はあると思っています。

現在、テスト的に数社と契約している段階ですが、工数、コスト、効果を見て、
正式にリリースする予定です。

是非、期待してください!

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

川島さんは、さすがWebのマーケティングのプロ中のプロ。
質問に対して、非常に小気味よい回答をお持ちでした。
SEO対策だけでなく、やり方によって、まだまだサイトも改善の
余地が有るのだと改めて実感致しました。

                       (by nawata)
◆ 名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とするマー
ケティング・コンサルティングプランナー。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書:『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)
───────────────────────────────

■シナプス・マーケティング・カレッジ
 ▲Webマーケティング講座▲

今この人に聞く、五十嵐博一先生

名和田です。

4月度の「今この人に聞く!/マーケティング・インタビュー」、
今回は、シナプスの講師でも有り、中小企業診断士の資格を始め建設業
関連の資格も多々持つ、五十嵐博一先生にご登場頂きます!

テーマ「コンサルタントとしての活動」を中心にお届けいたします。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃今この人に聞く!/マーケティング・インタビュー
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月の「今この人に聞く!/マーケティング・インタビュー」のゲスト
は、シナプスの講師でもあり、中小企業診断士の資格を始め建設業関連の
資格も多々持つ、五十嵐先生をお迎えしてお話しを聞いていきたいと思
います。

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…

1964年生まれ。早稲田大学理工学部卒。清水建設株式会社勤務を経て、
有限会社ファイブ・コンサルティングを設立。
企業の経営戦略、マーケティング戦略のコンサルティングや人材教育に
携わっている。全国各地で開催する建設業経営者向け経営革新セミナー
も大好評。大学や専門学校などの講師も務めている。
「起業のお値段」
「3日間でできるLLP設立ガイド」「日本版LLCはこうつくる」
「生産管理クイックマスター」「建設業 残された選択肢」など著書
多数。技術士(電気・電子)、建築設備士、インテリアコーディネーター、
中小企業診断士。
http://five.dreamblog.jp/

◆インタビュー◆────────────────────────

【名和田】
今日は、同じシナプスで講師をされている五十嵐先生をお迎えして、改
めて先生の仕事や活動についてお話を伺いたいと思います。

まず、先生のプロフィールで目につくのが、その資格の多さですよね。
中でも特に強みとしているものはどの資格になりますか?

【五十嵐】
資格の難易度から言えば「技術士」ということになりますが、実用上は、
独立するきっかけになった「中小企業診断士」ですね。
とりあえず、すぐに日銭を稼げる仕事にありつけましたから。

【名和田】
『中小企業診断士』の資格ですか。
確かに人気も有り、実用的な気がしますね。

中小企業診断士の資格について、取得プロセスやメリットなどもう少し
詳しく教えて下さい。

【五十嵐】
中小企業診断士は元々、行政サイドが地域の中小企業を支援するための
資格でした。

それが2000年に制度改正されて、一般の経営コンサルタントという位置
付けに変わったのです。
新制度の中小企業診断士の領域は、かなりMBAに近いものになってい
ます。

資格取得のためには、専門学校を利用するのが最も一般的です。
最短で1年程度の学習でも取得可能ですが、大部分の人は2年以上掛っ
ているようです。
以前、2年で取得する人が最も多いという統計データを見たことがあり
ます。
私自身も2年かかりました。

【名和田】
実際取られてみていかがですか?

【五十嵐】
この資格を取ってよかった、というより、この資格のために勉強してよ
かったのは、経営学、経済学、マーケティング、財務会計、生産管理、
企業法務、コーチングなどを網羅的、体系的に学べたことですね。

【名和田】
そういえば、私の知人にも、途中で挫折してしまった人が何人かいまし
たが、その為の勉強は意味があったって言ってましたよ。
かなりハードらしいですね(笑)

【五十嵐】
ただ、実際に独立してフリーの立場で仕事をしてみると、資格そのもの
は大した強みにはならないと感じます。

資格があろうとなかろうと、上手くいっている人は上手くいっているし、
上手くいっていない人は上手くいっていませんから・・・。

実感としては、今一番の強みになっているのは、18年間に渡るサラリ
ーマンとしての実務経験だと思っています。

【名和田】
確かに。それは私も実感するところです。
ところで、独立したきっかけというのは何だったんですか?

