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マーケティング:今この人に聞く!

今この人に聞く!マーケティングインタビュー【vol.6】

【8月のゲスト】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〜富田 眞司 氏(とみた しんじ)〜
http://www.kikaku-party.net/index.html

名古屋大学卒。販促プランナー、広告・販促・企画業務一筋に40
年。
企画書づくり、シニアマーケティング、販促企画立案などが専門分
野。
三晃社、野田合板、デルフィスなどを経て、2002年7月に独立、
CSN企画(C:コアコンピタンス、S:スピード、N:ネットワ
ークの略)を設立。豊富な経験を生かし、講演、執筆、コンサル活
動に加えて、各種企画立案などを行う。また、若手の育成にも注力。
以前には、シナプスマーケティング・カレッジの講師も担当。
☆最新本「A4・1枚最速の企画書」(宝島社1575円)
http://www.kikaku-party.net/tomita/index.html
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◎テーマ:「これからのプランナーはストラテジストたれ!」

◆インタビュー◆──────────────────────

【名和田】今回のゲストは、私の恩師でもある富田眞司先生ですの
で、ちょっと緊張しますね。。。(笑)

まずお聞きしますが、ここ数年の間に凄いペースで、企画書関連の
書籍を出されてますよね?

今年に入っても既に2冊?出ております。
現在何冊くらいの企画書関連の本を書かれてますか?

【富田】全部で13冊(韓国語含め)執筆しました。
企画に関する本は全部で10冊になります。

その中で「企画書づくり」に関する本が8冊になります。
企画本だけで、総発行部数9万冊になります。

【名和田】「企画書づくり」の本で、8冊というのもまた凄いです
よね。ネタも含め中々書ける数ではないですよね。

【富田】この2年間で5冊執筆できたのは、私が主催する企画パー
ティのメンバーや恵比寿企画塾の受講生に優秀な執筆協力者がいる
お陰です。

名和田さんにも、執筆協力いただいていますね。本当に助かります。

お陰様で、アマゾンの企画書本で1位の「A4・1枚究極の企画書」
をはじめ、ベスト25に6冊の執筆本がランクインしています。

この場を借りて執筆本の読者の方に感謝の意を表したいと存じます。

【名和田】こちらこそ、有難うございます!
しかし、1位も含め6冊がアマゾンのベスト25以内に入っている
のには驚きました。

まさに企画・企画書のオーソリティーですよね。
そんな先生が「企画書」の話しと同時に最近あちこちでプランナー
についても語られています。
今回はその辺りについて、詳しくお聞きしたいと思います。

【富田】最近話す機会が確かに多いですね。
どうぞ何でも聞いてください。

【名和田】先生は、これからのプランナーは「ストラテジストたれ」
ということをご提唱されてますが、これはどのような意味なのでし
ょうか?

【富田】プランナーは将来に対する提案をします。

時代が激変する今、プランナーにとって重要なのは、将来を見据えた
戦略提案できるかどうかにかかっています。

端的に言うと、それがストラテジストです。
ストラテジストとは、投資戦略を考える専門家の意味で使われますね。

【名和田】あぁ、ハイ。そうですね。
先生は、現状の「プランナー」といわれる人達についてどのように思
われていますか?

【富田】あらゆる業界にプランナーと名のつく方がいますが、真にプ
ランナーといえる人は少ないでしょね。

【名和田】なるほど。ちょっと私も耳が痛い話しかも知れません。
(笑)でも確かに「プランナー」という定義が曖昧というか、誰でも
名乗れますからね。

【富田】おっしゃるとおりですね。名ばかりのプランナーが多いです
ね。経験不足、提案力不足、視野の狭い発想などが目につきます。

【名和田】本来「プランナー」とはどのような存在であるべきなので
しょうか?

【富田】経験に立脚した上で、将来を見据えたプランが立てられるか
どうか。
生活者の琴線に触れるプランが立てられるかどうか。
全体を見据えたプランが立てられるかどうか。

これらが、全うできてこそ、真のプランナーと言えると考えます。

【名和田】うん、うん。確かにその通りだと思います。
ちなみに「駄目プランナー」と「出来るプランナー」の違いをもう少
し具体的に教えて頂けますか?

【富田】名前ばかりのダメプランナーは、次にあげる人達ですね。

いわれたことしか、まとめることができない「書き屋プランナー」。
会社の売り物を書類にまとめ、これを企画と称して提案する「押し
売りプランナー」。
市場分析や問題点が発見できない「マーケティング無力プランナー」。
解決策が偏っている、アイディアが出ない「プランナイ」などです。

【名和田】その表現面白いですね(笑)。
あっ、でも笑えないですね。実際そういう人がいるわけですから。

【富田】そうですよ。笑えませんよ。逆に「できるプランナー」と
は「着眼力」があり、優れた「解決力」をもっていること、その2つ
を生かして、素晴らしい独自の企画を立てられる人です。

【名和田】肝に銘じます。。。
今後、益々企画提案力ということが重要になって来るかと思います。
当然求められる企画書なども精度の高いものが必要不可欠かと言えま
すが、企画書には何を盛り込むべきとお考えですか?

【富田】私は企画書に必要な要素は「3要素」「7ステップ」と考え
ています。

企画書の3要素とは、「課題発見」「基本方針」「解決策展開」です。

その中に7つのステップがあります。

「課題発見」には「1現状分析」「2課題の発見」
「基本方針」には「3目的の明確化」「4対象設定」「5解決手段」
「解決策展開」には「6実施方法」「7費用・効果」
の7つです。

詳しいことは、私が執筆した本の中に書かれています。

【名和田】その辺りは、昔から一貫して先生が唱えてこられた要素
ですね。
中でも今後、重要となってくるのは、どの要素といえそうですか?

【富田】この中で今後重要になるのは、「課題発見」と「効果」予測
です。これが、採用の決め手になるでしょうね。

【名和田】なるほど。それではも先生の専門領域である、広告業界の
プランナーについてもお聞きしたいと思います。
まず、今後プランニングはどのように変わっていきますか?

【富田】広告業界は、マスメディアの衰退とWebの拡大で新しい時代
を迎えようとしています。

ひとつは「広告」という発想から「コミュニケーション」という変化
です。

マスとWebをどのように連携させ、クロスコミュニケーションとして
プランできるか?
という点と、表現においても、これまでの広告表現ではなく、
コミュニケーション戦略という考え方が重要になります。

【名和田】非常によくわかります。

【富田】もう一つが、「広告」から「マーケティング・ソリューシ
ョン」という発想です。
マーケティングの問題解決をするものです。

広告だけのノウハウでは解決できません。
マーケティングの4Pを駆使した提案になります。
この中にはより販売に特化する方向も含まれます。

【名和田】それは私も強く感じます。
「広告」だけを理解し、実践してももはやモノは売れない時代です。
その為には、「マーケティング」そのものをもっと学ぶ必要が有り
ますよね。

先生の目から見て、これからの社会はどのように変わっていきそう
ですか?

