シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ

株式会社シナプスの公式ブログサイトです。 シナプス・マーケティングカレッジ情報を始め、 講師陣のブログなども転載して参ります!

個人ブログ:名和田

今、この人に聞く「スタイルアーバン六本木」主催:武田まり子様

今月は、六本木で姿勢レッスンスタジオ「スタイルアーバン六本木」
を主宰されている 姿勢コンサルタント 武田まり子(たけだ まりこ)
氏を迎え、お話を聞いていきたいと思います。

▼テーマ:『見せる姿勢づくりで脱競争市場」
 http://www.styleurban.com/

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●武田まり子(たけだ まりこ)氏

●プロフィール
通勤、職場でできる骨格矯正プログラムをオリジナル開発。
ヒールでできる骨格矯正ウォーキングの第一人者として話題となり
anan、oggiなどの雑誌やTV(本年めざましテレビ、とくダネ!)
などでも紹介される。
美しい姿勢を作る為のスタジオスタイルアーバン六本木を運営。
スタジオレッスンだけでなく、個人向けセミナーや企業研修など、
幅広く活動。

OSK日本歌劇団出身。
著書に「夢をかなえる姿勢術」(サンクチュアリ出版)。
All About 【For F】ウェブコラムニス知性派美人Diary
にて「姿勢美人プロジェクト」執筆中
女性キャリアデザイン協会 理事。

◆インタビュー◆──────────────────────────

【名和田】
まり子先生とは、早いもので2年くらいのお付き合いになりますね。
以前、私の書籍でも取材させて頂いたことが有りますが、今回は
スタジオスタイルアーバン中心にお聞きしていきたいと思います。

最近は、めざましTVを始め、TV・雑誌などのメディアへの露出も
頻繁ですよね!
まず、現在の活動内容を簡単にご説明いただけますか?

【武田】
おかげさまで、取材依頼なども頻繁になって参りました(笑)
基本的には、“魅せる姿勢づくり”をコンセプトとした「スタイル
アーバン六本木」というスタジオを中心に指導活動をしております。

ここでは、「姿勢美人コース」を短期集中(2ヶ月)で成果を出します。
背中美人コース、美尻コースなどに分かれて魅せる姿勢つくりをしてい
きます。
また、理論と実践で学んだことを継続するためのプログラムも用意して
います。
具体的には、姿勢がよくなる3つのダンスレッスンと3つのボディメイク
レッスンです。これらのアプローチで美と健康をサポートしております。

【名和田】
そもそもスタジオ(スタイルアーバン)を立ち上げたきっかけというのは?

【武田】
一見綺麗に見える人、美しい人ほど姿勢の悪さが目立ちます。
立ち方、歩き方1つで見え方って変わって来るんですよね。
そんな人達をサポートしたい!つまり、「美しい人をより美しくしたい!」
と思ったのがきっかけですね。
「ここにくるとキレイになれる!」そんなスタジオを目指し開設しました。

【名和田】
確かに、まり子先生は姿勢がとても美しいですもんね!
ところで、この業界は、不況の影響などはどうですか?

【武田】
そうですね〜、景気の浮き沈みにあまり関係しているようには
思えませんね。

特に女性ターゲットですので、「美・健康」などに
対する意識は、景気に関係なく常に高いですね。
またそこにかけるお金も一定程度存在しているように感じます。

【名和田】
なるほど。多少は削られている部分も有るかもしれませんが、
基本的には、その市場は安定感が有る需要なのかもしれませんね。

ちなみに、競合というのはどの辺りが対象となるのでしょうか?
店舗型ですので、特に明確に有ると思いますが・・・。

【武田】
ハイ。やはりダンススタジオが競合になるかと思います。
具体的にはサルサ、タンゴ、ポールダンスのスタジオが近隣にありますね。
ただ、顧客の奪い合いという印象は持っていません。
それぞれが特徴をもって存在しているように感じます。

【名和田】
ほぅ。競合はスポーツクラブやヨガスタジオなどのイメージが強いですが、
ダンス系なんですね。
でも、それぞれが特徴を持ち共存しているというのはいいですね。
まさに脱競争市場といった感じですね。

ちなみに他社とは違う特徴・強みというのは何なんでしょうか?

【武田】
「魅せる姿勢づくり」にフォーカスした実践レッスンを用意している
ことですね。
また、そのためか、雑誌の取材やTV出演の依頼が多いのも特徴です。

単なるダンスレッスンスタジオでもなく、整体でもなく、美容系サロン
でもない、独自にオリジナル開発したメソッドで身体を動かす・・・
この辺りが、指示されている理由かと認識してます。

また、訪れて頂いた方には、是非この大切さを感じていただきたい
と思いますね。

【名和田】
特に支持があるお客さんというか、
利用する会員さんはどんな人たちですか?

【武田】
やはり、忙しく働くキャリアウーマンですね。
忙しい人、美しい人っていうのは自分磨きの意識の高さを感じます。
毎日が充実している人は、仕事はもちろん、
習い事、ブラッシュアップに自己投資してるんですね。

【名和田】
そうかもしれませんね。
集客方法・営業活動はどのようなことをされているんですか?

