シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ

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人材育成

「信念」と言う漢字を考える

シナプス後藤です。

ある企業様にリーダーシップ研修を提供しました。
様々なグループワークをしながらリーダーシップを醸成していく研修なのですが、その中の一つに「リーダーに必要なものは何か?」という課題があります。
その時、講師の方が、受講生が書いたホワイトボードを見ておっしゃっいました。

「信念、という字があるでしょ。この信念と言う字を良く見てみると、
 ・人に言う
 ・今の心
 と見えますよね。今の心を人に言う、これが信念ですね。」

漢字は、様々な部首の組み合わせで構成されます。その組み合わせは意味があったり、単なる物の形だったりしますし、その意味も様々です。

他にも「儲」という字は「信じる者」と言われたり、「恋は下心、愛は真心」と言われたりします。
「信念」という言葉もそうですが、それを見た時に、一単語として見るか、それを分解して「人、言、今、心」という四つの漢字に見るか、これは認識の問題です。
哲学的な言葉やビッグワードを見た時に、別の角度から見ることで、その本質を理解することが出来るケースがあります。

例えば、信念とは、今リーダーが考えている心の中を人にしっかりと言う事が出来る、或いは、信念を伝えるとは今の心を人に言う、と言う事に他なりません。
信念そのものは心の中に秘めておく性質のものかもしれませんが、それをリーダーシップとして発揮するためには、周囲のフォロワーを巻き込んで行く必要があります。


ある意味でこじつけの言い回しも多いのですが、こじつけだろうが何だろうが、そこに何らかの意味があり、聞く人が何か気付きがあればそれでよいのではないでしょうか。


リーダーたるもの信念が必要ですが、それを人に正しく伝えることが出来る、言い続けることが出来る、これも一つのリーダーシップのあり方だと思います。

OJT研修のご案内

シナプス後藤です。

シナプスで新しくOJTに関する研修を作りました。前々からパーツでは存在していたり、マーケティング領域では結果的にOJTのサポートツールとしての研修や考え方をお伝えしたりしていましたが、一つの「研修」という形にしました、と言う事です。

OJT:On the Job Trainingとは何でしょうか?

多くの方が、OffJT、つまり研修などの業務外での人材育成に対する言葉としての「On th Job」という程度に認識しているのが実情ではないでしょうか。言いかえれば、現場に送りこんでおけば、後は自然と育っていくだろう、と言う事を前提にしているのではないかと思います。


残念ながら、ここ数年の多くの人事担当者、人材育成担当者、あるいは、経営者の課題意識は、「最近、現場で人が育たなくなっている」と言う事です。現場に送りっ込んでおけば自然と育っていく、と言う事が成り立たなくなってしまって久しいと言うのが今の多くの現場の実態なのではないでしょうか?

現場での人材育成と言うと教える側、トレーナー側からはこんな声が聞こえてきます。
「何に困っているか、つまづいているかがわからない」
「叱り方、ほめ方など、どんなコミュニケーションを取ればよいのだろう?」
「いつまでに、どこまで成長させたらいいか不明」
「どこまで教えるのか、そもそお自分のやり方が正しいのか不安」
「教え方がわからない。動機付けのやり方がわからない」
等など。

特に、OJTトレーナーに指名されるような若手は、正しく教わった経験も教えた経験も少なく、どうやって人材育成をすれば良いのか分からないのが現状です。昔はそれでも、課長や周囲の先輩がサポートしていたのですが、今は周囲の先輩どころか本来サポートすべき課長までも、現場の仕事に引きずられて時間が取れないのが実情です。
結果的に、「OJTトレーナー」という役割を作っただけで、その役割に全て託している、と言うのが実情ではないでしょうか?


シナプスのOJT研修は、OJTを行う上司や先輩が教えると言うだけでなく、仕事を通じて人材育成を行っていく、とい考え方を取っています
・何を教えるべきか?
・どう教えるべきか?
・どう気付かせるべきか?
・どう支援すべきか?
というような人材育成の全体像について理解して頂きます。

様々な演習を行いながら、考え方とテクニックを理解して頂きます。
ご興味のある方は是非ご検討下さい。

【OJT研修カリキュラム】
OJT_カリキュラム

企業研修お問い合わせはこちらから

人材育成は万能なのか?

