ロングテールの法則をご存知でしょうか?
従来の常識であった「80対20の法則」(パレートの法則・上位20%の顧客の購入額が80%を占める)を覆す現象で、ニッチな商品が売れるような状況を指します。

インターネットの普及に伴って、店舗では目にしないニッチな商品が売れるようになっています。
これまでコンビニなどでは、データ重視による「売れ筋」を販売することに注力してきて成功しましたが、逆に店の個性がなくなってしまいました。

例えば、ネットオークションなどでは、一般ではなかなか購入できない「死に筋」商品を購入しようとする人が多く集まっているのも、一つの現れでしょう。

また、こうした「死に筋」商品を復活させるサイトもあります。
「たのみこむ」( http://www.tanomi.com/ )というこのサイトでは、メーカーに販売中止の商品などの復活を要望することが出来ます。
販売中止となっていたバンダイの「スペースワープ」という商品は、このサイトで復刻し、累計5億円を超すヒットとなったとのことです。

データに頼った開発・販売だけではすまされない、
成熟した時代ならではの現象といえるでしょう。
こんな「死に筋」のなかにも新しい大きなチャンスは眠っているのですね。