【武田】
こちらからの営業活動ではありませんが、雑誌やテレビなどに数多く
取り上げていただいています。

あと、webではコラムニストしてオールアバウトで書かせて頂いたりも
してますので、この辺りも集客に繋がってますね。

また参加者の満足度を上げるためでもありますが、
定期的にパーティーを行っています。ここでクチコミが広がっています。
これも効果的と言えるかも知れません。

その他、SEO対策はそれなりに実施しています。

【名和田】
お〜う、パーティーですか!
これって、結構集客型ビジネスにとっては有効なんですよね。
お客さんとの距離感を縮められ、ファン化を促進させますからね。
この辺りも競合にはない、強みなのかも知れませんね。

それでは、今後の課題と展望についてお聞かせください。

【武田】
メディアや媒体の露出が多いうちにたくさんの方に情報発信していき、
姿勢の大切さを伝えていきたいですね。

「凛!と生きる」
・・・の実践ですね。

それと6月より魅せる姿勢づくり「スタイルアーバン六本木」
がリニューアルします!
“2ヶ月で変化できる!コース仕立て”にしていきますので
目的をもってキレイを目指しに来て下さい。
お待ちしております。

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

武田さんのもう1つの顔は、長野県で子供たちにバレーを教える
先生でもある。
彼女のレッスンは、やさしさと厳しさを持ち合わせるスタイルで
子供から大人まで、多くの人たちに支持されている。
やはり、本人の何よりもダンスが好き、
ここで得た経験を多くの人たちに伝えていきたい!
・・・この思いが競合とは一線を画す強みにもなっているのだろう。

                       (by nawata)
◆名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とする
マーケティング戦略コンサルタント。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)
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今この人に聞く:『これが本物の戦略PR!その1人が30万人を動かす!』

今月は、インフルエンサー・マーケティングを専門とする戦略PR会社
ブルーカレント・ジャパン株式会社 代表取締役社長 『本田哲也』氏
を迎え、お話を聞いていきたいと思います。

▼テーマ:『これが本物の戦略PR!その1人が30万人を動かす!』

http://www.bluecurrentprjapan.com/

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●本田 哲也(ほんだ てつや)氏

1970年生まれ。セガの海外事業部を経て1999年、世界最大規模のPR会社
フライシュマン・ヒラードの日本法人に入社。
2004年より同社バイスプレジデント。
2006年8月「ブルーカレント・ジャパン」の設立に伴い、同社代表に就任。
国内外の大手製薬企業、生活用品メーカー、エンターテイメント企業など
を対象に、インフルエンサー・マーケティング・プログラムの策定・実施、
コンサルティング実績多数。
月刊PRIR(宣伝会議)主催「PRコンサルタントオブザイヤー2005」
優秀賞を受賞。

【出版書籍】
「その1人が30万人を動かす!影響力を味方につけるインフルエンサー・
 マーケティング」(東洋経済新報社)
「戦略PR 空気をつくる。世論で売る。」(アスキー・メディアワークス)
「オバマ現象のカラクリ 共感の戦略コミュニケーション」
(アスキー・メディアワークス) 他・・・韓国版など多数

◆インタビュー◆──────────────────────────

【名和田】
 ご無沙汰してます。益々のご活躍ぶりですね。
 さっそくですが「ブルーカレント」という会社の成り立ちと業務内容に
 ついてお聞かせ下さい。

【本田】
 どうもご無沙汰してます。おかげさまで、あちこち飛び回ってます(笑)
 まず、ブルーカレント・ジャパンですが、この会社は、インフルエンサー・
 マーケティングを専門とする戦略PR会社として2006年8月に設立され
 ました。

 マスメディアPRからCGM(日本最大のブロガークチコミネットワーク)まで、
 一括して第三者を巻き込み、消費者を動かすことができる会社です。

 また米オムニコムグループの一員として、世界的なグループネットワーク 
 が 有するリソースを提供することが可能です。

【名和田】
 なるほど。何となく米国の最先端的なイメージがある会社ですよね。
 知らない人の為に、インフルエンサーマーケティングについても教えて
 ください。
 
【本田】
 わかりました。
 例えば同じ商品カテゴリーなのに、なぜ「売れるもの」と「売れないもの」
 が生まれると思いますか?

 「商品力」の差? それとも「宣伝力」の差? 

 もちろん、それもあるでしょう。
 しかし、です。ネットの進化により情報洪水が起こり、消費者が疑い深く
 なり、広告がスルーされてしまうようになった現代。成功と失敗の格差は、
 商品力や宣伝力だけでは説明できませんよね。
 では、いったい何がこの時代の成否を分けると思います?

【名和田】
 ・・・・・・・何でしょうね?

【本田】
 いいですか。その答えは、その商品が売れるための『空気』ができているか
 どうかということなのです。

 商品を売るためにつくり出したい空気。
 そんな空気をつくって、売り上げにつなげる手法。

 それが「戦略PR」という考え方であり、インフルエンサー・マーケティング
 のノウハウなのです。

【名和田】
 ほう。『空気』・・ですか。
 そういわれてみれば、今の世の中確かに「空気」というのは有るかも知れま
 せんね。

【本田】
 爆発的な情報量に囲まれた消費者は、次第に、企業の一方的な情報発信より
 も、信頼できる第三者からの情報やクチコミを頼りに購買行動を起こすよう
 になってきました。
 また、消費者と企業の距離がこれまでになく近づいてきたこの時代では、
 「消費者とどう向き合うか?」「何をメディアとして捉えるか?」に新しい
 発想を持つことが成功へのカギです。

 その新しい発想が「インフルエンサー」――つまり、消費行動に影響を与え
 る専門性 やカリスマ性を持った人たち――であり、私達ブルーカレント・
 ジャパンは、そのインフルエンサーをマーケティングに活用する戦略PRの
 専門集団というわけです。

【名和田】
 非常にわかりやすいご説明有難うござます。
 では、その具体的な事例についてもお聞かせ下さい。

【本田】
 事例は色々有りますが、最新の成功事例としては「USJ」のケースが 
 有ります。
 
 テーマパーク側の依頼は、夏休みに来るお客さんを増やしてほしいという
 ものでした。「数あるレジャーの中からテーマパークを選ぶ。その決定的
 な理由となるものをPRしていきたい」

