携帯電話のナンバーポータビリティーが10月24日からスタートします。
以前は、「番号そのままでキャリアを変えられる」ということが業界のパワーバランスを変えるインパクトがあると見られていた時期もありました。しかし、実際にフタをあけてみると、他にも幾つものスイッチングコストがあって利用意向は1割程度とのことです。

「携帯電話が古くなったので買い換えたい!」との妻からの要請があって、週末に携帯ショップに行ってきました。「古い携帯でメールが使えない」、「電池の消耗が激しくなった」という理由です。

私自身の携帯電話は、今年の初めに変えたばかりだったのですが、変えた直後から『ワンセグ携帯にしておけば良かったなぁ・・・』と思っていたので、これは、良いチャンスとばかりに、自分の携帯も変えてしまおうと目論んだのですが。。。

携帯電話の人口普及率は75%超と、既に新規獲得が困難になってきている携帯電話市場では、キャリア各社が特色を出そうと差別化ポイントを絞り込んでいます。
トップを独走するNTTドコモはクレジット決済機能、auは音楽携帯、ソフトバンクはワンセグ。各社がそれぞれの差別化戦略を打ち出してきています。

私自身は、ドコモユーザーですが、携帯メールを今まではあまり使って居なかったので、「アクオス携帯」が欲しかったんです。
さすがに「番号が変わると面倒くさいなぁ」とは思っていましたが、私にとっては携帯番号が変わらなければ、キャリアを変えることに抵抗はありませんでした。つまり、最大のスイッチングコストは「電話番号」だったわけです。
彼女もメールは使っていないわけですから、何も問題はないだろうとばかりに、ソフトバンクに乗り換えちゃえという提案をしました。

そこに立ちはだかったのは、家族割、長期割などのコスト面。10年以上ドコモを使っているので、月額の割引が大きいんですね。私は気にもしていなかったのですが、家計を管理する彼女にしてみれば大問題。ということで、早々にドコモの携帯で落ち着き、10月24日を待たずに我が家の携帯ショップ訪問は終焉を迎えました。もちろん、私の携帯は以前のままです。。。

そういえば、先週の日経MJの記事に、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)の利用意向についての調査結果が少し載っていました。

確かに、番号以外のスイッチングコストも高そうです。
みなさんは、ナンバーポータビリティを使いたいですか?