シナプス後藤です。

新規事業や起業で成功するために最も必要な素養はなんだと思いますか?

業界知見、ビジネスのスキル、事業への意思、成功イメージ、ネットワーク、行動力等々色々挙げられますが、一般に、新規事業や起業を成功させるには、「やり続ける意思」が必要、と言われます。新しいことへのチャレンジは難しいので大抵失敗が続きます。そのときに、折れずに続けられる「何か」が必要になりますが、どこかのタイミングで自分以外は全員反対、という四面楚歌状態に陥ることもあり、結局「何か」は本人の意思以外ではありえない事がほとんどでしょう。

シナプス代表の家弓は
「パッション」は新規事業の必要要件
「ロジック」はその成功確率を上げるもの
と言っています。
ロジックとパッションの狭間から。。。「新規事業開発の10ステップ」


これはまさにその通りで、結局情熱がなければ続かない。
では、何に対する情熱を持つべきなのか?
以前、01Boosterの鈴木さんと話したときも、彼は「起業家や新規事業の担当者にやる『必然』が絶対に必要」といいます。多くの場合は、新規事業から得られる結果や新規事業が解決する社会的課題、になるのでしょう。
ところが、先日、下記の鈴木さんのエントリーを見て、違うのではないか、と思い始めました。
【01Blog】やりたい起業ネタがあることの罪

要約すれば、余りに事業テーマに対する思い入れが強いと判断を間違える、上手く行かない、ということで、つまり、「新規事業のテーマそのものに対する必然」はある一定確率で上手く行かない、という事です。(たまたま大きなマーケットを見ていれば上手く行くでしょう。)

私は、新規事業や起業で成功するために最も必要な素養は、「プロセスを楽しめること」だと思います。

もう少し拡げて考えると、新規事業や起業だけでなく、困難なことへのチャレンジ全てに当てはまることではないでしょうか。
例えば、今、日本代表としてワールドカップに出ている本田選手は、小さい頃からの夢でセリエAで10番を着ける、ワールドカップに出る、など高い目標を掲げていたことで話題になりました。もちろん、目標を持ち、その夢にコミットすることは重要です。ただ、彼がここまで頑張れた理由のかなりの部分は、「サッカーをプレイするのが好き」という事では無いでしょうか。これは、野球選手であるイチロー選手や松井選手なども同じでしょう。

新規事業や起業では、様々なことに走り回ることになります。下げたくない頭も下げ、売れると思ったプランが失敗し、それでも前に走り続ける必要があります。そのプロセスを楽しめるかどうか。失敗も含めて、「失敗が経験になった」と喜べるかどうか。
結局、そんな素養が必要なのでは無いでしょうか。

新規事業の立ち上げ屋やシリアルアントレプレナーといわれる人たちは、このプロセスそのものが好きだから何度も何度もチャレンジする、そして経験が溜まって成功率が高くなる、ということなのだと思います。



なお、シナプスでは、このプロセスを楽しむ術を知っている新規事業のリーダー 伊藤羊一氏をお招きして、講演会を行います。ご興味のある方はご参加くださいませ。
家弓正彦の仕事塾「新規事業におけるリーダーシップ」 http://www.cyber-synapse.com/mkay/140724/?mblog