 ・・・そんな依頼だったのですが、私達が考えたのは「絆(きずな)」
 というキーワードでした。テーマパークのお客さんには、アトラクション
 を楽しむだけでなく、お互いの関係を深めたいという思いがあると考えた
 からです。

 「テーマパークにいくと絆が深まる」
 
 というデータを発信できれば大きな話題になると考えました。
 まず行ったのは、「絆」についての意識調査。
 およそ3000人を対象に行った結果、「家族で絆が築けている」と自信を
 持って答えた人は3割未満。そして、今よりも絆を深めたいと考えている
 人がなんと8割以上もいることがわかりました。
 
 そこで、テーマパークで絆が深まるということをどうやって実証できるか
 と考えて着目したのが、脳科学の分野でした・・・。

 ※詳しくは、是非こちらのサイト↓をご覧ください。
 http://www.nhk.or.jp/10min/joho/ja/frame.html?0&09&59

 このケースは、今月アジア太平洋全域の「アジアPRアワード」を受賞し
 ました。

【名和田】
 このキーワード探しがある意味肝なんでしょうね。
 それとこれは、仕掛ける側の立場での話しですが、やはりインフルエンサー
 マーケティングの最大の魅力は「わかりやすさ」に有りますよね。
 正直、この情報が溢れる社会においてのプロモーションは、絶対にわかり
 やすさは重要ですからね。

 しかし、アジア太平洋全域の「アジアPRアワード」ですか?
 それは凄いですね。おめでとうございます!

【本田】
 有難うございます。
 確かにわかりやすさは有りますね。

【名和田】
 そのインフルエンサー・マーケティングを導入するに当たり、
 向き・不向きの企業、あるいは条件などは有りますか?
 
 例えば、短期に成果を求めるのは不向き?
 
【本田】
 広告キャンペーンのように、あまりに短期的に売上向上を期待すると
 失敗します。
 やはり、半年から1年をかけてじわりじわりと効果が出るものです。
 むしろ、そうやって土壌をつくった上で、広告やプロモーションで刈り
 取っていくことで効果を発揮します。

【名和田】
 予算はどうでしょう?
 やはり、低予算では難しい?

【本田】
 広告枠を買うのではなく、第三者を「巻き込む」手法ですから、例えばテレビ
 CMのように何億もかかるものではありません。
 通常のマーケティング予算の基準から言えば、費用対効果は高いといえます。
 なので低予算でも大きな成功をあげれる可能性は大いにあります。
 
 とはいえ、インフルエンサーを巻き込む為に、様々な仕掛けは必要になりま
 す。その為の予算は必要ですから、余りに低予算では難しい場合もあります。

【名和田】
 私なんかの立場からすると、中小零細企業でも実施は可能か?ということに
 非常に関心が有りますが・・・その辺りはいかがでしょう?

【本田】
 「大きな予算ありき」ではありません。また、会社や商品の知名度が重要か
 と言うとそうでもありません。
 知られていなくとも、話題性が工夫できたり、また社会にとって意味のある
 ような商品やサービスであれば、たとえ中小企業でも充分に実施が可能です。

 企業の大小の問題とはいえないでしょうね。
 むしろ、全く差別化もできず、深い開発思想もなく生まれてしまったような
 商品やサービスの場合は、大企業でも中小企業でも難しいと思います。

【名和田】
 そうですか。
 是非、低予算、中小零細企業向けというプログラムの開発に期待します。

 話題を変えますが、今は「戦略PRブーム」といった風潮もあります。
 これについてお聞かせ下さい。
 
【本田】
「戦略PRブーム」については、私自身も自著などでそれを広めた
 張本人であり、PRに従事する人間としてうれしくも思います。
 しかし、正しい認識が欠如したり、「戦略PR万能論」のような過剰な
 期待が高まったりすることは、非常にリスキーだと感じています。
 
 そもそもPRは、広告のように広告枠を買わないで、第三者に情報を
 発信してもらうことで信頼性を担保する代わりに、コントロールできない
 という弱点があります。ウラを返せば、広告は企業発の情報発信なので
 「言いたいことを言いたい時に言える」という強みがあります。  
 
 このような特徴を忘れないでください。
 「PRはコントロールできないもの」という前提で、何らかの理由で
 思った通りにならなかった場合も想定しておかなくてはなりません。

【名和田】
 確かにそのような捉え方をされてしまっている部分も有りますね。
 
【本田】
 残念ですが、PR会社自体が誤解を招く売り込み方をしてしまっている
 ケースも実情としてありますからね。
 本来の戦略PRの役割は「空気をつくって消費者に気づきを与える」
 ということが主であり、それだけで消費者が購買行動を起こすものでは
 ありません。
 
 「空気」という名の情報環境をPRで創出した後で、広告や店頭の施策が
 連動し、それを購買行動に結び付けることで「刈り取り」が行われるわけ
 です。

 こうした認識を忘れ、「とにかく戦略PRで突破しよう」などとなって
 しまうと、マーケティングとして失敗するばかりか、せっかく根付こう
 としているPRが「一過性のブーム」で終わってしまいます。

 ブームに踊らされず、マーケッターは本来の目的―「消費者を動かす」
 ことにフォーカスしなければなりません。
 さらに、全体シナリオの中で戦略PRが有効かどうかの判断と、
 その特性を理解したうえでの導入・展開が求められるのです。

【名和田】
 おっしゃるとおりです。
 最後に貴社のビジョン、目指す立ち位置など
 今後の展望についてお聞かせ下さい。
 

【本田】
 実は2010年以降のビジョンが2つあります。

1.今年から始まった「戦略PR」のブームを一過性のものとせず、
  日本のマーケティングに定着するよう、もっと実績をつくる!