【五十嵐】
30才のころから、漠然と「一生サラリーマンでいるのは抵抗があるな」
と感じていました。

でも、どうしたら独立できるのかわからず、とりあえず出来ることをやろ
うと思って、仕事に関係のある資格を取得しはじめました。
資格があれば“食いっぱぐれる”ことはないだろうと考えたのです。

そんな中で、阪神大震災の復興事業に携わり、被災地でがんばる多くの中
小企業経営者と出会ったことで経営に興味を持ち、コンサルタントに転進
する決意を固めました。

【名和田】
そうだったんですか。
それで資格を色々お持ちなんですね。

でも、阪神大震災がこういう形できっかけになることも有るんですね。
あの早期復興に携わった人達のパワーとスピードは凄いエネルギーだった
のでしょうね。

では、現在の活動についてお聞かせ下さい。
ワークスタイルやお仕事の内容というのはどんな感じなのですか?

【五十嵐】
主な仕事は、コンサルティングと講演やセミナーの講師、そして執筆です。

経営系のコンサルティングや技術系のコンサルティングに関しては、一定
期間、あるいは個別プロジェクト単位で依頼を受けて契約を結んでいます。

講演や講師に関しては、主催者から直接依頼される場合と、エージェント
経由で依頼される場合があります。

執筆のほうは、一般の書籍と専門誌から依頼される記事などです。

【名和田】
コンサルタントと一言でいっても、その内容やスタイルは人によって千差
万別ですよね。
五十嵐先生の場合、かなり理想に近い形なんですか?、

【五十嵐】
色々好きなことをやっていますからね。
サラリーマン時代に比べると、仕事に費やす時間も半減しましたし、余計
なストレスもないから正直楽ですね。

【名和田】
おぅ。それは素晴らしい。
時間に関しては大抵逆ですよね。

でも、この厳しい時代ですから、クライアントへの影響は何か感じるもの
があるんじゃないでしょうか?

【五十嵐】
クライアントの取引先が倒産したり、関与していた取引が頓挫したりと、
それなりに影響は受けています。

ただ、そんな中でも、増収増益を続けている元気なクライアントもいます。
今回の金融危機は、マクロ的に景気が後退しているのは間違いありませんが、
ミクロ的に見れば、損をしている人と得をしている人が混在していると感じ
ます。

【名和田】
確かにそれも有りますね。
実際今の未曾有の不況をどのように捉えてますか?

【五十嵐】
かつて日本は“バブル景気”とその崩壊を経験しましたが、今回は世界的規
模です。
大袈裟かもしれませんが、かつての日本のバブル崩壊と今回の金融危機は、
波の出るプールとビッグウェンズデーくらいの差があるように思います。
今はまさに“歴史の1ページに残る激動の瞬間”なのではないでしょうか。

個人的には、“100年に一度”という滅多にない状況を今の年齢と立場で経験
できたことは、ある意味でラッキーだったと思っています。(笑)

【名和田】
う〜ん。。。
とてもポジティブなコメントで驚きです(笑)
ただ、そういう見方がいいのかも知れませね。

では、この状況を乗り切るためのアドバイスは?

【五十嵐】
ビッグウェンズデーを目の前にして、果敢に挑むか尻込みするかで経営者の
価値が決まるのだと思います。

「ピンチ」や「変化」の陰には、必ず「チャンス」が隠れています。
まずは今の状況を前向きに捉え、どこにチャンスが隠れているのか貪欲に探
すべきでしょう。

まわりが大騒ぎしているときこそ、冷静に状況を分析すべき時なんです。
そして、こういう時こそ、先人が築いた基本的なフレームワークが有効に使
えるのではないでしょうか。

【名和田】
おっしゃる通りです。私もそう思いますね。

話は変わりますが、本も色々出されていますよね?
特に新しい仕組みの会社設立関係の本などが目につきますが、この辺りの
理由は何か有るんですか?

