シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ

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イノベーション

東急のQRコードに自分の視野の狭さを見る

シナプス後藤です。

先日、東急のホームで電車を待っていたら、多分、大学生ではないかと思われる女性2人が「こんなところにQRコードがある!」という発見をされていました。
東急はよく使う方ですが、言われてみればあります。足元のよく見えるところに。
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「何が書いてあるの?」彼女たちはスマホをすぐにかざして見ていました。

人は見たいものしか見ない、というのはよく言われる話ですが、それでも自分は視野が広いのではないか、と勝手に思っていたのですよね。
そんなことは全くなく、彼女たちが指摘するのを見るまで気が付きませんでした。

ちなみに、このQR、内容は車両番号とドアの位置が記載されており、東急の友人に聞いて見たら「お客様の安全なご乗車を確実なものにするために、社内のアプリで使っているもの」だそうです。

それだけの情報なら流石にQRいらないだろうなーと思いましたが基本は社外秘だそうで、あー、なんかいろいろありますな、と。

職場でノンアルコールビールを飲むのがイノベーティブな話

シナプス後藤です。

サントリーがオールフリー(ノンアルコールビール)の自動販売機を推進するのだそうで。

BLOGOS 「キャリコネニュース2016年07月12日 オフィスへの「ノンアルビール」自販機設置をサントリーが推進 「会議が明るくなった」と歓迎する声も」


パッと見て感覚的に「これはダメだろう」と思ったのですね、私は。

ノンアルコールビールは、ビールに類するものであって職場で飲むとは何事かと。
合理的な判断ではありませんが、感覚的、感情的な気持ち悪さがある。

だからこそ、これが出来るのがイノベーティブなんだと思います。会議中にノンアルコールビールを飲んでいる人が普通に存在して、誰も指摘しない。

日本ではペットボトルで水を飲むようになったのは、多分、ここ20年くらい。それまで、水を買うのは馬鹿げていると思っていました。

社会は変化します。何が変化するかと言うと、その変化するものを「文化」と言います。言い換えれば、文化を変えることを仕掛けるのが、イノベーションを生み出す活動、と言う事なのでしょう。

新幹線の対応とイノベーションのジレンマ

シナプス後藤です

先日、新幹線内で焼身自殺という恐ろしい事件がありました。その時のJR、新幹線の対応が素晴らしかった、と言う事でネット系のニュースになっているようです。
焼身自殺の想定はさすがにないでしょうが、乗務員は安全な場所で運行を止め消火活動にスムーズに入り、かなり被害を押さえたようですし、そもそも、車両内でガソリン燃やしても車両に引火しないというのは凄い事です。

新幹線をはじめとして、日本の運航の品質は極めて高いもので、ここまでダイアが乱れない、というのは世界中探してもない、とはよく言われます。また事故率等も同様ですね。たまに脱線事故等があると物凄く目立ちますが目立つ理由はそれだけ事例が少ないからです。
新幹線の対応は素晴らしいですが、彼らのプロフェッショナリズムは単に意識が高いと言う事ではなく、日々の訓練、例えば、最低年一回避難訓練や防災訓練を実施しているでしょうし、定期的な筆記試験等もあるかもしれません。その時間は作業が出来ないわけで時間投資をしているのです。また、燃えない内装はその分高い素材を使いますから、材料代は場合によっては桁が違うくらいの事がありえるかもしれません。

我々消費者は、「これが日本品質だ、素晴らしい」と喜びますが、背景には彼らのコストがあります。そして、コストを下げると、我々消費者は「ふざけるな!」と言うでしょう。
つまり、環境適合して行った結果として高品質が存在しているわけです。


ところが、近年、特にアジア諸国で鉄道敷設のコンペが見受けられます。日本は品質が良いと言われますが、一方で過剰品質である、という指摘もあります。裕福な国でないならむしろ安かろう悪かろうの方が良いのではないか、と言う事です。

日本国内においては、焼身自殺があっても大丈夫な新幹線、と言うのは高い価値を持って受け入れられるのでしょうが、その声を素直に受け入れてしまうと、国際競争では勝てないこともあるでしょう。勝負ポイントが価格だからです。そして、負け続けてしまうと競合が安い価格で徐々にキャッチアップしてきてしまい、結果的に品質でも並ばれてしまう、と言うようなことはあるでしょう。

これは善し悪しの問題ではなく、戦略の問題です。つまり、高品質のものを提供し高い価格を頂くか、低品質のものを提供し安い価格で数を取るか。


我々、日本の消費者は、安くしろと言う事はあっても、企業の国際競争からみて「過剰品質にするな」と言う事は絶対にありません。とするならば、企業側の対応としては、それも踏まえて日本市場の位置付けを見直さなければならないでしょう。
日本市場で受け入れられた品質は世界のどこに行っても問題を起こさない品質である、とするならば、次の一手は、
・その品質を世界に納得させ当たり前にする