2.いよいよ日本のメーカーも本当の意味でグローバルにマーケティングを
  展開するケースが増えていきます。
  日本国内での実績のみならず、弊社の本当の強みは、戦略にもとづいた
  実施をグローバルで展開できることにあります。
  日本発のグローバルPRのサポートをすることで、
  日本企業の力になりたいと思います!

【名和田】
 世界へ向けたPR会社として今後も頑張ってください。

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

確かに今は広告が効かなくなったと言われ、戦略PRがブームと
なっている節がある。
しかし、真の戦略PRを理解せず、小手先だけの手法に走れば、
手痛いしっぺ返しに合うことも事実だろう。
本田さんの話は、業界第一人者としての重みを感じた。
                       (by nawata)
◆ 名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とするマー
ケティング・コンサルティングプランナー。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)

今、この人に聞く!:株式会社ディープブルース マーケティング事業部 山本 喜昭氏

今月は、総合広告制作会社「株式会社ディープブルース」執行役員:
マーケティング事業部 ストラテジックプロデューサー:山本 喜昭
(やまもと よしあき)氏を迎え、お話を聞いていきたいと思います。

▼テーマ:『広告会社は即刻変化に対応を!?』

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●山本 喜昭(やまもと よしあき)氏

http://www.deepblues.co.jp/sted

1971/4/7京都生まれ。
インテリア商社営業を経験後、ファッションエージェンシーマネージャーへ。
その後アートスクール研究生を経て、総合広告制作会社deepbluesに参画。
映像ディレクション、プロデュースからはじまり、WEBプロデュース、
デジタルコンテンツプロデュースを経てマーケティングの世界へ入る。
現在は、deepbluesストラテジック事業部ストラテジックプロデューサー、
コミュニケーションデザイナーとして様々なクライアントの
マーケティング戦略を立案。

◆インタビュー◆──────────────────────────

【名和田】
この不況下で、どの業界も大変厳しい状況が続いておりますが、その中でも
広告業界は特に厳しい状況であるという声が聞こえてきます。

【山本】
おっしゃる通り、業界的にはかつて無いほどの厳しい状況に晒されています。
各社が特色を持ち、存在感を示さねば生き残ることが難しい状況にあること
は間違いないでしょう。

【名和田】
その様な業界の中で、貴社はどのような会社なのでしょか?

【山本】
マーケティング戦略、コミュニケーションデザインから映像、イベント、
WEB、グラフィック、音楽制作をする総合広告制作会社です。

企業の戦略策定からクリエイティブ制作までマーケティングの川上から川下
までをカバーできることが強みでしょうか。

【名和田】
よく広告の分野では、代理店や制作会社の業務範囲や請負う範疇などが棲み
分けされてますが、貴社に関しては川上の戦略から、川下の制作までを全て
一気通貫に提供できるというわけですね。

【山本】
その通りです。
戦略とクリエイティブなどのアウトプットがチグハグにならない、
全て整合性の取れた提案をすることが可能ということです。

【名和田】
確かに専門分野を絞り、その範囲だけをやっていくということが、
専門特化する強みとも言えますが、こと広告分野に関しては、それが戦略
と現場での乖離を生む要因にもなってますからね。

その1つとしても言えるかも知れませんが、マス広告が効かなくなったと
言われ続けています。

【山本】
ハイ。モノが一通り行き渡り、商品の差別化が、ちょっとしたデザインや
機能の違いだけで大量生産し、広告を画一的に大量投下すれば、生活者に
情報が届き、モノが売れるという時代は終わったということは言うまでも
ありません。

ただ一方で、インターネットを代表としたメディアの変化に加え、生活者
の消費行動の変化など、広告というビジネス自体のパラダイムが劇的に変化
してきているため、単にマス広告の終焉だけでは語れない時代に入っている
とも言えます。

【名和田】
つまり、マス広告だけが効かないわけではないと?

【山本】
そうです。要は1人ひとりに向けたコミュニケーションが主流になりつつ
ある中で、いかに「個」を捉えていくかの問題でもあります。

しかし、これは大企業に限らず、中小企業にとっても、よりマーケティング
が重要になって来たことを意味しています。
今は逆にそれがやりやすい時代になってきたともいえます。

【名和田】
確かにそれは言えますね。
そこで、クロスメディアという考え方がここ何年かで業界では急速にいわれ
続けてますが、まずクロスメディアの意味とそれについての貴社の取組みに
ついてお聞かせ下さい。

【山本】
生活者が接する情報量がここ10年間で410倍になったといわれています。
テレビや新聞の他、CATV、ゲーム、携帯電話、デジタルサイネージ、インタ
ーネット等々、生活者が接するメディアやデバイスは、其の個人の趣味趣向
によって様々です。

前述のマーケティング環境の変化もあいまって、一律に大量のメッセージを
発信してもターゲットに届かなくなっています。

重要なのは、商品やサービスのターゲット特性を分析して、彼らの行動にあ
ったコンタクトポイントに的確なコミュニケーションを構築することです。
これらのコミュニケーションをデザインするマーケティングをクロスメディ
アマーケティングといいます。
(解釈は人によって様々ですが。。)

弊社でも約3年ほど前からマーケティング事業をはじめています。
マーケティング戦略の策定から実制作までをカバーできる、つまり企業の
課題解決のwhatからhowまでをカバーできる体制創りをしています。

【名和田】
なるほど。貴社は、いち早くこの状況の変化に対応した会社と言えますが、
今後広告会社や制作会社が取組まねばならないことはどのようなことでし
ょうか?

