今年は暖冬で、スキー場でも雪不足に苦労しているようです。
スキー人口はバブル崩壊以降、軒並み減少を続けピークの
約半分まで減少したといわれています。

そんな中、規模も大きくなく、ゲレンデでは優位ではないスキー場が、
ターゲットを明確にすることで近郊のスキー場と見事にすみわけをしています。

それは、群馬県にある「かたしな高原スキー場」です。
http://www.katashinakogen.co.jp/

このスキー場のすぐ隣には、群馬県で最も広い「尾瀬岩鞍スキー場」があり、10分ほどのところにもやはり規模が大きく、スノーボーダに人気の「尾瀬戸倉スキー場」があります。

ゲレンデの広さ、バリエーションではかなわない「かたしな高原スキー場」では、「安全・安心・優しさ・かわいらしさ」などを前面に出し、以下のような工夫をしています。

・スキー場はスキー専用
 ⇒ スノーボーダーとの衝突などの不安回避
・子供向けのスクールの充実
 (ベビールーム・雪の幼稚園・ファンタスキークラス・ジュニアスキークラスなど多彩)
・ミッフィーをイメージキャラクターにし、かわいらしさを強調
・ミッフィーのオリジナルグッズの販売
 ⇒ 子供にとって親しみやすく、喜ぶ
・リフト安全管理規定の公開
 ⇒ 安全性を強調し、親も安心
・かたしなファミリークラブ設立
 ⇒ 小学生以下の子供のいる家族が登録すると割引になるなど多くの特典
・家族で楽しめるたくさんのイベント

あいにく、私は今もがんがん滑るタイプなので、
「尾瀬岩鞍スキー場」行ってしまいますが、
子供を連れて行くなら「かたしな高原スキー場」にしたいと思います。
「小さい子供を安心して楽しませることができるスキー場」、
そんな優しい雰囲気が伝わってくるこのスキー場、
家族連れからは多大なる支持を受けていることでしょう。

どんな人に喜んでもらいたいのかを明確に成功しているわかりやすい例です。

かわいいお子様のいるあなた、是非一度行ってみてはいかがでしょうか?