【富田】Webの進化によって、生活者視点での発想や口コミは益々
重要になります。

これまでのような企業側の発想ではビジネスができなくなります。
企業側に立つ、業界という発想が崩れてきます。

つまり、業際がなくなるということです。

【名和田】では、ビジネスはどのように変わっていくでしょうか?

【富田】Webの登場で売り手と買い手が直結すると、代理業というビジ
ネスが成立しなくなるでしょう。
旅行代理店、広告代理店などのビジネスの存在が厳しくなるでしょね。

生活者視点のビジネスが重要になり、どれだけ生活者を囲い込めてい
るかがビジネスに重要になります。

生活者視点ということは、メーカーも商社も流通業もサービス業も、
同じ土俵での戦いになります。

【名和田】何だか、ますます厳しい競争となってきそうですね。
今後ビジネスパーソンに求められスキルとは何でしょうか?

【富田】激変する生活者の情報を収集し、生活者の視点に立った
企画の着眼点を見つけること、

そして、 Webの進化を吸収し、それを企画の解決策として活用できる
こと、将来を見据えたビジネスができることなどですね。

結構、大変なことですが・・・。

【名和田】かなり大変です・・・(笑)
先生の考える今後の理想的なプランナー像とはどうでしょうか?

【富田】ストラテジストとして4つの力が必要ではないかと考えます。

時代の先を読む「先見力」。
Web時代に突入し、時代はものすごいスピードで進んでいます。
過去の成功事例にしがみついているとビジネスは失敗する可能性も
あります。
過去の経験則を生かし、将来起きることを予測し、ビジネスの可能性
を見出すのが企画における「先見力」です。

将来予測からの企画、しかも、提案内容に対する投資効果(ROI:
リターン オブ インベスティメント)が当然必要になります。
それができる能力が「先見力」にほかなりません。

知識を知恵に変える「知恵力」。
世の中にはいろいろな情報が氾濫しています。
企画に必要な情報を得るためには、かつては、情報収集に多額な費用
を投入してデータを入手していましたが、今では、Webの検索エン
ジンで簡単に入手できるようになりました。

今後は、さらに検索エンジンが進化することで、より簡単に必要情報
が入手できるようになります。

誰でも簡単に情報が入手できる時代の企画書作成にとって重要なのは、
収集した知識をいかに知恵(ノウハウ)に変えるか「知恵力」が必要
になります。

集めた情報から得た知識の中に企画に生かすヒントを発見することが
「知恵力」といえます。

いかに「知恵力」を使うかが、企画の決め手になります。
まさに、これからの企画に「知恵力」が不可欠といえます。

生活者をつかむ「インサイト力」。
人口減少でビジネスできる市場がますます狭くなります。
業際がなくなり、業界間の競争が全業種のデスマッチな競争になって
いきます。
そうした環境下で企画提案を成功させるためには、ビジネスの源であ
る生活者情報をしっかりつかむことです。
それが生活者インサイトです。

インサイトとは「洞察」という意味です。生活者の行動を意識化し、
その原因や意味を理解し、ウオンツをつかむことです。

心のどこかで望んでいながらも自分では意識していない部分を探り、
企画に生かすものです。
変化する時代には、ビジネスチャンスが山ほどあります。

その金鉱を発見することが、企画提案する際に重要になります。
「インサイト力」をつけることでそれが可能になります。

他社の力をうまく活用する「コラボレーション力」
これから、全業種が競争になる時代、1社ですべてのビジネスを行う
ことは極めて難しくなります。

そのため、企業が生き残るためには、他社の力を上手に借りないと
ビジネスを成功させることは極めて厳しくなります。

それを助ける手段が「コラボレーション力」です。
自社ですべてをまかなわないで、競合関係の同業者、ビジネスで関連
する異業種、全く関係のない異業種含め、あらゆる企業とのコラボレ
ーションを可能にするのが「コラボレーション力」です。

企画作成の視点としても、他社の力をうまく活用する「コラボレーシ
ョン力」を生かすことが重要になります。

【名和田】いや〜、確かにその4つを備え持ち駆使していくことは、
今後のサバイバルレースで勝つには、必要不可欠な要素と言えそう
ですね。

それでは、最後にこのメルマガの読者の皆さんにメセージをお願いし
ます!

【富田】ますます厳しいビジネス環境になりますが、
できるプランナーにとっては追い風ですよ。
今こそ、プランナーの底力を見せるチャンスです!

【名和田】今日はどうも有難うございました!

■……………………………………………………………………………■

<インタビューを終えて>

富田氏と話しをすると、いつもそのパワーに圧倒されてしまいます。
今回のインタビューでもまた、力のこもったお話しを聞くことが
出来ました。

ますます厳しさが増す現代社会において、本当に勝ち抜く為には、
プランナーに限らず、「ストラテジスト」のスキルを持つ必要が
あるのではないかと痛感しました。

「先見力」「知恵力」「インサイト力」「コラボ力」今後磨きを
かけていきたいと思います。

                       (by nawata)

今この人に聞く! /マーケティング・インタビュー【Vol.5】

【7月のゲスト】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 〜須賀 柾晶 氏(すが まさあき)〜
出版プロデュース会社・有限会社イー・プランニング代表。

大学卒業後、PHP研究所に入社。1993年、同社を退社した後、
主にISO環境マネジメントシステムに関するセミナーの講師や
環境分野、ビジネス書分野のライターとして、また、出版や研修
のプロデューサーとして活動中。
共著に『ネット<攻撃・クレーム・中傷>の傾向と即決対策』
田淵義朗・須賀明良著(明日香出版社)(2003年5月発行)。
その他主なライティング実績に『インターネット時代の就業規則』
(明日香出版社)『落とし処の研究』(ダイヤモンド社)
『図解まるわかり時事用語』(新星出版社)ほか多数。
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◆インタビュー◆──────────────────────

【名和田】さて、今月は出版プロデューサーとしてご活躍されてい
る須賀柾晶さんに、最近の出版業界や出版事情などについて、お話
を聞いていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

【須賀】宜しくお願いします。

【名和田】さっそくですが、まずは「出版プロデューサー」という
お仕事について教えて下さい。

【須賀】ハイ。「出版プロデューサー」というのは、自らが執筆した
書籍を出版したい著者と、その内容や著者の希望に最適な出版社とを
つなぐ職業です。
日常の活動には、新たな著者の発掘や書籍企画の立案のほか、出版社
からの依頼があれば、タイトルの提案、編集やデザイン、ライティン
グなどに関するプロデュースや進行管理などを行います。

【名和田】なるほど。著者と出版社とのマッチングから、その後の
ディレクションなど、出版に関わる業務をトータルにプロデュースし
ていくという感じですね。

【須賀】その通りです。

【名和田】今まで手掛けられた本について教えて頂けますか?