【山本】
今までの手法にしがみつくことなく、クライアント本意の施策を提案できる
ことかが生き残りの鍵になると思います。

【名和田】
そうした中、これからの業界で求められる人材というのは?

【山本】
これからは、コミュニケーションデザイナーがマスマーケティング全盛時代
のCMプランナーやコピーライターのような花形になるのではないでしょうか。

企業のマネジメント要素の知識から、マーケティングのスキル、クリエイテ
ィブ能力、各種テクノロジーツールの知識など総合的なスキルが求められる
かと思います。

【名和田】
ほう。それはかなりハードルが高そうですが、これまでの感覚値や感性だけ
でなく、より現実的な事業能力も求められるわけですね。

では、今後の貴社の展望をお聞かせ下さい。

【山本】
今までのナショナルクライアントのマーケティングはもとより、さらに日本
経済のこれからの原動力となる全国の中小企業をターゲットに、マーケティ
ング事業を展開して行く予定です。

クライアントにとって費用対効果の高い戦略の立案とクリエイティブの制作
をより多くの企業にご提供していきます。
今後の展開は随時ホームページでリリースしていきますので、是非チェック
して見て下さい。

http://www.deepblues.co.jp/sted

【名和田】
全国の中小企業ですか。素晴らしいですね。
最後に山本さん個人としての今後の展望をお聞かせ下さい。

【山本】
コミュニケーションデザインやマーケティングストラテジーの能力を磨き、
おもしろい世の中を創っていきたいと思います。
宜しくお願いします。

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

今広告業界に携わる企業は、本当に厳しい戦いを繰り広げている。
まさに生き残りを掛けたサバイバルである。
何も手を打っていない企業は、この3年以内にかなり淘汰されて
行くのではないだろうか?
山本氏の言うとおり、今までの手法にしがみつくだけでは、
間違いなく通用しないだろう。

マーケティング戦略、コミュニケーションデザインから映像、
イベント、WEB、グラフィック、音楽制作・・・。
総合広告制作会社を謳うディープブルースという会社が、
今後この業界に何を投げかけていくのか?
注目していきたいと思います。
                       (by nawata)
◆ 名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とするマー
ケティング・コンサルティングプランナー。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書:『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)
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今この人に聞く!おおきに研究所 代表:上野裕司 氏 

ブログネタ
マーケティング に参加中!
今月は、社長直属“人事戦略部”として活動している人事戦略マネジメン
トの『おおきに研究所』 代表『上野 裕司』氏をお迎えし、お話を聞い
ていきたいと思います。

▼テーマ:「“和”のある経営を目指して・・・」

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●上野 裕司(うえの ゆうじ)氏

1964年 兵庫県生まれ。。
実家(スーパー)の家業を手伝いながら、事業拡大と顧客拡大に関心を持
つ。その反面、世界情勢に強い関心をもち、特に飢餓問題を通して自分の
生き方を見直すこととなる。
思いを具体的にしたく実家を出て、新聞奨学生として働きながら栄養士の
資格を取得。「生と死」「生きるために食う」を研究テーマとして、食品
会社に就職。
その後、医療施設専門マネジメント会社に入社、8年間の在籍において
独自の人材マネージメント手法を確立し、医療スタッフ、専門スタッフの
サービス(付加価値)創造支援を展開、医療施設のサービスマネジメント
を精力的に行う。
また、ソフトウェア会社において、人事ソリューションシステムの開発に
関わり、普及と活用支援を行う。
2003年独立、起業。 

◆インタビュー◆────────────────────────

【名和田】
上野さんは、様々な業界経験がお有りですが、独立の経緯や動機につい
てお聞かせ頂けますか?


【上野】
ハイ。おっしゃる通り、食品製造販売、医療機関サービスマネジメント、
IT関連開発会社と様々な業界を経験してきましたが、携わってきた内容
は業務改善を通しての人材育成であり、お客様の運用支援でありました。

独立に際しては、「感謝」をテーマの前面に出し、もっと専門的にかつ徹
底したサポートを目的に独自に取り組みたいと思ったことが、きっかけで
2003年に独立しました。


【名和田】
それが、「思い」が「感動」となり「感謝」する人を支援するという理念
を掲げる『おおきに研究所』ということですね。


【上野】
その通りです。


【名和田】
現在の活動内容について、具体的に教えて頂けますか?


【上野】
「感謝」を育む組織づくりをテーマに、企業様の社員行動の具現化を目的
にもって、人事制度全般の構築と運用マネジメントを行っています。

また、教育体系の構築から評価システム、人事制度の構築と運用支援を行
い、要望に応じて様々な研修内容を開発し、社員の行動化(コンピテンシ
ー)と組織の活性化を目的にもって、企業研修なども提供しています。


【名和田】
コンピテンシーという言葉はよく耳にしますが、そもそもどのような考え
方なのでしょうか?


【上野】
簡潔にお話しますと、コンピテンシーとは「仕事のできる人の行動特性」
です。

成果を上げている人、仕事ができる人は共通した行動特性を持っています。
その行動特性を紐解くために、潜在的な要因(なぜ、その行動を行ったの
かなどの理由、意識など)を探りながら、具体的な行動を引き出し、活用
する手法です。

成果を達成するまでのストーリーを描ける具体的な行動と言っても良いか
と思います。


【名和田】
なるほど。「仕事のできる人の行動特性」ですか。
それともう1つ、ホスピタリティ経営についても教えて下さい。 


【上野】
ホスピタリティ経営とは、「企業の経営活動において、関わる人、物、
(自然)環境など、あらゆる相互関係性の中で、幸福感(wellbeing)
という付加価値を創出する」ことである。と、表現しています。

経営も生命活動の一つであり、より良く生き続けることに目的を持って
いるのは、生き物の生命活動と同じです。
企業も含め全ての生き物は、相互関係なくして存続が出来ず、存続する
ためには、幸せでありたいと思うものです。

また、ホスピタリティの本質は、幸せであるための付加価値を創造する
ことにあります。
もっと簡単にいえば、社員やお客様、社会に対して喜ばれる経営を行う
ための手法ということでしょうか。


【名和田】
経営も生き物ということですね。
確かに企業にもライフサイクルは存在し、生かし続ける為に経営者を始
め、関与者は皆必死ですからね。
その本質もおっしゃる通り、最終的には皆が幸せになる為といっても過
言ではないと思います。

話は変わりますが、「おおきに研究所」が考える人材育成のもっとも大
切な視点とは何でしょうか?


