シナプス後藤です。
TED(※)でマルコム・グラッドウェル氏がプレゼンテーションをしているのを見ました。
TED Talks:マルコム・グラッドウェル、パスタソースと幸せについて
(動画:17分34秒)
マルコム・グラッドウェル氏と言えば、最近では「天才!」でしょうか。
個人的には、ティッピングポイントを説明した「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」が良書だと思います。イノベーター理論と一緒に読むとより味わい深いですね。
そのマルコム・グラッドウェル氏がプレゼンテーションをしています。
まさか、こんな髪型だったとは。(笑)
氏は、ジャーナリストではありますが、著書は経営学者が書くものと同様とても説得力があり面白いと思います。
その彼が語っているのがセグメンテーションの概念です。
彼は、ハワード・モスコウィッツが発見した食品業界におけるセグメンテーションを説明します。
まずは、ハワードが体験したペプシからの依頼です。ペプシがダイエットペプシの適切な甘さを決めるためにハワードは甘さを変えたダイエットペプシをユーザテストし、その結果を確認したのです。すると、出てきたのは「バラバラ」の結果です。そして、彼は気付きます。
※日本語訳出典:読むTED http://ted.babblebuzz.com
つまり、様々なセグメントのユーザがこのテストの中には存在し、結果的に「ばらつき」が確認できたのです。
マルコム・グラッドウェル氏は言います。
つまり、これがセグメンテーションです。
ターゲティングの議論をすると、多くの場合「うちは、あらゆるユーザーに売りたいのだ」という意見が出ます。それは分かりますが、あらゆるユーザの平均点となる商品は「身震いするほどまずい」商品になってしまいます。
顧客の好みは違う、その多様性を理解し、「ため息が出るほどハッピーな」商品を世の中に提供しましょう、と。
これがセグメンテーションの考え方ですね。
20分程の動画ですが、引き込まれるプレゼンテーションでもありますので、お時間のある時にご覧ください。
※TED:Technology Entertainment Design。様々な分野の優れたプレゼンテーションが行われているグループで、インターネットでプレゼンテーションが公開されていることから最近注目されている。
wikipedia
TED日本語版ホームページ
TED(※)でマルコム・グラッドウェル氏がプレゼンテーションをしているのを見ました。
TED Talks:マルコム・グラッドウェル、パスタソースと幸せについて
(動画:17分34秒)
マルコム・グラッドウェル氏と言えば、最近では「天才!」でしょうか。
個人的には、ティッピングポイントを説明した「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」が良書だと思います。イノベーター理論と一緒に読むとより味わい深いですね。
そのマルコム・グラッドウェル氏がプレゼンテーションをしています。
まさか、こんな髪型だったとは。(笑)
氏は、ジャーナリストではありますが、著書は経営学者が書くものと同様とても説得力があり面白いと思います。
その彼が語っているのがセグメンテーションの概念です。
彼は、ハワード・モスコウィッツが発見した食品業界におけるセグメンテーションを説明します。
まずは、ハワードが体験したペプシからの依頼です。ペプシがダイエットペプシの適切な甘さを決めるためにハワードは甘さを変えたダイエットペプシをユーザテストし、その結果を確認したのです。すると、出てきたのは「バラバラ」の結果です。そして、彼は気付きます。
完璧なペプシを探していたのですが 本当は完璧なペプシ”達”を探すべきだったのです。
※日本語訳出典:読むTED http://ted.babblebuzz.com
つまり、様々なセグメントのユーザがこのテストの中には存在し、結果的に「ばらつき」が確認できたのです。
マルコム・グラッドウェル氏は言います。
私がコーヒーのブランドを作るように依頼されたとしましょう。
コーヒーの種類、入れ方など...全員の好みに合うコーヒーです。 そのコーヒーに評価を付けてもらうと 平均点は100点満点で60点くらいになるでしょう しかし、もしいくつかのグループに分けても良いのなら 3つか4つのコーヒーグループですね そして、各グループの好みにあわせてコーヒーを作ったとします。 評価は60点から75〜78点に上がるでしょう 60点と78点のコーヒーの違いは 身震いする程まずいコーヒーと ため息が出る程ハッピーなコーヒー程大きいのです。
つまり、これがセグメンテーションです。
ターゲティングの議論をすると、多くの場合「うちは、あらゆるユーザーに売りたいのだ」という意見が出ます。それは分かりますが、あらゆるユーザの平均点となる商品は「身震いするほどまずい」商品になってしまいます。
顧客の好みは違う、その多様性を理解し、「ため息が出るほどハッピーな」商品を世の中に提供しましょう、と。
これがセグメンテーションの考え方ですね。
20分程の動画ですが、引き込まれるプレゼンテーションでもありますので、お時間のある時にご覧ください。
※TED:Technology Entertainment Design。様々な分野の優れたプレゼンテーションが行われているグループで、インターネットでプレゼンテーションが公開されていることから最近注目されている。
wikipedia
TED日本語版ホームページ