【須賀】今までというと結構な数がありまして、大体100冊以上
の本を手掛けて参りました。

その主な書籍として、
『列島縦断鉄道12,000Kの旅 絵日記でめぐる43日間』
関口知宏著(徳間書店)(2004年10月発刊) 11刷

『頭が鋭くなる大人の算数ドリル』
七田厚著(青春出版社)(2004年10月発刊) 5刷

『他の店が泣いて悔しがるサービス』
香取貴信著(三笠書房)(2005年4月発刊)8刷

『提案書・企画書がスラスラ書ける本』
富田眞司著(かんき出版)(2005年6月発刊)6刷

『サラリーマンをしながら株で月収4000万円稼ぐ会社四季報で儲け
る売買法』
Fantasista著(秀和システム)(2006年4月発刊)3刷

『お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』 
鳥居 祐一著(青春出版社)(2007年5月発刊)8刷

・・・などがあります。

【名和田】うわっ、そんなに有るんですか。
しかも、分野も多岐に渡っている感じですね。

ちなみに、私の恩師の書籍も入ってますね(笑)
(*富田眞司著/「提案書・企画書がスラスラ書ける本」)

【須賀】そうですね。おかげさまでかなりの数になってます。

【名和田】最近は、本を出してみたい!という人が増えていると聞
きます。また、ブログなどでかなり一般の人達にも出版する機会が
広がってきている気がしますが、その辺りはいかがでしょうか?

【須賀】おっしゃるとおり、昔に比べ今は一般の人達もかなり出版
するチャンスが増えてきていると言えますね。

【名和田】ただ、そうは言っても、誰でもという訳では当然ないで
すよね。その辺りの「出版するコツ」とか「ノウハウ」何てモノは
あるのでしょうか?

【須賀】これは当然ありますね。
まず、「出版の方法」というところから説明していきますね。

出版には3つの形態があります。
1つは制作費を全額負担する自費出版。
2つ目は出版社と費用を分担する共同もしくは協力出版。
そして、全制作費を出版社がもつ商業出版です。

3つ目の商業出版の場合は、著者の権利として印税収入も見込めま
す。
ここでは、皆さんが関心のある商業出版についてお話ししますね。

商業出版は基本的にその出版にかかる費用などのリスクを出版社が
負ってくれる形態です。出版した本が売れれば、その分、出版社に
も著者にもその部数に応じて利益を享受することができます。
したがって、出版社は売れそうなテーマや内容、売れる著者を探し
求めています。

【名和田】当然、そうでしょうね。
その分、時代・トレンドにあったテーマでないと、ハマリにくいと
いうことが有りそうですが。。。

【須賀】出版するまでを考えると、確かに時代やトレンドを押さえ
たテーマであることに越したことは有りません。

しかし、売れる本をつくることは容易なことではありません。
1日に200冊以上の新刊が出ている現状からすれば、いくら本が出
せたからと言っても、書店の店頭に並べられることすら思うように
いきません。

【名和田】1日200冊ですか!
これからは、紙媒体からWebなんて言われた時期も有りましたが、
実際はそんなことなさそうですね。

とは言え、何か出版しやすい人の条件とかっていうモノもある様な
気がしますがどう何でしょう?

【須賀】まぁこれは有りますね〜。

こうした状況の中で、私が日々出版社の編集者と接する中で、
彼らが求めていると感じることは、主に1.売れそうなユニークな企画
(主にテーマや内容など)であること、2.著者自身が本を売る仕組み
を持っていること(講演やセミナーなどの回数が多い、メルマガなど
で多くの人に告知できる、固定ファンが多いなど)です。

余談ですが、編集者は単に趣味で本を作っているわけではなく、常に
彼らの管理者から発刊点数や売上などで目標を課せられていることも
あり、そうしたプレッシャーの中で彼らなりに、質的に満足する本を
つくる努力をしてます。

「出版の実現しやすい人」の条件と言えば、やはりそうした要素をも
った人と言うことになると思いますね。

【名和田】なるほど。そうですよね。それだけのリスクを出版社も
負っているわけですからね。

それでは須賀さんのご経験から、ヒットをつくる為のコツのような
ものっていうのは、何か有りますか?

【須賀】やはり著者の方のプロモーション活動は欠かせない要素です。
著者の中には、プロモーションは出版社が行ってくれるものと思って
いる方も多いと思います。

しかし現実的にはそうではありません。出版社の方にとっては少々辛
口となりますが、こういう事情が待っています。

それは、本が出されれば、そのマスメディアでの広報活動は広告部門、
実際に販売を担当するのは販売部門ということになります。
編集者からはその時点で手が離れることになります。

さて、広告部門では、限られた予算の中で最大のプロモーション効果
を出すために、ともすると現時点で売れている自社本の広告を出した
がります。

また、販売部門も、書店等への営業活動として、やはり現時点での売
れ筋本にどうしても力が入ってしまうのです。そうすると、あなたの
本は誰が一生懸命売ってくれることになるのでしょうか?

【名和田】う〜ん・・・。そうですね、やはり著者のプロモーション
力は必須条件ということになりますね。

【須賀】私がこうした現状を踏まえて、著者の方に申し上げたいのは、
自分の本は自ら効果的なプロモーションを仕掛けて、自分の責任で売
っていく努力をしてほしいということです。

具体的には、出版社が行うプロモーションはプラスアルファくらいに
考えて、自ら、もしくは専門家の力を借りて、アマゾンキャンペーン
や書店へのFAXDMなどのプロモーションを実施してほしいという
ことです。まずはこのへんがヒットを作り出す基本と言えます。

特に弊社でプロデュースさせていただいた著者の方には、この部分
のサービスも有料にはなりますが、提案させていただいております。
プロモーションに興味がある方は弊社プロデュースの有無に関わり
なく是非ご相談下さい!(笑)

【名和田】おっ、そう来ましたね(笑)
でも、本気で出版を考えている方にとっては有難いお話しです。

【須賀】ええ。そうなんです。真面目な話、場合によっては、多少
初版の印税だけでは持ち出しになる場合もありますが、効果的なプ
ロモーションが実行できれば、いずれさまざまな報酬が入ってきま
す。

次の執筆の依頼や講演・セミナーの講師の依頼、テレビやラジオへ
の出演依頼や知名度のアップなど、本が売れることで思いもよらな
いメリットが享受できるのです。
私は仕事柄、そうした方々を多く見てきました。

【名和田】いやぁ〜、非常に説得力があるお話しです。
それでは、最近の業界動向や今売れている本の傾向等を教えて下さい。

【須賀】売れている本の傾向を私なりに分析して言えば、やはり、売
れるしくみをもった本ということになります。

著者に固定ファンが多い、ネットワークがある、書店の協力が得やす
い著者であるなど。もちろん、より多くの人が興味を持つテーマとい
うことで、ジャンルも関係すると思います。

【名和田】売れる仕組みを持った本ですか。
そうか、内容だけでなく、そこまで考えていかないといけないんです
ね。

では、今後のトレンドについてはどう思われますか?