【上野】
日本型経営を中心に考えていますが、組織やチームを意識することを大
切な視点にしています。
日本文化でもあり、日本人の強みが「和」であり、それは組織力だと思
います。

優れた能力を持った人材を育成することも重要ですが、仮にそうでない
人材を活かすためには、その人材が持っている力を複数の形で総力する
ことで、足し算を超えた「和」として結果をだすことが出来ます。
その力が今の日本を支えてきたとも言えるでしょう。


【名和田】
「和」・・・ですか。確かに、欧米型の成果主義に疲れ切ったビジネス
パーソンにとって、「和」という言葉の持つ意味は深く響く気がしますね。
それは、決して馴れ合いという意味ではなく・・・。

では、上野さんが、ホスピタリティ経営などを推進する上での現状の課題
は何でしょうか?


【上野】
今まで様々な企業様と出会ってきましたが、多くの方々は、自分自身を知
らないものです。
また、他人と自分とは違いがあることも理解できていないケースがほとん
どです。

ですから、ホスピタリティだけでなく、全てにおいて、自分を知り、自分
と他人とには違いがあることを、まずは知って頂きたいです。
逆に言うと、そこから全てが始まります。
その上で交わり、共有することの大切さを広めています。

地道な活動なので、共感者、協力者を増やして行きたいですね。


【名和田】
大変地道な活動では有りますが、大切なことですよね。

その活動の一環とも言えるのかも知れませんが、勉強会を始め、セミナー
なども開催されてますよね?
それぞれの活動内容についても教えて下さい。

【上野】
おっしゃる通り、共感者、協力者を増やしていくための1つの手段として、、
実践できる手法やノウハウを勉強会・セミナーという形で公開しています。

具体的には、
「企業独自に作成できるコンピテンシーのつくり方」や
「ホスピタリティ経営の手順」、「成長と発展のための人事制度」など、
不定期ではありますが勉強会を行っています。
お問い合わせによって、個別指導も行っていますよ。


【名和田】
その辺りの地道な活動が、後々ジワジワと聞いてくるんですよね(笑)
是非、続けて頂きたいと思います。

それと、上野さんは、『商売十訓』という教えを大事にされてるそうで
すが、こちらについてもご説明頂けますでしょうか?


【上野】
ハイ、喜んで!
商売十訓とは、昭和三十六年二月に「商業界ゼミナール」にて商業界主
幹の倉本長治先生が発表された遺訓です。

その内容は、正に商人の姿勢について、その基本的な在り方、商売人た
るための心得を示しています。

一 損得より先きに善悪を考えよう
二 創意を尊びつつ良い事は真似ろ
三 お客に有利な商いを毎日続けよ
四 愛と真実で適正利潤を確保せよ
五 欠損は社会の為にも不善と悟れ
六 お互いに知恵と力を合せて働け
七 店の発展を社会の幸福と信ぜよ
八 公正で公平な社会的活動を行え
九 文化のために経営を合理化せよ
十 正しく生きる商人に誇りをもて

・・・以上が十訓です。

【名和田】
いつぐらいから、上野さんは意識して使われてるんですか?


【上野】
私が、この『商売十訓』にはじめて出会ったのは、もう二十年も前の事
です。
私の実家となる本家の壁に貼られた一枚の古ぼけた紙でした。

本家は、兵庫県川西市にあって、和菓子の製造販売を営んでいます。
屋号は、「上政(うえまさ)」 http://www.uemasa.co.jp/
清和源氏発祥の地で、創業百十余年の古い和菓子屋です。

私が、社会人になってからの里帰りの際に、その古ぼけた紙に書かれた
『商売十訓』の内容に衝撃を感じたことを今も覚えています。

それまでの社会では教わった事のない深い意味を感じました。
当時、本家の大将である伯父に聞いてみると、倉本長治先生のことを
話してくれました。
その伯父は、若い頃「商業界」の研修会に参加した際、箱根での温泉で、
気安く伯父の背中を流してくれた人がいたそうです。
その人が倉本長治先生であったと、後で知り驚いたと聞きました。

私が『商売十訓』と出会ってから二十年経ちますが、時代の時々で様々
なことを考えさせられ、判断の基準にもなり指針にもなっています。
正に私のビジネスの原点がここにあると言えますね。
実は、この『商売十訓コンピテンシー』の作成にも取り組みましたので、
ぜひ、多くの方に知って頂き、活用してもらいたいと思いますね。


【名和田】
まさにその発想は、近江商人の家訓として知られる「買い手良し、世間
良し、売り手良し」の「三方良し」と同じですね。

それでは最後に、上野さんの今後の展望についてお聞かせ下さい。


【上野】
世界は、様々な思いでうごめいています。
一人ひとりの力では、世界に対して小さな活動にしかならないかも知れ
ませんが、日本の「和」の力は、世界を変えることが出来ます。

ホスピタリティは、日本から世界へ発信するメッセージになることでし
ょう。
私は、それを信じ、今後も地道に活動を続けてまいりたいと思います。


【名和田】
本日は、有難うございました。
また、今回上野さんから素敵なプレゼントのお知らせを頂いております。

先ほど話しに有りました「商売十訓コンピテンシー」BOOKを抽選で
5名様にプレゼントして頂けるそうです。
奮ってご応募下さい!

