シナプス後藤です。
先日、知人から「後藤はどこでワインを買っているのか?」と聞かれたのでその時回答したものを10倍くらいに膨らませて書きます。
私が考える失敗しないワインの買い方は、ズバリ「分かっていそうな店に行き、自分の好みを店の人に伝え、お薦めの何本の中から選択する」です。当たり前の事なのですが、これが意外と難しいようですね。
これはワイン選びだけでなく、プロフェッショナルサービスを利用するケースも同様で、「専門性が高いところに」「やりたい事を伝え」「専門家の意見を元に意思決定する」ことが失敗しないコツです。
私は、決してワインに詳しいわけではありませんが、お酒の中では好きな部類に入るので、たまに自分で買って飲んだり、友人宅に遊びに行く際に手土産に使ったりしています。
ワインは様々な銘柄が存在し、しかも好みも当たりはずれもあるので正直難しいと思います。一般人にとって、一部のどこでも手に入るリーズナブルで美味しいワイン、例えば、コンチャ・イ・トロ サンライズやアスティ スプマンテ チンザノのようなものを除けば、ほとんどのワインが初めて飲む銘柄でしょう。ですので、どうしても専門家の知見が必要なわけです。
http://www.kirin.co.jp/products/wine/cyt/
http://winegate.suntory.co.jp/shopdetail/000000000192/
画像出所:それぞれ、kirin、suntoryサイトより
私の最近の選択肢は、自宅の近くに2軒、あとは百貨店です。
まず自宅の近くでは、一つはワインを通販でも取り扱っているワイン専門のお店で、品ぞろえも幅広く、店員が自分で飲んで買いつけていたりすることもあり、比較的知識も豊富です。また、試飲が出来るケースが多いので、自分で好きな物を選ぶこともできます。もう一つは、イタリアン系の食材や惣菜を扱っているお店でこちらもたまに試飲が出来るのですが、多くは自分で飲んで仕入れているらしく、「これは美味しいですよ」と勧めてくれます。
外出する場合は、現地近くで買ったり、または会社の近く、つまり銀座の百貨店で購入する事が多いです。百貨店の場合、ワインアドバイザーが必ずいますので、彼ら彼女らに相談する事が出来ます。百貨店はどうしてもアドバイザーのスキルがばらつく印象があり、外れるケースもあるのですが、この辺りは特に土産物については「ブランド」で押しとおす事は可能でしょう。
購入する際は、「どういうものを飲みたいのか?」を伝えます。
私の場合、一番多いのは、「今日は○○を食べたいのですが、何か良いものはありますか?」ですね。ワインは食事と併せて飲むケースが多いため、メインとなる食事を伝えるとそれに合わせたものを提案してくれる事が多いです。
以前、上記のイタリアン系のお店で「今日は麻婆豆腐にする予定なのですが」と話したら、意外とこれ合いますよ、と薦めてくれたのがTERRE NOBILI cariglio(2013)です。イタリア南部はカラブリア州のものらしいですが、意外にスパイシーな味が中華のスパイスと通じるものがありとてもおいしかったです。イタリア料理はトウガラシをふんだんに使う傾向があり、もともとトウガラシ系の辛さと合わせやすいものがある、と言う事かもしれません。
http://www.tenutaterrenobili.it/cariglio.html
画像出所:http://www.tenutaterrenobili.it/images/cariglio-slide.png?crc=206744084
また、個人的には樽香の強いシャルドネが好きなので、料理が決まっていない時はそのまま好みを伝えます。以前、「シャルドネはカリフォルニアが有名ですけど、価格が高くなってしまっているので、こちらの方が」と進めて頂いた事もあります。
結局、自分の好みや使用用途を伝える、ということがポイントになるでしょう。
そして、最後は専門家からお薦めして貰うことになるのですが、私は通常、2-3個お薦めを挙げて貰います。価格に若干幅があるので、高いものから安いものまで(大体、家で美味しく飲もうと思うと2-3000円クラスが多いので、1800円くらいから2800円くらいまでの2-3本)を推薦して貰います。
この中で、最終的には自分の気分とお財布の状況で決めることになります。
試飲が出来るものは、試飲してから買う方が良いのですが、状況によってバイクで買いに行く場合はそもそも飲めないのと、飲めたとしても、「今欲しいものと異なる」ことが多いため、結局は試飲出来ないものから探すしかないことは多いです。勿論、試飲でおいしかったから衝動買いと言うケースもありますが。
上記を踏まえて、まずは自分自身の好みを知る、というのは比較的重要なことだと思います。ブドウや産地を覚えるのはアドバイザーとの共通言語になりやすいので良いのですが、なかなかそこまで勉強する時間もパワーも気力もない事が多いでしょうから、まずは、「飲んでみて好きな物」を覚えておくと良いと思います。もしその時に、周りにワインが詳しい人がいれば、その特徴を聞いてみると良いでしょう。例えば、それを特徴づけるブドウや産地など教えてくれると思います。
その上で、お店に行き、「自分の好みを伝えて出して来てくれるもの」を一度買って飲んでみてください。それが当たりならその店はあなたに取って良い店です。
あらためて、私が考える失敗しないワインの買い方は、
・分かっていそうな店に行き
・自分の好みを店の人に伝え
・お薦めの何本の中から選択する
です。
これはワイン選びだけでなく、プロと仕事をする場合には、
・専門性が高いところに
・やりたい事を伝え
・専門家の意見を元に意思決定する
ことが失敗しないコツです。
と言いながら、結局最後は楽しく飲めればワインは何でも美味しく、結局、誰と飲むか一番最後の重要な要素ですね。