・その品質基準を元に、それぞれ市場にあった品質に出グレードする
のいずれかだと思います。

個人的には前者の戦略の方が面白いですが、難易度で言えば後者を取るべきでしょうね。


参考:イノベーションのジレンマについて
 「破壊的イノベーション」と技術革新の関連性
 クリステンセン教授の話を聞く
 

ラガードがスマホを買う日

ラガード:E.M.ロジャースが定義したイノベーター理論における採用カテゴリの一つです。「イノベーションの普及」(翔泳社)には、「ラガードは社会システムのなかでイノベーションを最後に採用する人々である。」と説明されています。
E.M.ロジャースによれば、物事の革新性に対するスタンスの区分は正規分布で分かれ、最も革新的でない上位16%がラガードと定義されています。

イノベーターやアーリーアダプターが「イノベーションを初期に採用する革新的な人たち」と考えられるのに対して、ラガードは最も因習的で古い考えを持った人たちです。当然、スマートフォンを持たないどころか、場合によっては携帯電話を持っていない可能性すらあります。

先日、日経で「従来型携帯の生産終了」というニュースが出ました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21H8H_T20C15A4MM8000/

これは正確には「独自OSを搭載した携帯電話の終了」という意味であり、全ての会社がスマートフォンではない折りたたみ型携帯を止めるわけではありませんので、もう少し「いわゆるガラケー」は残り続けるでしょう。

しかし、もし本当にこれらの携帯が無くなったら、或いは、携帯キャリアがこれらの携帯へのサービスを停止したらいよいよラガードの人たちは機種変更をせざるをえなくなります。


ラガードが新しい製品に切り替えるのはまさにこんなときです。
「もはや自分が今まで使っていたものが入手できない」というときこそがラガードが革新ていなテクノロジーに切り替える時でしょう。
ただし、残念ながら彼らが切り替えた時にはもはや革新的ではなくなっているのですが。


このことが何を意味するかと言うと、
・既存製品・サービスが存在する限り、どんなに頑張っても市場シェアは84%程度までしか取れない
・製品・サービスを止めない限り、市場の16%のユーザは留まり続けてくれる
と言う事です。

端末の動向やキャリアの動静を見ていると、ここ数年で折りたたみ型形態がなくなったりサービスが終了する事はなさそうに見えます。と言う事は、ラガードがスマホを購入するのはまだまだ先になりそうです。

新規事業や起業で成功するために最も必要な素養

シナプス後藤です。

新規事業や起業で成功するために最も必要な素養はなんだと思いますか?

業界知見、ビジネスのスキル、事業への意思、成功イメージ、ネットワーク、行動力等々色々挙げられますが、一般に、新規事業や起業を成功させるには、「やり続ける意思」が必要、と言われます。新しいことへのチャレンジは難しいので大抵失敗が続きます。そのときに、折れずに続けられる「何か」が必要になりますが、どこかのタイミングで自分以外は全員反対、という四面楚歌状態に陥ることもあり、結局「何か」は本人の意思以外ではありえない事がほとんどでしょう。

シナプス代表の家弓は
「パッション」は新規事業の必要要件
「ロジック」はその成功確率を上げるもの
と言っています。
ロジックとパッションの狭間から。。。「新規事業開発の10ステップ」


これはまさにその通りで、結局情熱がなければ続かない。
では、何に対する情熱を持つべきなのか?
以前、01Boosterの鈴木さんと話したときも、彼は「起業家や新規事業の担当者にやる『必然』が絶対に必要」といいます。多くの場合は、新規事業から得られる結果や新規事業が解決する社会的課題、になるのでしょう。
ところが、先日、下記の鈴木さんのエントリーを見て、違うのではないか、と思い始めました。
【01Blog】やりたい起業ネタがあることの罪

要約すれば、余りに事業テーマに対する思い入れが強いと判断を間違える、上手く行かない、ということで、つまり、「新規事業のテーマそのものに対する必然」はある一定確率で上手く行かない、という事です。(たまたま大きなマーケットを見ていれば上手く行くでしょう。)

私は、新規事業や起業で成功するために最も必要な素養は、「プロセスを楽しめること」だと思います。

もう少し拡げて考えると、新規事業や起業だけでなく、困難なことへのチャレンジ全てに当てはまることではないでしょうか。
例えば、今、日本代表としてワールドカップに出ている本田選手は、小さい頃からの夢でセリエAで10番を着ける、ワールドカップに出る、など高い目標を掲げていたことで話題になりました。もちろん、目標を持ち、その夢にコミットすることは重要です。ただ、彼がここまで頑張れた理由のかなりの部分は、「サッカーをプレイするのが好き」という事では無いでしょうか。これは、野球選手であるイチロー選手や松井選手なども同じでしょう。

新規事業や起業では、様々なことに走り回ることになります。下げたくない頭も下げ、売れると思ったプランが失敗し、それでも前に走り続ける必要があります。そのプロセスを楽しめるかどうか。失敗も含めて、「失敗が経験になった」と喜べるかどうか。
結局、そんな素養が必要なのでは無いでしょうか。

新規事業の立ち上げ屋やシリアルアントレプレナーといわれる人たちは、このプロセスそのものが好きだから何度も何度もチャレンジする、そして経験が溜まって成功率が高くなる、ということなのだと思います。



なお、シナプスでは、このプロセスを楽しむ術を知っている新規事業のリーダー 伊藤羊一氏をお招きして、講演会を行います。ご興味のある方はご参加くださいませ。
家弓正彦の仕事塾「新規事業におけるリーダーシップ」 http://www.cyber-synapse.com/mkay/140724/?mblog
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