【須賀】出版の今後のトレンドを正確に見通すことは難しいことです
が、いくつか意識していることとして、1つは携帯コンテンツの需要
が増えるであろうということです。

特に世間で携帯小説(無料サイトから商業出版デビュー)の流れも、
もちろん続くと思いますが、最初から携帯書店サイトにて有料で購入
する読者も増え続けています。

また、リアルな出版物では、単に概念的・観念的な内容ではなく、特
殊な実体験を含みつつ、何らかの感動を伴うものは、文芸分野、ビジ
ネス分野を問わず、ヒットの可能性のあるコンテンツだと言えます。

【名和田】「携帯」と「特殊な実体験を含む感動を伴うコンテンツ」
ですか。。。これもかなり奥が深そうですね。非常に参考になります。

業界の課題についてはどうでしょうか?

【須賀】業界的にはいろいろな課題があると思いますが、現在平均実
販率が50%を切っている状況だと認識しております。

つまり、平均的な状況として、5000冊刷れば、そのうち2500
冊以上が売れ残り、、しまいには裁断・焼却される運命なのです。
資源的にもいかに無駄が多いかということを今さらながら考えさせら
れてしまいます。

【名和田】厳しい世界ですね。しかも環境問題とも関わりが深い・・。
この辺りは、近い将来何らかの改革がありそうですね。

それでは最後に須賀さんご自身の今後の展望及び読者へのメッセージ
をお願いします。

【須賀】弊社はおかげ様で冒頭で述べたように、今までに100冊以
上の本を生み出すことができました。

そして、これまでに出版のノウハウや著者とのネットワークが構築で
きたことは本当に嬉しく思っています。

特に私は100冊をもって一つの区切りと考えています。
このことを機に、弊社のあり方として「出版プロデュース会社」から
「適材適所に人材をプロデュースする会社」として脱皮を図り、貴重
な著者(専門家)の方々とのネットワークを生かして、出版業界にと
どまらず、教育、テレビ・カタログ通販、芸能などの各分野に、求め
られる優秀な人材をプロデュースできたらと思っております。

皆様とは、何らかのかたちで是非ご一緒できればと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

■……………………………………………………………………………■

<インタビューを終えて>

須賀さんと話しをしていると、本当に業界を熟知している、まさに
プロ中のプロといったことを感じました。

出版業界は、年々業界状況が厳しくなっていると聞きますが、その
状況下でも、ヒットする書籍は確実に存在します。

ヒットする要因には、テーマや内容は勿論のことですが、そこには
普段我々の眼には見えてこない、著者や出版関係者の努力とプロモ
ーションが確かに有るということを今回改めて認識しました。
                
                                  (by nawata)

今この人に聞く!/マーケティング・インタビュー【vol.4】

【6月のゲスト】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 〜安藤 哲也 氏 (あんどう てつや)〜
 NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事。
 「パパ力検定」の仕掛け人。二男一女の父親。
 出版業界など9回の転職を経て、06年に父親の育児支援を行う
 同NPOを設立。(著書)『本屋はサイコー!』『パパの極意』

(Web site) http://www.fathering.jp
(FJ活動ブログ) http://ando-papa.seesaa.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆インタビュー◆──────────────────────

【名和田】:初めまして!・・では無いんですよね。実は。昨年末、
うちの妻に(勝手に?)申し込まれて参加した、父親育児学級とい
う市のセッションに参加した時に、講師をされていたのが安藤さん
でした。

とは言え、私も「子育て」には関心が強かったことも有り、安藤さ
んの活動は、それ以前よりメディアを通じて知っていました。
「あっ!安藤さんだ!」って思いましたもん。あの時。

【安藤】:そうでしたね(笑)あの時、名刺交換をしたんですよね。

【名和田】:今日はかなり私の個人的な関心が強い「パパ達の子育
て」をテーマにお話を聞いていきたいと思います(笑)。。。

いや、ちょっと違いますね。勿論その話は絡んできますが、もう少
しマーケティングよりの視点で、安藤さんの活動についてお聞かせ
頂きたく思います。

−まずは、現在の活動をお聞かせ下さい。

【安藤】:「ファザーリング・ジャパン」(略してFJ)というNPO
法人を立ち上げて、父親の育児支援を行っています。
「ファザーリング」とは、一言で言えば「父親であることを楽しも
う!」ということ。

「育児は義務である前に愉しい権利。愉しみながら子育てをし、子
供と共にパパも成長していこうよ。」と世のパパ達やプレパパ達に
伝えていくのが狙いです。

もっと言うならFJのコンセプトは「笑っている父親」。
「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、ひいてはそれ
が働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育
成に繋がり、10年後・20年後の日本社会に大きな変革をもたらすと
いうことを信じ、これをミッションとしてさまざまな事業を展開し
ています。

【名和田】:いや〜、非常に共感できます!
最近は、女性を対象とした育児支援や制度の導入何かに関心が集ま
ってますが、男性側の意識改革というのが実は、絶対的に不可欠な
要素ですよね。

−しかし、何故ここへ行き着いたんですか?

【安藤】:FJの発足の源が、「パパ's絵本プロジェクト」という絵
本の読み聞かせボランティア活動だったんですが、そのイベントで
「笑わない父親」が必ずいるんですよ。

そういう父親の横にいる子供も同様に「笑いが細い」。父親に「笑
っていいの?」というような眼差しを送っている。

どう思います?

「あぁ、きっとお父さん、お母さんが家で笑っていないから、この
子は笑い方を知らないんだな」と思ってしまったんですね。

この頃から、ニュースなどでも連日連夜、親子間での殺人事件など
が報道されて・・・・。
もう、居ても立っても居られず、FJの企画書を一気に書き上げた
のが始まりです。

【名和田】:その気持ちはわかりますね。
何だか「焦り」と「憤り」が入り混じり、「何かしなきゃ」とその
時は思うんだけど、たいていはそのままやり過ごしてしまう・・・。

それをそのままにせず、行動を起こしたことが素晴らしいと思いま
す。

−FJは、NPOという形をとられてますよね。これについて説明
して頂けますか?

【安藤】:NPO自体は、営利を第一の目的としない社会貢献活動
ですが、行政の補助金だけでは成り立たなくなって来ています。

今日本はNPOの転換期。その在り方自体が変わってきています。
いわゆる欧米型のNPOが日本にも増えてきています。つまり、収
益モデルを構築しながら社会を変革する事業型NPOというスタイル
ですね。我々もこの事業型NPOという形で、社会事業に投資できる
利益を追求していきながら、活動をしています。

【名和田】:まさに日本のNPO革命でもあるわけですね。

−FJの活動を見ていますと、メディア戦略の上手さも目に付きま
す。この辺りもかなり、意図的な仕掛けがあるんですか?

