シナプス後藤です。
昨日、プレゼンテーションの質疑応答では「分からないところを認めた方が良い」というエントリーを書きました。
この前提は、「フィードバックを目的とするプレゼンテーション」の場合です。
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(1):アドバイスをもらう
一方で、「相手に共感して欲しい」場合のプレゼンテーションではどうでしょうか?
ビジネスにおけるプレゼンテーションでは、「相手に何かして欲しい」、例えば、営業が自社の商品を買って欲しいとか、上司に自分の提案を採択して欲しいとか、そういったものがほとんどです。
つまり、相手にプレゼンテーションの内容に共感してもらい、行動してもらう必要があります。
そういった場合でも、やはり質疑応答は重要です。
相手の興味が100%分かっていて、プレゼンテーションだけで完璧に共感させ、行動してもらう事が出来れば理想的ではあるのですが、多くの場合、限られた時間の中でのプレゼンテーションですので、不明点が出来ます。
経験上、分かりやすいプレゼンテーションであればある程、より具体的にイメージできるため質問は増えるものです。
この手のプレゼンテーションでは、勿論、「鋭い質問」(本質を問うような質問、ヌケモレを指摘するような質問)も飛んできますし、興味や具体的に行動することを想定した質問もきます。
そういった時に、さすがにしどろもどろに答える、と言う事は無くても、長々と演説してしまう方を結構見かけるのですよね。(私もたまにやってしまいますが、、、)
人間は話すのが好きです。相手に聴いてもらえると気持ちが良いもので、長々と話してしまいます。ですが、実は長く話す事はそれほどメリットがあるわけではありません。勿論、「正しく理解してもらう」ことは重要なので、必要な説明はしなければなりませんが、「十二分に理解してもらう」必要はないのです。
営業について書いた本等には良く記載されていますが、人間は他人に説得されるより自分に説得されることを好みます。ですので、長々と説明されたところで、必ずしも説得されるわけではない。
質問する、と言う行為は、自分の中で自分に納得させるための行為と捉えた方が良いのではないでしょうか。
そう考えると、質問が来た時にはポイントだけ説明して、「ということなのですが、ご意見をお聞かせ頂けませんか?」と聞いてしまった方が良いのではないでしょうか。
相手に共感してもらうためのプレゼンテーションでは、質疑応答は「相手の疑問点をことごとく明確にしていくこと」が必要なのと同時に併せて相手に納得してもらう必要があります。
ですので、出来る限りこちらが話す時間を減らし、相手に質問してもらう、或いは、意見を話して貰う事に注力した方が良いのではないでしょうか。
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(1):アドバイスをもらう
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(2):相手に話させる
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(3):質問の意図を聞く
プレゼンテーションを学びたい方はこちら→シナプスのプレゼンテーション講座
昨日、プレゼンテーションの質疑応答では「分からないところを認めた方が良い」というエントリーを書きました。
この前提は、「フィードバックを目的とするプレゼンテーション」の場合です。
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(1):アドバイスをもらう
一方で、「相手に共感して欲しい」場合のプレゼンテーションではどうでしょうか?
ビジネスにおけるプレゼンテーションでは、「相手に何かして欲しい」、例えば、営業が自社の商品を買って欲しいとか、上司に自分の提案を採択して欲しいとか、そういったものがほとんどです。
つまり、相手にプレゼンテーションの内容に共感してもらい、行動してもらう必要があります。
そういった場合でも、やはり質疑応答は重要です。
相手の興味が100%分かっていて、プレゼンテーションだけで完璧に共感させ、行動してもらう事が出来れば理想的ではあるのですが、多くの場合、限られた時間の中でのプレゼンテーションですので、不明点が出来ます。
経験上、分かりやすいプレゼンテーションであればある程、より具体的にイメージできるため質問は増えるものです。
この手のプレゼンテーションでは、勿論、「鋭い質問」(本質を問うような質問、ヌケモレを指摘するような質問)も飛んできますし、興味や具体的に行動することを想定した質問もきます。
そういった時に、さすがにしどろもどろに答える、と言う事は無くても、長々と演説してしまう方を結構見かけるのですよね。(私もたまにやってしまいますが、、、)
人間は話すのが好きです。相手に聴いてもらえると気持ちが良いもので、長々と話してしまいます。ですが、実は長く話す事はそれほどメリットがあるわけではありません。勿論、「正しく理解してもらう」ことは重要なので、必要な説明はしなければなりませんが、「十二分に理解してもらう」必要はないのです。
営業について書いた本等には良く記載されていますが、人間は他人に説得されるより自分に説得されることを好みます。ですので、長々と説明されたところで、必ずしも説得されるわけではない。
質問する、と言う行為は、自分の中で自分に納得させるための行為と捉えた方が良いのではないでしょうか。
そう考えると、質問が来た時にはポイントだけ説明して、「ということなのですが、ご意見をお聞かせ頂けませんか?」と聞いてしまった方が良いのではないでしょうか。
相手に共感してもらうためのプレゼンテーションでは、質疑応答は「相手の疑問点をことごとく明確にしていくこと」が必要なのと同時に併せて相手に納得してもらう必要があります。
ですので、出来る限りこちらが話す時間を減らし、相手に質問してもらう、或いは、意見を話して貰う事に注力した方が良いのではないでしょうか。
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(1):アドバイスをもらう
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(2):相手に話させる
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(3):質問の意図を聞く
プレゼンテーションを学びたい方はこちら→シナプスのプレゼンテーション講座