シナプス後藤です。

昨日、珍しく出張で大阪に行きました。

首都圏と大阪(と言うよりも関西、或いは西日本)では幾つかの事で異なります。代表的なのはエスカレーターの並ぶ位置でしょうか。
一般に、エスカレーターは止まる人と歩く人で分かれて、止まる人は首都圏では左側、関西圏では右側に並びます。
頭では分かっているのですが、大阪でエスカレーターに乗る瞬間に「あ、違うんだ」と思ったりしますね。

いつもは、地下鉄で移動する際、切符を買うのですが、今回PASMOで通れるか試してみました。これも当たり前の話ですが、当たり前に通れるのですね。恐る恐るだったので、すんなり通れてこれからの移動は結構楽になり助かります。


さて、人間はこの「当たり前」の行動に大きく依存しています。良く「分かる」と「出来る」では違う、と言いますが、行動習慣はなかなか変えられないものです。だから、もしPASMOが使っていないと分かっていても、改札近くに来るとついパスケースを出してしまう、という愚を犯します。

だから、新商品を提供する時は人間の「当たり前」に逆らわないかどうかをチェックしなければいけません。人間の「当たり前」に逆らうような商品は浸透させるのがとても大変なのです。


但し、とても大変だからこそ、大きなイノベーションが生まれる、と言う事なのでしょうけど。