シナプスの細井です。

昨日、第6回シナプス・マーケティング・コミュニティが無事終了しました。
おかげさまで100人近くの方にご参加いただき、大変盛り上がった会となりました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました!

講演会は、株式会社リヴァンプ代表パートナー玉塚元一さんをお迎えし、「元気な会社の作り方」をテーマに、第1部:講演、第2部:弊社代表の家弓とのパネルディスカッション、第3部:懇親会という3部構成でした。

私個人としては、入社して初めてのコミュニティで多くの方にお会いできたこと、
そして、そのほとんどの皆さんが喜んでくださっていたことがうれしかったです!
本当は懇親会で全員の方とご挨拶したかったのですが、さすがに難しかったです…

話は講演に戻りますが、今回はマーケティングだけに絞ったお話ではなく、
「元気な会社の作り方」というテーマにあるように、企業経営についてお話いただきました。

正直圧倒されっぱなしの1時間半でした。
講演の中でも玉塚さんが大事とおっしゃっていたものの1つですが、
熱いパッションを感じました!
本などに書いてあるのとは何か違う、経験に裏打ちされたものを感じました。
1つ1つの言葉をとってみてもインパクトある言葉が使われていて、大変印象的でした。

マーケター視点として興味深かったのは、「怒涛の顧客リサーチ」という話です。
ユニクロ時代、いわゆるリサーチの専門部隊に任せるのではなく、経営陣が自ら現場でリサーチしたそうです。社長以下、MD、商品企画、営業など各部門の長が集まってリサーチ、対策検討を繰り返したそうです。驚いたことに、そこには経理担当の部長も出席をしていたそうです。
本当に全社的に顧客思考を持とうと経営されていたことが感じられますね!!

そういったことを経て、初めはユニセックスでやっていたユニクロも(ユニセックスの方が型番を減らせて大量製造できるので経費が安く抑えられる)女性のニーズに答えようと、女性向け商品の数を増やすという方針転換に至ったそうです。

もちろん、経営者が経営者にしかできないことを行うのも大事ですが、やはり経営トップがいかにお客様の声に耳を傾けるか・敏感かというのは非常に大事だなと改めて感じました。

それともう1つ印象的だったのが、玉塚さんがホワイトボードを使ってご説明してくださった
のですが、企業再生などの時に、お客様に接するところから変えようと思いがちだけどそれより
大事なことがある。
お客様と接するところ、つまり、商品の改善だったり、お店のリニューアルだったり、宣伝広告をどうしよう、とかそういったところを検討しがちだけど、本当に大事なのはそこじゃなくて、
その裏にある理念や企業文化、自立した人材こそ大事。
これがないと瞬間で売上はあがるかもしれないけど、継続しない。というお話です。

今後、今まで以上にコンサルティングで成果に拘っていこうとした際に、こういう視点を改めて
意識しなければならないと感じました。

いろいろと個人的にも勉強させていただいたコミュニティ6thでした。
最後になりましたが、懇親会でいろいろな方にご挨拶をさせていただいたのですが、
ご挨拶させていただいた際に、今まで隣通し仲良く話をされていたので、
前々からのご友人なのかなと思って聞いてみると今日知り合ったばかりとのこと。
やっぱり、共通の話題や友人、何かつながりがあると人との距離は縮めやすいなと最近つくづく感じてます。ですので、これからもこういったコミュニティなど、さらに人と人、企業と企業をつなぐような存在になっていけるよう、
これからもがんばっていきたいなと思います。