【安藤】:これはありますね。
プレスリリースネタをつくって流すことは、皆さんやられていると
思いますが、それが点でしかない場合が多々あるんですよね。

我々の場合は、PR戦略は1つの線として捉えています。例えば、
「父親の子育てしやすい会社」のアンケートを実施する。それをプ
レス発表する、そのちょっと先に『パパ力検定』が控えている、と
いう感じで、話題づくりとタイミング、その先の落としどころを見
据えてのPR活動になりますね。

今回の場合で言えば、目的はいかに『パパ力検定』に注目してもら
うか?メディアに当日取り上げてもらうか?ということを見据えて
のPR戦略でした。

ちょうど、メディアでの関心が高まってきたところで、『パパ力検
定』が実施される。これによって、当日はほとんどのTV局が取材
に来たかな。

勿論、真の目的はメディアに取り上げられるだけではなく、社会の
関心が集まることで、世の中の父親の意識が変わってくれることで
は有りますけどね。

【名和田】:なるほどです。
単に社会の関心が高まっていたから、自然と報道も加熱したわけで
はなく、上手く仕掛けた部分もあったんですね。

−父親市場というのは、ターゲット的にしっかり押さえておきたい
「層」になるのですが、この人達って安藤さんから見てどんな感じ
に映っています?

【安藤】:当然、若い人が多いのですが、その割りに古い感覚の人
が多いのも事実です。もっと柔軟に「父親OS」を入れ替えて欲し
い。
未だ市場の半分くらいは、ウィンドウズ95のままの父親がいる。
XPと2000が4割くらいかな。残り1割は子どもが生まれてOSのア
ップデートがちゃんと出来た笑っているお父さん達です。

【名和田】:面白い表現をしますね〜。

−古い人達のOSを入れ替えるには、どうすればいいんですかね?

【安藤】:やはり、「気付き」を与えてあげることですね。必ず、
反応するキーワードって有るんですよ。
「安心」「安全」「地域活動」・・・この辺りを絡め乗せていく。

母親達は、割と直感的に「子供達の為になる」とわかって行動が
出来てしまうけど、父親達はできない。なので、出来るだけロジ
カルに説明をする。
「何の為?」「メリットは?」と理詰めで意義を問いたいんでしょ
う。そこに納得を得ると早いですよ。

【名和田】:これは、購買行動へと促す心理的なアプローチのヒ
ントにもなりますね!

しかし、安藤さんのお話を聞いていると、自分も何かをしなくて
はという気になりますね。
是非、今後一緒に何か仕掛けていきましょう。

【安藤】:是非ぜひ。

−最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

【安藤】:会社勤めをしていてモヤモヤしている人達は、しがらみ
とか守らなければいけないものを気にしすぎて、色々な判断をする
ときに直観と違うものを選んでいる人が多いと思います。

僕は、本が好きだったから出版業界に入りましたが、営業部長がや
りたくて本の世界に入ったわけではありません。だから本を軸にや
りたい仕事を求めて9回転職しました(笑)。

子供ができたときも、子育てをやっていれば自分の世界が広がると
思ったから積極的にコミットしました。そうしたら結果的に、自分
の引き出しや人脈も増え、人生がより充実しました。

キャリアアップもお金儲けも、それが目的化した時点で、やりたい
ことが本末転倒してしまいます。僕は自分の直観を信じてこれまで
もやってきたし、これからもやりたいことをやっていきたいですね。

★ファザーリング・フェスタ〜読み聞かせ&工作広場
・日時:2008年6月15日(日) 13:00〜17:00
・場所:錦糸町olinas (墨田区太平4-1-2 錦糸町北口徒歩3分)
 http://www.olinas.jp/info/event/0806/index.html

■……………………………………………………………………………■

<インタビューを終えて>

最近やたら「ワークライフバランス」という言葉を耳にします。
それだけ、このテーマに社会の関心が高まっているのは事実なんで
しょう。
これは単純に「労働時間」といった問題ではなく、社会の意識革命
が実現するのかに掛かっているのだと思います。

価値観は人によって様々です。
ただ、我々大人達は少なくとも、子供達に笑顔がなくなるような
社会をつくってはならないことだけは間違い有りません。
これは今に生きる我々の使命です。

「企業が変われば社会が変わる」
「それを変えるのはあなた自身」

今回安藤さんには、改めて色々な気づきを頂きました。
                       (by nawata)

☆今この人に聞く!マーケティング・インタビュー☆

読者の皆様、こんにちは!
「Synapse Marketing Splash!」の名和田です。

再スタートしてから、早くも3回目となります
《Synapse Marketing Splash!》
「今この人に聞く! /マーケティング・インタビュー」。
お楽しみ頂けているでしょうか?

GWも終わり、また新たな気持ちで、お仕事頑張っていきましょう!
ということで、本日は第3回目をお届け致します!

【今月のゲスト】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 〜宮口 巧 氏 (みやぐち たくみ)〜
 株式会社イワサキ経営 駿河増販情報センター
 株式会社企画塾認定マーケティングアドバイザー
 ☆『地域(地方)マーケティングの実際』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて、5月の「Synapse Marketing Splash!」のゲストは、活動の
拠点を静岡県沼津市に置く、「駿河増販情報センター」のマーケテ
ィングプランナー『宮口 巧』さんをお迎えして、お話を聞きたい
と思います。

<宮口 巧 (みやぐちたくみ)/プロフィール>
1966年生。静岡県三島市出身・在住。
大学卒業後、横浜市内の商業ビル開発会社に勤務。
1992年Uターン就職で、地元静岡県沼津市の測量設計会社へ転職。
測量の現場を経験後、技術営業部・企画営業部を経て2002年退職。
2003年1月 建設コンサルタントの営業マンからマーケテイングコン
サルタント会社 株式会社企画塾 主任コンサルタントへ転身。
「高橋憲行のMP養成特別講座」起ち上げプロジェクト、「日本マー
ケテイング・マネジメント研究機構」事務局、FC本部の会員組織「
FCes拡大プロジェクト」などを担当。
2005年1月より、株式会社イワサキ経営 駿河増販情報センターにて
中小企業のマーケティング支援活動を実践。

<http://surugajmic.exblog.jp/>
<www.tax-iwasaki.com>

◆インタビュー◆──────────────────────

【名和田】今回は、東京を中心に活動していると、中々見えない「
地域(地方)」におけるマーケティング活動の実状について、色々
お聞きしたいと思います。

宮口さんは、あの高橋憲行先生の企画塾のご出身なんですよね。ま
ずは、簡単なプロフィールと現在の活動についてお聞かせいただけ
ますか?