シナプス後藤です。

最近、「モノ売り営業だった人たちをソリューション営業にしたい」というリクエストを良く頂くようになりました。成熟したマーケットでは当たり前の動向ではあるのですが、まだまだ営業のスキルには磨きをかける余地がある、と言う事ですね。
人材を育成することで、企業がより強くなっていくのではないでしょうか。

「NINJAはNINJAでしか倒せない」とは、映画の中でのショー・コスギのセリフです。
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どの映画か失念してしまいました(ニンジャ・アサシンかどうかもわかりません)が、その映画の中では、「忍者」という種族はあまりにも強すぎて、忍者以外では倒せない、という設定でした。
米国では、ショー・コスギの映画からなのか、「忍者」という種族が最強であり、銃でも倒せない、という印象もあるようですね。
アニメで言えば、ルパン三世の石川五右衛門は、彼が持つ斬鉄剣で拳銃の弾も切ってしまいますし、北斗の拳のケンシロウも同様に銃は効きません。

人間の力は無限大であり、結局人間が最強、と言う考え方です。


さて、企業ではどうでしょうか?
私の感覚からすると、現代社会においてはどんなに強いプロダクトであっても優れた営業一人にはかなわないように思います。少なくとも、「この案件を受注できるかどうか」と言う事においては。
※現代社会においては、という前提を付けているのは、ニーズを満たす手段が様々ある状況だからです。逆に、ものすごいお腹が空いていて、営業は食料を持っていない、としたら「食べ物」というプロダクトには勝てないでしょう。


勿論、複数案件を同時にやろうとするとマンパワーには限界がありますから、不戦敗するケースもあると思います。
ただ、長期的な企業成長、と言う事を考えるとやはり人材育成は重要なキーワードなのは間違いありません。

長期的に考えれば、人材育成、という選択肢はとても良いと思います。
だから研修をしましょう、というのが研修ベンダーたるシナプスのご提案につながります。(笑)
ソリューション営業、と言うテーマでも提案できる研修はありますし、実際、手前味噌ではありますが、そこそこ成果も出ているのではないかと思います。


一方で、人材育成には限界があります。多くのリーダーシップ論や育成論は「人間は変われる」ということをベースにしているので、絶対に出来ない、と言うわけではないのですが、限られたリソースの範囲内では出来ないこともあるだろうと思うのです。
残念ながら人には向き不向き、というものもあり、採用の段階で「出来ること出来ない事」がある程度絞られてきます。

前述の「モノ売りからソリューション営業へ」という話は研修がベストではないケースも当然あります。人材育成で全員がハイクラスのソリューション営業になるならそれに越したことは無いのですが、どうしても即効性が無いように思いますし、例えば、顧客企業の社長を確率高くくどき落とせる営業はやはり数が限られますよね。

元々モノ売りだった営業にコンサルティングのスキルを身につけ、ソリューション営業にする、と言うのも選択肢ですが、それ以前に、例えば、
・ありそうな課題一覧を渡し、刺さりそうなものを見つけてくる
・課題に対してソリューション一覧を渡し、反応が良いモノを探してくる
という武器を渡したらどうでしょう?
モノ売り営業は「顧客が望んでいるものを当ててくるスキル」は高いように思います。それがモノ売りの真骨頂ですから。
つまり、営業支援で出来ることだっていっぱいあります。

残念ながら、人材育成は人事部門、営業支援は営業部門と、対象部門が分かれてしまいますし、それに対するサービスも研修会社と営業コンサルと分かれることが多いでしょう。
そうすると、結果的に我々ベンダーがソリューションが出来ない、と言う事になってしまいます。


人材育成は重要です。ただ、それを唯一解にせず、様々な選択肢を検討する、と言う事も重要なのではないでしょうか?

男子三日会わざれば

男子三日会わざれば刮目して見るべし、という諺があります。
日々鍛錬する人が居れば、その人は3日も経つと見違える程成長しているものだと言う意味だそうです。
参考:http://majin.myhome.cx/pot-au-feu/dataroom/proverb/ryomoh/ryomoh.html

友人が、暫くの間、仕事のパフォーマンスが上がらずしんどい、という話をしていました。確かに、仕事の中で、「めきめきと力を付けて成果が上がっていく」と言うのは非常に嬉しいことで、逆に言えば、成果が見えないと不毛な感じがして結構しんどいものでしょうね。
「男子三日会わざれば、、、」という諺は、日々鍛錬していると見違える、という事ですが、仕事の場合、日々鍛錬していてもなかなか成果が出ずに苦労する事があるように思います。

