こんにちは。
シナプスマーケティング・カレッジの名和田です。

前回は、ランチェスター戦略の歴史について触れていきました。

その中に出てきたF・Wランチェスターが発見した「ランチェスター法則」
について今回は、みていきたいと思います。

ランチェスター法則は2つ有ります。
「ランチェスター第1法則」と「ランチェスター第2法則」です。

「ランチェスター第1法則」とは、一般には「一騎打ちの法則」と呼ばれています。
狭い範囲で敵に近づき、1人が1人を攻撃する刀などの武器を使う場合に適用される
法則です。

「ランチェスター第2法則」とは、一般には「確立戦闘の法則」「集中効果の法則」と
呼ばれています。
広い範囲で敵と離れて、機関銃など多数が多数を攻撃する武器を使用する際に提供される
法則です。

これはつまり、戦いには大きく「2つの戦い方」があることを意味します。

●「1対1の戦い」=単発兵器、局地戦、接近戦に適用

●「集団対集団の戦い」=近代(確立)兵器、広域戦、遠隔戦

この2つの戦い方は、全く異なります。
ここをしっかり理解していないと戦略そのものを誤ってしまいます。

ランチェスター法則とは、ランチェスター戦略の根幹となるものですので、
まずは、「第1法則」から詳しく説明していきます。

ランチェスター法則そのものは、戦争から導き出されてますので、
その考え方は、敵と味方が戦った時の損害量を示す方程式となります。
その公式は、以下の通りです。

●M0− M = E(N0− N)

M0:味方の初期兵力数 N0:敵の初期兵力数
M:味方の残存兵力数 N:敵の残存兵力数
E:Exchange Rate(交換比=武器効率)

この公式の意味はわかりますか?

例えば、同じ力量で同じ武器を持った兵隊同士が、
M軍5名・N軍3名で戦ったとします。

その場合、損害量は同じとなります。
と言うことは、兵力数が多いほうが勝ち、
多い分だけ生き残ると言う結果となります。

つまり、
●戦闘力 = E(武器効率)× 兵力数

と言う結論になるわけです。

もっと簡単に言ってしまうと、
武器効率とは、敵と味方の武器性能の比率です。

味方が敵の2倍の性能の武器で戦えば、
敵の武器効率1に対して、味方の武器効率は2です。

敵が味方の2倍の武器性能であれば、敵1に対して、
味方0.5の武器効率となります。

つまり、同じ武器や力量のもの同士で戦えば、
兵力数の多い方が勝つということです。

逆もしかり。数が同じなら、武器や力量が優れている
方が勝つのです。

*勝つためには、「武器を磨くか」「兵力数を増やす」

非常にシンプルでわかりやすいかと思います。
当たり前すぎて、拍子抜けしたかも知れませんね。

では、これをビジネスに置き換えるとどうなるのでしょうか?

次回はそこから説明していきます。

参考文献:「ランチェスター戦略マニュアル」
     「ランチェスター戦略弱者逆転の法則」  
      NPOランチェスター協会資料