シナプス後藤です。

12月から、バタついていて纏めるのを失念しておりましたが、ログの様に書いている部分もあるので、2014年のヒット商品番付をまとめます。
(2014/12/3日経MJより)

■東
横綱:インバウンド消費
大関:アナと雪の女王
大関張出:錦織圭
関脇:格安スマホ
小結:デミオ
前頭:Wゼロ、NISA、牛すき鍋膳、ちょい飲み、観光列車、クロワッサンドーナツ、ジェルボール洗剤、TSUM TSUM、エアー寝具、自撮り、希少糖、朝の連ドラ、バーバリーのトレンチ、地方消滅

■西
横綱:妖怪ウォッチ
大関:ハリー・ポッターinUSJ
大関張出:羽生結弦
関脇:iPhone6
小結:ハスラー
前頭:Wトクホ、ふるさと納税、サードウェーブコーヒー、遺伝子検査、富岡製糸場、グラノーラ、Ban汗ブロックロールオン、ラブライブ!、ミラカール、カクノ、ミドリムシ食品、昼顔(ドラマ)、靴下、ビリギャル

殊勲賞:青色LED
敢闘賞:ハロウィーン
技能賞:ハイレゾリューション
流行語賞:壁ドン
残念賞:サッカーW杯日本代表

マクロ環境の動きとしては、アベノミクスによる円安、及び、消費税8%の導入が大きなところでしょうか。シナプスは銀座にオフィスがありますが、銀座あたりもかなりアジア地域からの旅行者を多く見かけます。外国人観光客が1100万人を超えてかなり消費がなされている、と言う事ですね。エンターテイメントではやはり妖怪ウォッチが強いですね。
2014年上期はアナ雪が横綱、妖怪ウォッチは関脇だったのですが、年間を通してみると逆転しました。妖怪ウォッチは周囲に話を聞くと、「大人が見ても面白い」という評価が多いので、アナ雪も含め、「子供向けのヒットは、大人が見ても面白くないといけない」という事なのかもしれません。


日経MJヒット商品番付2014 上半期



スマートフォン端末はそろそろなくなるだろうと予想していましたが、上期同様格安スマホ、そして、iPhone6がランクインしました。iPhone6は、薄型、大型になって賛否両論出ましたが、発売当初は物凄い行列。世界的にも売れているようですが、日本の需要だけで見ると、「中国人が買って転売する」と言う事が言われていましたので、インバウンド消費に合わせたヒットなのかもしれません。

スポーツは、テニスの錦織選手、フィギュアスケートの羽生選手が入りました。活躍次第ではサッカー日本代表が入ってきても良かったのですが、今回は残念な結果ですね。


2015年は消費税10%導入が先送りになったため、各社ともどう価値を付けていくか、ということにより強く取り組むことになると思います。とはいっても、既に成熟期、人口だけで考えると衰退期に入っている日本は、どれだけ価値を付けていくか、というのは結構大きなテーマだと思います。
今は、「良いものであれば高くても売れる時代」「ダメな物は安くても売れない時代」ですから、どう価値を付けるかが重要ですね。

セグメントとしては、そろそろ団塊世代向けビジネスや介護関連等が入ってきても良いのでは、と想像しています。

皆さんは、どのような感想を持ちましたか?

日経MJヒット商品番付2014 上半期
日経MJヒット商品番付2013
日経MJヒット商品番付2013 上半期
日経MJ ヒット商品番付2012
日経MJ ヒット商品番付2012 上半期
2011年ヒット商品番付(日経MJ)
せっかくなので、日経MJヒット商品番付の2010年版