以前、ある日を境に急に成長した人を見た事があります。そのときには、「刮目して見るべし」と思ったものですが、今改めて思うと、もしかすると何かのきっかけがないと成果が見えないのではないでしょうか?
日々の仕事は細かい経験をコツコツと積み重ねるだけで、直ぐに成果は出ないものです。小さな成功や小さな失敗、時には大きな失敗をしながら悩んでいくのでしょう。ですが、それらの経験がある日、1つに繋がるタイミングが来るのではないでしょうか。その時こそが、「刮目して見る」程の成果を上げられる人材になると思うのです。


外から見ると、長い間、成長が見えないように思っても、ほんの少しずつ経験が積みあがっていきます。そして、ほんの少しのきっかけで大きく化ける、それが1つの成長のあり方であり、「男子三日会わざれば刮目して見る」ということなのではないでしょうか?



「仕事の中で成長すること、成長させること」について興味のある方はこちら。
=====家弓正彦の仕事塾「正しいOJTのススメ」=====
 ■日 程:6月1日(水)
 □時 間:19:00-21:00
 ■講 師:家弓正彦
 □場 所:フェニックスプラザ(銀座)
 ■受講料2,000円
 □申込はこちらから↓
http://www.cyber-synapse.com/mkay/110601
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「仕事の中で成長する」ことの意味

皆さんは自分自身の成長、あるいは、部下や周囲の成長・育成について度の程度強く意識しているでしょうか?

成長の定義は様々ですが、極端に言えば、「行動を変えること」では無いでしょうか?少なくとも、ビジネスにインパクトを与えるようになる、世の中に価値を提供するようになるためには、知識があるだけ、技能があるだけでは足りず、「それを使って何かをする」と言うことが重要です。
短期的な業績を確保するだけで良いのであれば、成長よりも「とにかく仕事を回す」と言うことが重要かもしれませんが、中長期的な利益を考えると個々人の成長、ひいては組織全体の成長が欠かせません。

以前、「創造性」に関して、いまどきの若者は答え探しをする、という話を書きました。言い換えれば、Googleを調べると様々な知識が転がっている、と言うことです。
一方で、「成長」という観点からは、当然、知識だけでは足りず、「それを使って何ができるのか?」という技能の強化が必要です。この技能も様々な研修、講座などで提供されるようになって来ました。技術系の技能研修だけでなく、ロジカルシンキングのような「思考の技能」についても強化するためのプログラムが多数存在します。(我々のご提供する幾つかの講座もその一つですね。)

となると、もはや「仕事の中で学ばなくても十分成長できる」のでしょうか?

個人的には、コストの観点を除けば、かなりの部分が「仕事の中でなくても学べること」と考えています。ですが、難しい部分もあるだろう、というのが正直な感想で、この「難しい部分」こそがビジネスにおいてキーとなる要素である、と考えています。

難しい部分とは、すなわち「暗黙知になっていて形式知かが難しいもの」です。
文章化できない、一般化できないことですが、やっているうちになんとなく分かっていく。上司や先輩のやり方を見てなんとなく理解していく、そんなものです。

一般的に、形式知化できるものは模倣しやすいと言われます。当然、ビジネスにおいて、それが重要な競争力の根幹であれば各社が真似します。真似しにくいものほど、重要だと思うのです。
優秀な経営者やマネジャーであれば、この「競争の源泉となっている暗黙知」を理解しておられるのでは無いでしょうか?それが、明示的なのか、感覚的なのかは分かりませんが。


結局、「成長」という事を考えたときに、仕事の中でしか得られない成長こそが最も重要な要素である、ともいえます。だからこそ「仕事の中で成長する」という事をもっと意識した方が良いとおもうのです。自己成長でも、部下の育成でも。

と言うことで、そんな話をするかどうかは分かりませんが、家弓正彦の仕事塾は「OJT」について語ります。お時間のある方は、ぜひお越しください。

=====家弓正彦の仕事塾「正しいOJTのススメ」=====
 ■日 程:6月1日(水)
 □時 間:19:00-21:00
 ■講 師:家弓正彦
 □場 所:フェニックスプラザ(銀座)
 ■受講料2,000円
 □申込はこちらから↓
http://www.cyber-synapse.com/mkay/110601
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