☆ご希望の方は・・・
メール件名にて、「商売十訓コンピテンシー」BOOK希望と明記の上、
下記アドレス宛までご連絡下さい。
⇒ compe@mokk.jp (おおきに研究所 上野裕司宛)

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

上野さんのお話しを聞いて感じた事は、日本型経営の良し悪しはと
もかく、最近の経営者の中には、こうした商売の原点的な発想が欠落
している人が多いという事実を改めて思い返しました。

金融市場主義、株主至上主義的な発想のみの「義」も「愛」のかけら
も無い経営者には是非とも学んで頂きたいと思いました。

                       (by nawata)
◆ 名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とするマー
ケティング・コンサルティングプランナー。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書:『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)
───────────────────────────────

今この人に聞く! 株式会社ココマッチ 代表取締役「川島康平」氏

今回は、Webマーケティングのプロ中のプロである、株式会社ココマッチ 
代表取締役「川島康平」氏をお迎えし、お話を聞いていきたいと思います。

▼テーマ:「Webサイトはこの差で決まる!」

【今月のゲスト】…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─

●川島 康平(かわしまこうへい)氏

大学卒業後、老舗ISP(インターネットプロバイダ)株式会社朝日ネット
に入社。テクニカルサポート、Webサポート部の部門長を歴任。
Webディレクターとして人材派遣会社に転職後、3つの自社サイトを運営。
06年1月、コンサルティング事業、セミナー事業を展開するベンチャー企
業に転職。自らもWeb制作、コンサルティング事業を立ち上げ、2年半で
40を超えるクライアントの業績向上に貢献。サラリーマンながらも2冊の
著書を出版、Web専門誌でコラムを執筆する等、独自のWebマーケティング
理論はメディアからも注目を集める。
09年3月独立。株式会社ココマッチ設立。
Web上でダイレクトマーケティングを実践する、業界最安値の高機能LPO
ツール「ココマッチLPO」をリリース。

◆インタビュー◆────────────────────────

【名和田】
まずは、川島さんのビジネスの経歴について、簡単に教えて頂けますか?

【川島】
ハイ。まず最初に入社したASAHIネット時代に得た知識をベースに、2つの
ベンチャー企業でWebサイトを運営しました。
1年間在籍した人材派遣の会社では、1日300アクセス程度のサイトを半年
で10倍にし、派遣登録者数を2,700名獲得しました。

リスティング広告費を一晩で40万円使って社長に怒られるといった失敗を
繰り返しながら、実践的なマーケティング手法を身につけることができま
したね。また、子会社でエステサロンの立ち上げを経験させていただき、
1ベッドの小さなサロンで初月600万円の売上を達成するといった成功体験
も、私自身の財産になっています。

その後、埼玉県の小さなベンチャー企業に転職したのですが、そこでは
自社サイトの運営だけではなく、Web制作サービスを展開しました。
最終的に、40社のサイトを制作したのですが、1ヶ月で1,500件のハウスリ
ストを獲得した旅行代理店、月間4件の顧問契約を獲得した税理士等、多く
の方に喜んでいただけました。


【名和田】
短期間で見事な実績を挙げられてますよね。
Webに関しての非常に豊富な経験が伺えます。

そんな中、今年3月に会社を立ち上げたとのことですが、その経緯について
も教えて頂けますか?


【川島】
もともと、独立願望はありました。できれば自分の好きなWebサイト制作や
コンサルティングで起業したいと。

しかし、Web制作業者は星の数ほどありますから、単純な価格競争に巻き込
まれないためにも、他社との差別化が必要だと感じていました。
差別化には、いくつか方法があると思いますが、私が選んだのは「私自身」
の価値を上げるということでした。


【名和田】
ほう。具体的にはどんなことをされたのですか?


【川島】
今でいう、「パーソナルブランディング」を実践してみました。
おかげ様で、サラリーマンにも関わらず2冊の本を出版したり、専門誌でコ
ラムを書いたりと、3年間で目に見える実績を積み重ねることができました。
で、「そろそろいいだろう」と思い、会社を立ち上げたわけです。


【名和田
このご時世に、中々思い切りましたね(笑)。
しかし、会社員時代に自己ブランディングが出来ていることは、非常にアド
バンテージとなりますよね。

貴社の特徴や強みはどのような部分でしょうか?


【川島】
ネットはもちろん、リアルマーケティングにも強いという点です。
業種にもよりますが、Webだけで売上UPを目指すのではなく、DMやFAX-DM、
ポスティングや折り込みチラシとの連動でWebを生かすという流れを提案で
きます。場合によっては、セミナー営業のサポートも可能ですよ。

ココマッチという社名は、「お客様個々にマッチしたサービスを提供する」
という理念からきているのですが、現在、あらゆる要望に適正価格でお応え
できるよう、アライアンスの輪を広げているところです。


【名和田】
おっしゃる通り、確かにWeb単体で切り離して考えるのではなく、リアルと
の併用がより効果を発揮するということは、私も経験上実感しています。

ココマッチという名前もかわいらしくて良いですね〜。
理念がそのまま社名になってるんですね。

ところで、「LPO」という言葉が出てきますが、これについて詳しく教えて
頂けますか?