先日、知人から「後藤はどこでワインを買っているのか?」と聞かれたのでその時回答したものを10倍くらいに膨らませて書きます。
私が考える失敗しないワインの買い方は、ズバリ「分かっていそうな店に行き、自分の好みを店の人に伝え、お薦めの何本の中から選択する」です。当たり前の事なのですが、これが意外と難しいようですね。
これはワイン選びだけでなく、プロフェッショナルサービスを利用するケースも同様で、「専門性が高いところに」「やりたい事を伝え」「専門家の意見を元に意思決定する」ことが失敗しないコツです。
私は、決してワインに詳しいわけではありませんが、お酒の中では好きな部類に入るので、たまに自分で買って飲んだり、友人宅に遊びに行く際に手土産に使ったりしています。
ワインは様々な銘柄が存在し、しかも好みも当たりはずれもあるので正直難しいと思います。一般人にとって、一部のどこでも手に入るリーズナブルで美味しいワイン、例えば、コンチャ・イ・トロ サンライズやアスティ スプマンテ チンザノのようなものを除けば、ほとんどのワインが初めて飲む銘柄でしょう。ですので、どうしても専門家の知見が必要なわけです。
http://www.kirin.co.jp/products/wine/cyt/
http://winegate.suntory.co.jp/shopdetail/000000000192/
画像出所:それぞれ、kirin、suntoryサイトより
私の最近の選択肢は、自宅の近くに2軒、あとは百貨店です。
まず自宅の近くでは、一つはワインを通販でも取り扱っているワイン専門のお店で、品ぞろえも幅広く、店員が自分で飲んで買いつけていたりすることもあり、比較的知識も豊富です。また、試飲が出来るケースが多いので、自分で好きな物を選ぶこともできます。もう一つは、イタリアン系の食材や惣菜を扱っているお店でこちらもたまに試飲が出来るのですが、多くは自分で飲んで仕入れているらしく、「これは美味しいですよ」と勧めてくれます。
外出する場合は、現地近くで買ったり、または会社の近く、つまり銀座の百貨店で購入する事が多いです。百貨店の場合、ワインアドバイザーが必ずいますので、彼ら彼女らに相談する事が出来ます。百貨店はどうしてもアドバイザーのスキルがばらつく印象があり、外れるケースもあるのですが、この辺りは特に土産物については「ブランド」で押しとおす事は可能でしょう。
購入する際は、「どういうものを飲みたいのか?」を伝えます。
私の場合、一番多いのは、「今日は○○を食べたいのですが、何か良いものはありますか?」ですね。ワインは食事と併せて飲むケースが多いため、メインとなる食事を伝えるとそれに合わせたものを提案してくれる事が多いです。
以前、上記のイタリアン系のお店で「今日は麻婆豆腐にする予定なのですが」と話したら、意外とこれ合いますよ、と薦めてくれたのがTERRE NOBILI cariglio(2013)です。イタリア南部はカラブリア州のものらしいですが、意外にスパイシーな味が中華のスパイスと通じるものがありとてもおいしかったです。イタリア料理はトウガラシをふんだんに使う傾向があり、もともとトウガラシ系の辛さと合わせやすいものがある、と言う事かもしれません。
http://www.tenutaterrenobili.it/cariglio.html
画像出所:http://www.tenutaterrenobili.it/images/cariglio-slide.png?crc=206744084
また、個人的には樽香の強いシャルドネが好きなので、料理が決まっていない時はそのまま好みを伝えます。以前、「シャルドネはカリフォルニアが有名ですけど、価格が高くなってしまっているので、こちらの方が」と進めて頂いた事もあります。
結局、自分の好みや使用用途を伝える、ということがポイントになるでしょう。
そして、最後は専門家からお薦めして貰うことになるのですが、私は通常、2-3個お薦めを挙げて貰います。価格に若干幅があるので、高いものから安いものまで(大体、家で美味しく飲もうと思うと2-3000円クラスが多いので、1800円くらいから2800円くらいまでの2-3本)を推薦して貰います。
この中で、最終的には自分の気分とお財布の状況で決めることになります。
試飲が出来るものは、試飲してから買う方が良いのですが、状況によってバイクで買いに行く場合はそもそも飲めないのと、飲めたとしても、「今欲しいものと異なる」ことが多いため、結局は試飲出来ないものから探すしかないことは多いです。勿論、試飲でおいしかったから衝動買いと言うケースもありますが。
上記を踏まえて、まずは自分自身の好みを知る、というのは比較的重要なことだと思います。ブドウや産地を覚えるのはアドバイザーとの共通言語になりやすいので良いのですが、なかなかそこまで勉強する時間もパワーも気力もない事が多いでしょうから、まずは、「飲んでみて好きな物」を覚えておくと良いと思います。もしその時に、周りにワインが詳しい人がいれば、その特徴を聞いてみると良いでしょう。例えば、それを特徴づけるブドウや産地など教えてくれると思います。
その上で、お店に行き、「自分の好みを伝えて出して来てくれるもの」を一度買って飲んでみてください。それが当たりならその店はあなたに取って良い店です。
あらためて、私が考える失敗しないワインの買い方は、
・分かっていそうな店に行き
・自分の好みを店の人に伝え
・お薦めの何本の中から選択する
です。
これはワイン選びだけでなく、プロと仕事をする場合には、
・専門性が高いところに
・やりたい事を伝え
・専門家の意見を元に意思決定する
ことが失敗しないコツです。
と言いながら、結局最後は楽しく飲めればワインは何でも美味しく、結局、誰と飲むか一番最後の重要な要素ですね。