【宮口】ハイ。社会人としての最初の仕事は、横浜の商業ビル開発会
社の「財務部」に所属して、お金に関わる仕事をしていました。 当
時はバブル経済まっただ中。今思えば、これから一生、扱うことが出
来ない額のお金を処理していました(笑)。

それから地元静岡へのUターン就職。転職先は「建設コンサルタント
会社」いわゆる「公共土木工事の測量設計会社」です。 そこでは測
量の現場経験も含め、10年勤務し長いこと営業マンをしていましたが、
この会社に所属していたときに、企画塾の「営業企画講座(現MP養成
特別講座)」を受講した事で企画塾、高橋憲行先生と出会い、それか
らすっかり、ビジネスプランニングやマーケティングの世界にのめり
込み、高橋先生に押しかけ弟子入りをしたって言う感じです。

このときは、自宅のある静岡県三島市から、企画塾の事務所がある渋
谷まで、新幹線を使って通勤していました。

【名和田】非常にユニークな経歴をお持ちですよね。高橋先生には、
押しかけ弟子入りだったんですね(笑)。

それで、現在は、地元静岡に戻って活動されているとのことですが、
実際どのようなことをされているのか。お聞かせ下さい。

【宮口】現在所属している静岡県沼津市のイワサキ経営グループは、
会計事務所が母体なので、顧問先のお客様に対するマーケティングサ
ポートや毎月のマーケティングアドバイス、事業企画に関わる顧問契
約を結んで頂いている企業に対してのサポート活動を中心に、地元の
商工会議所・商工会、最近は静岡県や県の外郭団体が主催するセミナ
ーや講演会の講師などもさせていただいています。

【名和田】地方の会計事務所等は、最近特に財務面だけではなく、マ
ーケティング活動全体を見るような傾向が増えてますよね?

【宮口】おそらく、ビジネスプランニングやマーケティングを勉強し
ている税理士の先生方はたくさんいらっしゃると思います。 

しかし、このようなサポートが会計財務の“ついで情報”として扱わ
れていることが多く、実際にマーケティングサポートの現場を経験し、
実績を上げている会計事務所はほとんどないと思いますよ。

【名和田】確かに、そうかもしれませんね。
講演会や講師活動なども、かなり精力的に活動されてますよね。

最近、私もよく「増販情報センター」と入った名刺を頂く機会がある
のですが、この「増販情報センター」についても教えてください。

【宮口】「○○増販情報センター」という名称の拠点は、全国で60箇
所ほどありますが、活動は様々です。

私がセンター長として運営している「駿河増販情報センター」は、「
地域のやる気ある経営者に対し、実践できるマーケティングノウハウ
を提供することから、地域活性化を実現させる」事を目的に、「個別
型 集合コンサルティングセミナー」を開催しており、4月から7期
目が始まりました。

【名和田】非常に興味深い活動ですね。
「個別型 集合コンサルティングセミナー」とは、どのようなものな
のですか?

【宮口】3〜4社を対象に、皆さまからリアルな課題を持ち込んで頂
き、それをセミナー時にディスカッションを交え、コンサルしていき
ます。

【名和田】それは、面白いですね。
でも、競合同士で参加してしまった場合は、どうするんですか?

【宮口】1期を半年としてますので、基本的には被らないように、調
整はしてます(笑)。

【名和田】なるほど(笑)。
基本的にクライアントは、中小企業が中心何ですよね?

【宮口】「企画塾」在籍時代からお付き合いのある大手企業のクライ
アントは別として、地元での活動の対象は、おっしゃるとおり全て中
小企業です。

【名和田】最近、地方の中小企業は、元気なところも当然有りますが、
全体的に見ると元気が無くなっていると耳にしますが、その辺りは、
いかがでしょうか?

【宮口】地方の中小企業経営者は皆さん元気ですよ。 
ただ、元気な企業かつ、業績の良い企業が“地方の元気”を形成して
いるとすれば、まだまだの印象があるでしょうねぇ。

【名和田】あぁ、そういうことかも知れませんね。
宮口さんは、静岡に限らず、色々な地域を周られているんですよね?
何か共通する課題は有りますか?

【宮口】地方は今、共通した課題を持っています。 
それは「事業承継」です。

実は、ここにも様々な課題が有り、マーケティングに対するモノも
多く存在しています。

【名和田】「事業承継」ですか!
言われてみれば、確かに良く耳にします。

では、マーケティングにおける課題に特化するとどうでしょう?

【宮口】これは断然、“情報”に対する意識です。
この情報に対する意識の強化が急務といえますね。

精巧な部品が出来るからこそ、精密機械が出来ています。 
質の高い情報がどんなモノで、どのように活用し、どこで手に入る
のか? これがわからないと、精度の高いプランニングは出来ませ
んからねぇ。

【名和田】東京との違いで一番感じる部分も、その辺りですか?

【宮口】そうですねぇ。やはり「情報の量と質」ですね。 
今やインターネットとやマス媒体から、様々な情報が提供されます
が、質の高い情報の量を考えると、首都圏と地方の格差は大きいで
すよ。

【名和田】そのハンデを踏まえ、どのように今後、情報を取ってい
けば良いでしょうか?

【宮口】手を伸ばさなくても入手できる周辺の情報のから、いかに
「本質」を見つけることが出来るか? ではないかと思います。

世の中時代は、もはや衝撃的なスピードで過ぎていきます。 
このような環境の中で情報に遅れを取っている地方が「新しい」を
追求しても上手く行かないのは当然です。

そこで、「過去」や「現在」起こっていることで上手く行っている
ことから、その本質を見つけ、認識することが大きなポイントにな
るはずです。

このようなことが出来るようになれば、東京に対抗するのではなく、
地方ならではのNeoなサービスが出来る様になるはずです。

【名和田】おっしゃる意味、よくわかります。
地方の中小企業が、元気になっていく為に必要なポイントも、その
辺り何でしょうね。

【宮口】ハイ。そう思います。
それと、地方の経営者は、自社の経営資源や技術力などを知らない
事が多いのです。
その反対に、会社の問題に対する意識が高いので、どうしてもネガ
ティブなイメージになってしまっています。

問題点を認識していることも重要ですが、会社の経営資源を深く理
解し、いわゆる“良いところを伸ばす”事で、マーケティングに対
する成果を上げているクライアントも増えていますからね。

【名和田】弱みばかり気にするより、今ある強みをより活かしてい
く!という方が、確かに前向きになれますね。

それでは、宮口さん自身の今後の目標をお聞かせいただけますか?