【川島】
「LPO」とは、ランディングページ最適化の略です。
これは、訪問者が最初にアクセスするページを工夫することで、直帰率を下
げ、目的のページに誘導し、コンバージョン率を上げる手法の総称ですが、
「コレをすればOK!」という単純なものではないので、用語としては宙に浮
いてるような感じですね。

リアル店舗で言うと、SEO対策やリスティング広告は「集客」ですが、LPOは
「接客」です。いくら人を集めても、無愛想な店員さんでは売上は上がりま
せん。この重要性に気づいた会社から、どんどんLPOを推し進めているのが
現状です。

当社の「ココマッチLPO」のようなLPOツールを使うと、接客レベルはさらに
上がります。訪問者がどんな検索キーワードで訪れたのか?
どこのWebサイトから飛んできたのか?どこに住んでいるのか?
そんな条件によって、ランディングページの中身を入れ替えることができる
のです。

例えば、検索「メガネ 通販」と検索「メガネ 格安」では、訪問者が求め
ているポイントが明らかに違いますから、キーワードに連動して、一番目立
つバナー画像を自動的に入れ替えるだけでも、相当の効果が見込めるわけで
す。


【名和田】
「接客」ですか?なるほど。。。
確かに的外れな接客をされては、別の店(サイト)へ行ってしまいますね。

これは、単刀直入にお聞きしますが、川島さんから見たダメなホームページ
とはどのようなものでしょうか?


【川島】
まず、第一印象が悪いサイトです。自社サイトのデザインに自信が無い方は、
アクセス解析で直帰率を調べてみることをお勧めします。
目安として、直帰率の合格ラインは40%以下です。
この数値を大きく上回るようであれば、デザインを見直した方がいいでしょ
うね。

また、目的が明確でないサイトも頂けません。
自社商品を売りたいのか?どの商品を売りたいのか?ブランディングサイト
なのか?ハウスリストを獲りたいのか?アレもしたい、コレもしたいでは、
なかなか成果に結びつきません。


【名和田】
これは非常に共感しますね。第一印象、デザインって物凄く大事ですよね。
その会社のセンスが問われる部分でも有ります。
目的についてもおっしゃる通り、そこで一番何がしたいのか?ですね。

では、今一番サイト(ホームページ)に必要なことってなんでしょうか?


【川島】
訪問者の視点です。今後、Webマーケティングの主流はますますダイレクト
化する傾向にありますから、誰のための、何のためのサイトなのかを明確に
し、ターゲットの視点でサイトを改善していく努力が求められます。

アクセスを集めても売上が上がらないサイトは、その部分が弱いのです。
場合によっては、Webサイトを複数に分割したり、1テーマのランディングペ
ージを増殖していくといった手法を検討するといいでしょうね。


【名和田】
「訪問者の視点」ですね。これも良くわかります。

話は変わりますが、川島さんは興味深いタイトルの本を何冊か書かれてます
が、簡単にこの内容をご紹介頂けますか?


【川島】
では、順番にご紹介しますね。

『お客をつかむウェブ心理学/なぜ、このサイトをクリックしてしまうのか?』

この本は、50個の心理学用語をWebサイト制作やマーケティングに生かすノウハ
ウと知恵が詰まった1冊です。
結局、商品購入や資料請求も人間の感情的な行動ですから、心理学を知ること
が成功への近道というわけです。韓国語版が発売されたり、多くの雑誌で紹介
されるほど、画期的な内容となっています。

『1000人のマーケットで1億稼ぐ!Webマーケティングの成功法則』

これは、前職で実践していた「稼ぎ方」をありのままに書き綴りました。
ハウスリスト獲得からはじまるメールマーケティングを中心に、ブログやメル
マガといったWebメディアの活用法、セミナー主催や商業出版紹介等、ブラン
ディングやポジショニング含むマーケティングの基礎がこれ1冊で吸収できます。


【名和田】
マーケティングは、心理学との結び付きが非常に強いですし、Webに関しても
行動するのは人間ですから、そこは切り離せないということですね。
2冊とも大変興味深い内容です。是非読まさせて頂きますね。

最後に、川島さん個人と会社の今後の展開と展望についてお聞かせ下さい。


【川島】
Web業界と他業界との橋渡しとして、今後も出版は続けていきたいと思っていま
す。今も、3冊同時に話が進んでいますが、全て面白い切り口の本なので、ご期
待ください。

会社としては、LPOをキーワードに展開していきます。「ココマッチLPO」の機能
強化もそうですが、3年後に200億円市場になると予想されている「行動ターゲテ
ィング広告」にも絡んでいきたいですね。

もう1つは、Webコンサルティングの発展形であるWebマーケティング代行。
このサービスも強化していきたいと思っています。コンサルティングに比べて、
手間はかかりますが、社内にWeb担当者を置けない中小企業に喜んでいただける
サービスとして需要はあると思っています。

現在、テスト的に数社と契約している段階ですが、工数、コスト、効果を見て、
正式にリリースする予定です。

是非、期待してください!

■……………………………………………………………………………■
<インタビューを終えて>

川島さんは、さすがWebのマーケティングのプロ中のプロ。
質問に対して、非常に小気味よい回答をお持ちでした。
SEO対策だけでなく、やり方によって、まだまだサイトも改善の
余地が有るのだと改めて実感致しました。

                       (by nawata)
◆ 名和田 竜(なわたりょう)────────────────

企業のマーケティング戦略から、販売戦略・促進を専門とするマー
ケティング・コンサルティングプランナー。
ランチェスター戦略をベースに、個人及び小さな会社が大きな会社
に勝つための戦略指導に力を注ぐ。

・シナプス・マーケティングカレッジ講師
・NPOランチェスター協会認定コンサルタント
☆著書:『誇りを持って稼げる/最強の私を手に入れる!』(ビジネス社)
(http://www.relation-stage.com/)
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