【五十嵐】
独立したばかりのころ、ちょうどLLP(有限責任事業組合)が制度化され
ました。
これは面白そうだなと感じて、仲間とLLPを作ってみることにしました。

でも、始まったばかりの制度でしたから、具体的な設立手続きはほとんど
知られていませんでした。
そこで、自分たちのLLP設立手続きの進捗状況をブログで速報しました。
そして設立完了後に、設立手続きの体験をそのまま本にしようと出版社に
企画を持ち込んだのです。
それが『3日間でできるLLP設立ガイド』という本になりました。

【名和田】
実は、私もその本を買ってその通り登記しました。。。(笑)
確かに3日で出来ますね。
まさか後に筆者と出会うとは思いませんでした・・・(笑)

【五十嵐】
そうでしたね。お役に立てて何よりです(笑)。

まぁ、これがきっかけとなり、今度は出版社から、新しい「会社法」で制
度化されたLLC(合同会社)の設立手続きの本を書いてみないかと言わ
れて引き受けたのが、『日本版LLCはこうつくる』という本です。

さらに別の出版社から、起業をテーマにした本を書いてほしいという依頼
があり、『起業のお値段』という本を書きました。

そんなわけで、会社設立関係の執筆が続いているというわけです。

これらの本がきっかけとなり、実務上でも幾つかの会社設立や事業立ち上
げのサポートをさせて頂いてます。

【名和田】
今後の執筆予定はありますか?

【五十嵐】
実は、これまで出した本以外にも、企画を考えては出版社や編集者に持ち込
んでいるんです。

でも、簡単には採用されませんね。ボツネタもたくさんあるんです。
めげることなく、常に本のアイデアをあれこれ考えています。
まだ具体的にお話しできる段階ではありませんが、頭の中では常に企画進行
中です。

【名和田】
なるほど。中々出したい本と世の中のニーズというのも合致しませんからね。

今後の展望についてはいかがでしょう?

【五十嵐】
個人としての価値を高める取り組みと、会社として事業を育てていく取り組
みの両立を目指しています。
そのためには、自身の研鑽と地道な営業活動が必要だと考えています。

コンサルティングのほうは、まだ下請の立場になることが多いのですが、
最近少しずつ元請で仕事を受注できるようになってきました。

講師業のほうは、同業の仲間とも連携して、エージェント的な機能を強化し
ようとしています。

なんだかんだ言っても、お客さんを獲得できなければビジネスになりません
からね。
泥臭いことを地道にやる、それが一番大事なんじゃないかと思っています。

【名和田】
同感です。
最後に4月28日(火)からシナプスで「問題解決スキル」講座がスタートし
ます。それについて一言お願いします。

【五十嵐】
「問題解決スキル」は、ひと言とでいえば、マーケティングのスパイスを効
かせたロジカルシンキングの講座です。

「論理的に考えるのは苦手」という方にお勧めしたい講座です。
右脳と左脳をバランスよく鍛えたいという方にもいいと思います。
よかったら是非お試しください。お待ちしてます!

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

今回のインタビューは、私も立場が近いこともあり、共感する部分
が多々有りました。
中でも独立してフリーの立場で仕事をしてみると、資格そのものよ
り実務経験がものをいう・・・というのは、まさにその通りだと思
います。経験に優るものは確かにないなと改めて実感しました。

                       (by nawata)
◆ 名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とするマー
ケティング・コンサルティングプランナー。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書:『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)
───────────────────────────────
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃五十嵐博一講師担当講座情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎「問題解決スキル」講座 −−−−−−−−−−−−−−−−

ロジカルに考えることが苦手な人へ。論理的思考力の強化と習得
http://www.cyber-synapse.com/college/course/lm/?090414ml/

■時間:19:00-21:30 (火)
■日程:4/28 5/12 5/26 6/9
■会場:銀座1丁目会議室
■講師:五十嵐博一

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