【宮口】言ってみれば、私は地方の気の利いた小料理屋のオヤジみ
たいなモノです。

地元の食材に変わる“情報”を上手に利用して、素材の味を活かし
たビジネスプランに料理して、お客様に提供しています。 

でも、地元の人にはもっと美味しいモノを味わって欲しいので、全
国から新鮮な食材(情報)が集まる東京に仕入に行っては、地元の
皆さんに味わってもらう。 

これからも加速的にこのような活動をしていくことが当面の目標で
す。

【名和田】地方の気の利いた小料理屋か・・・。
とてもよくイメージが伝わってきます(笑)。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

【宮口】マーケティングにかかわらず、ビジネスにおいて成功され
た経営者の方には1つ共通点があります。

それは、上手く行くまであきらめずにやり続けていると言うことで
す。
その為に、我々マーケティングアドバイザーは、上手く行くための
最短距離を知っていなければならないと思っています。

その最短距離を多くの方に知って頂き、成功してもらえればと思い
ます。

■◇■………………………………………………………………■◇□

<インタビューを終えて>

東京だけで活動していると、中々地方の実状を知る機会が有りま
せん。
今回、宮口さんとお話しすることで、改めて地方におけるマーケ
ティングの課題を確認することが出来ました。

インターネットがここまで発達すると、「情報」における速度や
量には、それほど差が無いのではないかと思っていましたが、そ
の「情報」の「本質」をどう読み解くか?
この部分の「情報」に、実は差があったのだと教えられました。

宮口さんのようなマーケターが、地方にもどんどん増えていくこ
とが、今後益々求められてくるのではないでしょうか。
                       (by Nawata)

■◇■………………………………………………………………■◇□

☆今この人に聞く! /マーケティング・インタビュー☆

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《 Synapse Marketing Splash!》
☆今この人に聞く! /マーケティング・インタビュー☆
http://www.cyber-synapse.com
■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□■■ Vol.2 ■■

読者の皆様、こんにちは!
「Synapse Marketing Splash!」の名和田です。

先月より内容を一新し、再スタート致しました《Synapse Marketing
Splash!》「今この人に聞く!/マーケティング・インタビュー」。
第1回目はお楽しみいただけたでしょうか?

しかし、1ヶ月はあっという間ですね。
既に4月も第2週目を迎えました。
ということで、本日は第2回目をお届け致します!

【今月のゲスト】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 〜横田 響子 氏(よこた きょうこ)〜
 株式会社コラボラボ 代表取締役
 ☆「女性社長.net」を推進する「横田」社長に聞く!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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《 Synapse Marketing Splash!》
☆今この人に聞く! /マーケティング・インタビュー☆
http://www.cyber-synapse.com
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読者の皆様、こんにちは!
「Synapse Marketing Splash!」の名和田です。

先月より内容を一新し、再スタート致しました《Synapse Marketing
Splash!》「今この人に聞く!/マーケティング・インタビュー」。
第1回目はお楽しみいただけたでしょうか?

しかし、1ヶ月はあっという間ですね。
既に4月も第2週目を迎えました。
ということで、本日は第2回目をお届け致します!

【今月のゲスト】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 〜横田 響子 氏(よこた きょうこ)〜
 株式会社コラボラボ 代表取締役
 ☆「女性社長.net」を推進する「横田」社長に聞く!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて、4月の「Synapse Marketing Splash!」のゲストは、今注目
しておきたい女性経営者の1人、株式会社コラボラボ 代表取締役
の『横田響子』社長をお迎えして、お話をお聞きしたいと思います。

<横田 響子(よこた きょうこ)/プロフィール>
1976年生。お茶の水女子大学卒業後、‘99年株式会社リクルート入
社。6年間人材部門を中心に営業・新規事業立上げ・事業企画を経験
後退社。1年フリーランスとしてPR・プロジェクトマネジメントを
経験。2006年5月株式会社コラボラボ設立。
(http://www.colabolabo.co.jp/)

◆インタビュー◆───────────────────────

【名和田】女性経営者の中では、知る人とぞ知る“横田社長”といっ
た感じですが、今日は宜しくお願い致します。

先ずは、横田社長の会社について、簡単にご説明していただけますか


【横田】一言で言うと、女性経営者や個人事業主を紹介する「女性社
長.net」の企画運営をしている会社です。

その他、女性経営者を中心としたベンチャー企業の人材紹介・プロジ
ェクトのコーディネート・PR業務なども行っています。

【名和田】「女性社長.net」って面白いところに目を付けましたよね。
規模的にも、余り大きくない企業を対象としているというのも個人的
には共感します(笑)。

この仕事、起業しようと思ったきっかけというのは何だったんですか?

【横田】一言では語りきれないのですが。。。
いろんな意味で「タイミング」が来たということですね。。
もともとライフワークとして「女性の支援やコーディネート」という
キーワードを持っていました。

長くこの仕事をしたいと思った時、30歳くらいで独立して事業を始め
ようと準備(心づもり)を進めていたら思ったより早く「タイミング」
がきたのが28歳です。

答えになってます?(笑)

【名和田】ハイ。大丈夫です(笑)
そうですか。元々「女性の支援」などのキーワードは、お持ちだった
んですね。

では、具体的な仕事の内容について、もう少し詳しくお聞きかせ頂け
ますか?

【横田】サイトの運営はもちろんですが、

・女性社長向けセミナーや女性経営者同士で情報交換ができる会員サ
イトの運営。
・女性社長をPRするための企画提案
・女性社長に仕事を依頼したい企業とのコーディネーション
・事業の立ち上げ経験をつみたい個人への企業紹介などです。
その他、企業からPRの請負を行いメディアへの露出をお手伝いして
います。

【名和田】クライアントは、基本的にはどういうところになるのでし
ょうか?

【横田】メインは、女性経営者およびフリーランスの方々です。
追加して、女性経営者への仕事の依頼したい法人企業、女性経営者や
ベンチャー企業で経験を積みたい個人・・といったところです。

【名和田】あぁ、なるほど。女性経営者は、顧客でもあり、クライア
ントにもなるんですね。

最近のクライアントニーズで、何か強く感じることって有りますか?

【横田】「女性経営者に事業を任せたい」というご依頼が多いですね。
女性ターゲットの市場を、事業経験がある女性経営者に任せたいのは
自然な流れなのでしょう。

また一方で、ベンチャー企業経営者からの右腕に対する要望が増えて
います。

【名和田】確かに、自然な流れでしょうね。
女性ターゲットの市場は、やっぱり男では難しいというのは、私も経
験上納得です。

しかも、事業経験がある女性経営者であれば、その事業の成功確度も
それだけ高まります。
リスク回避だけでなく、あらゆるメリットが有りそうですね。

それにしても、最近女性に特化した会社が,かなり増えてきている気が
します。また注目もされてますよね?

【横田】そうですね。そもそも女性はクチコミパワーも強く、WEBの台
頭で、クチコミ威力が可視化できることから、無視できない存在になっ
ているのだと思います。

一方、WEBの仕組みによるネットワーク化がしやすくなったことも、背
景としてありますね。

またマーケティングとは違いますが、社会問題となっている「少子高
齢化」でも「女性」は注目の存在ですね(笑)

【名和田】クチコミの可視化と、WEBのネットワーク化が容易になった
ことで、女性の潜在力が開花した(笑)ということなんですかね。

「少子高齢化」は読み方によって、見解はかなり変わってくるかと思
いますが、女性の活躍は、社会的な流れという部分は有りますよね。

では、横田社長から見た、女性に特化したビジネスを手掛ける上での
ポイントを幾つか教えて頂けますか?

