消費者の購買決定プロセスを説明するモデルとして「AIDMA」が大変有名です。
ご存知の方も多いかと思いますが、ターゲット顧客の購買決定プロセスに応じてコミュニケーション目標を設定する際に、大変考えやすくなるモデルです。
最近は「AISAS」というモデルも注目されておりますが、まずは「AIDMA」について考えてみましょう。

このアルファベットは

Attention(注意)
Interest(興味)
Desire(欲求)
Memory(記憶)
Action(行動)
と、いうように顧客の心理状態の変化を表しています。

企業が実施するコミュニケーションの結果、ターゲット顧客を次のステージの行動に導いていくことが重要となります。
例えば、私自身、今現在1ヶ月以上も良いと思っているのに買っていないものがあります。
理由はいろいろありますが、忙しかったり、単純にお店に行かなかったとか、結局、緊急度や必要度がそれほど高くないわけです。
この段階であれば、企業はどのようにして来店させるか、もう一押しで何が効果的かということを考えて、コミュニケーションを行う必要があります。

この様に、ターゲット顧客の具体的な行動と心理状態をイメージしながら、実際のコミュニケーション戦略として「いつ、何を、どのような手段で実施すればよいのか」を詳細に検討していきます。
マーケティングコミュニケーションとは、企業側の一方的なアピールだけでなく、ターゲット顧客との関係性を築き上げ、最終的な購買まで導く活動なのです。

皆さんがご覧になっているテレビCMや新聞、雑誌広告など、どの態度ステージをイメージして作成しているのか考えてみてください!