シナプス後藤です。

日経MJから、2014年度上期ヒット商品番付が発表されました。

■東
横綱:格安スマホ
大関:価値組消費
関脇:レジェンド(ソチ五輪)
小結:NISA
前頭:イオンモール幕張新都心、靴下女子、トヨタの「ハリアー」、牛すき鍋膳、台湾、村上海賊の娘、W(ダブル)トクホ、遠藤、自作スタンプ、ジェルボール型洗剤、国立競技場、トレイルラン、カクノ、坂上忍

■西
横綱:アナと雪の女王
大関:駆け込み消費
関脇:妖怪ウォッチ
小結:Vine
前頭:あべのハルカス、スカート回帰、スズキの「ハスラー」アボカドバーガー、ハラル対応、イニエシエーション・ラブ、希少糖、カープ、モンスターストライク、コールドプレス、富岡製糸場、けん玉、デジタル耳栓、橋本環奈


私の中では、やはり消費税が8%に上がったのが上期の最大トピックです。関連では、西の大関である駆け込み消費がそれに当たりますね。消費税の影響はそれほど大きくなかった、と言うのが大勢を占めていますが、3月の駆け込み消費と、それに伴った4月の売上減少は今後消費税が10%に上がることが想定されますので、良いベンチマークになっているのではないかと思います。

以前、2013年度のヒット商品番付で「端末はない」と想定していたのですが、意外に格安スマホ、と言うのが来ましたね。これは想定できませんでした。
アナと雪の女王は今もブームが続いています。以前のあまちゃんや半沢直樹もそうですが、強い映像コンテンツが出るようになってきた感があります。時代としては、「全員がテレビを見ている」わけでもないので、一つのコンテンツが突出することが少なかったと思うのですが、最近メガヒットが目につくようになりました。今後も面白いコンテンツに期待ですね。


もうここ数年言われていることですが「価値組消費」と言われるように、良いものにはお金を出す時代になりましたね。最近は特に、アベノミクスの影響なのか景気が良いので、余計に目立ちます。
プライシングでは、バリューラインと呼ばれる価値と価格のバランスを考えることが重要になります。当たり前の話ですが、
・価値の高いモノは値段も高い
・価値の低いモノは値段も安い
・価値が中くらいのものは値段も中くらい
です。
デフレ経済下では、中価値や高価値のものが安く販売されていましたが、今は
・安いと言う価値

・高い価値に合わせた価格
が二極分化している感じがします。


2014年通期では、消費税は間違いなく入ると思いますが、意外に低調に終わってしまったワールドカップ日本代表は、案外登場しないかもしれません。この辺は残念でなりません。

皆さんは、どのような感想を持ちましたか?


※2014/06/11の記事です。バタついていて記載が遅くなってしまいました。

日経MJヒット商品番付2013
日経MJヒット商品番付2013 上半期
日経MJ ヒット商品番付2012
日経MJ ヒット商品番付2012 上半期
2011年ヒット商品番付(日経MJ)
せっかくなので、日経MJヒット商品番付の2010年版