【横田】女性が以前よりさらに、“ステレオタイプ”でくくれないの
が非常に難しい点です。

1.年齢できらず、属性で判断すること

たとえば、2-8歳の子どもを持つママは行動範囲が制限されやすいと
か、働く女性という要素も増えているためさらに細分化されるように
なっています。

2.差別化ポイントを明確にすること

情報も商品も女性向けの商品は豊富で、女性はとにかく消費者として
目が肥えています。コアターゲットの生活を知り、既存商品との差別
化をかなり明確に意識すること。

3.人肌を感じさせること

上記2点に加え、機能での差別化がしにくくなっているので、誰がそ
れを考えたのか、実際に身近に感じらるユーザーの声や有名無名に関
わらず、信頼できる人の企画商品というイメージと組み合わて浸透さ
せるのもよいですね。

総合すると、実際に現場を知っており、各専門分野で知見を貯めてい
るプロフェッショナルの女性経営者や専門家をプロジェクトリーダー、
もしくはアドバイザーに立てるとよいと思います。

【名和田】なるほど。3の「人肌を感じさせること」などに関しては、
特に“女性ならでは”という感じがしますよね。

この辺りを良く理解しておかないと、厳しいものになってしまうのか
も知れませんね。

貴社のマーケティング戦略についてもお聞きしたいと思いますが、主
に顧客は、どのように獲得しているのですか?

【横田】ニッチマーケットなので紹介が多いですが、他社サイトとの
タイアップを進めることで認知度アップを図っています。

そのほか、業務のプロジェクト化については、講演活動などを通して、
新たな概念として浸透させています。

今度6月3日にも、東京大学でお話させていただく予定です。
テーマは「スモールビジネスと女性の親和性」です。

【名和田】あっ、そのタイトル面白そうですね。
「東京大学で」というのも、それだけで宣伝効果が有りそうです(笑)

そうなると、いわゆる競合というのは、どういう企業になるのでしょう
か?

【横田】女性経営者の集まりは意外と豊富にあります。
ただ、各地域で全て小ぶりに展開していたり、交流に終始しているケー
スが多いので、実際にビジネスという観点では、競合はあまりないかも
しれませんけど・・・。

いずれにせよ、各ネットワークとの連携を強めたいと考えております。

【名和田】確かに、多くは“交流”に終始している感じはします。
それをビジネス上で、どう連携していくかが、鍵なんですね。

やり方次第で、競合にもなるし、ネットワークの1つにもなるというこ
となんでしょう。

そこで、貴社の最大の差別化要素というのはどんなところになるので
しょうか?

【横田】女性社長ネットワークを惜しみなくPRとしてオープンに紹介
していること。

業種の幅が広く、専門性を持った人がたくさんいることでしょうか。
実際、1/3の方は出版経験を持っています。

【名和田】専門性の高い、しかも経営者をということ自体が武器なんで
しょうが、“オープン”とういのは、近年のネット上において、成功の
キーワードの1つですよね。

しかし、1/3が出版経験有りは凄いな。

あっ、それと具体的なネットワーク数を教えていただけますか?

【横田】「女性社長.net」で85件の掲載と、メルマガとして女性経営
者オンリーで800件超送付しております。

【名和田】それは、本当に強みですね〜。

では、現在、貴社の課題というのは?

【横田】人材不足です。
多岐にわたる案件が非常に増えており、煩雑になっております。

インターン生など、ビジョンに共感してくださり、意欲高く女性経営者
たちのサポートをしたいという方と一緒に仕事ができればと考えていま
す。

【名和田】“人材不足”ですか。
ベンチャー企業にとっては、常に付きまとう課題なのかも知れませんね。

このメルマガの読者の中でも、共感される方がいらっしゃれば、是非ご
一報下さい!(笑)

それでは、今後会社をどういう方向に持っていきたいとお考えですか?

【横田】専門性・分野を持った、多くの女性経営者を、もっと世の中に
紹介していきたいです。

【名和田】社会的にも、非常に意義の有る活動かと思います。
是非、多くの女性経営者をここから飛躍させて頂きたいと思います。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします!

【横田】
ユーザーは細分化され、複雑化し、多様なニーズが生まれています。
今後は、各プロジェクトを会社内に限らず、専門家など外部との連携を
組み、有効なチーム作りをしていくことが、ビジネスを推進するにあた
っての“キー”となってくると思います。

是非、多くのネットワークから適任となる人材を集めて仕事を進めてい
ただきたいです!

そうすれば、消費者によりよい商品が届けられると思います。

【名和田】そのご相談は、是非コラボラボへということで。。(笑)
横田社長、どうもありがとうございました。

■◇■………………………………………………………………■◇□

<インタビューを終えて>

メディア等でも、多く取り上げられていますが、最近、専門性に
特化した、人や企業へのニーズは、より高まっていると言えます。
また、その取り組み方も、非常にフレキシブルなものになってき
ています。

こうしたニーズへ、「女性経営者」に特化した形でネットワーク
を持ち、サービスを提供出来る「女性社長.net」へ対する期待は、
今後、益々高まるのではないでしょうか。

横田氏のメッセージの中にあった、「プロジェクトを会社内に限
らず、専門家など外部との連携を組み、有効なチーム作りをして
いくこと」というのは、まさに、私も理念として掲げている「人
と人」「人と企業」との“リレーションづくり”と近いものを感
じました。
                      (by Nawata)

■◇■………………………………………………………………■◇□

(横田 響子 氏/講演のお知らせ)

●場所:東京大学工学部2号館213講義室
●日時:2008/6/3(火)13:00〜17:30
●テーマ:「スモールビジネスと女性の親和性」
(同時多発変化連絡会議「日本にビルゲイツはいらない」内)

■株式会社コラボラボ
http://www.colabolabo.co.jp/
■女性社長.net
http://joseishacho.net/
■コラボラボ代表よこきょうのお仕事メモ
http://colabolabo.cocolog-nifty.com/blog/

<名和田 竜(なわたりょう)>━━━━━━━━━━━━━━━

企業のマーケティング戦略・販売促進等の提案を実践するマーケ
ティングプランナー。 店頭を中心としたSP専門の広告代理店を
経て、マーケティング・エージェンシーに入社。大手流通、メー
カー等のプロモーション企画を手掛ける。リレーションづくりを
核としたコミュニケーション・ソリューションを実践中。
(http://www.relation-stage.com/)

☆セミナー最新情報☆

■第7回:実戦型ビジネススキルアップセミナー
 4月15日(火)開催!
 『その1人が30万人を動かす!
  これがインフルエンサー・マーケティングだ!』
http://www.relation-stage.com/?page_id=24

■第2回:夢をかなえる!キャリアデザインセッション
 4月22日(火)開催!
 http://ameblo.jp/careerdc/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*次回は、5月7日(水)が配信予定となります。

※等幅フォント以外では表示がズレる場合があります※

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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 発行元 株式会社 シナプス http://www.cyber-synapse.com
 発行責任者:家弓正彦 編集担当:名和田 竜・宮原 智子
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