海堂尊さんの作品にハマりました。
最近、「ケルベロスの肖像」が映画化されてちょうど公開されているタイミングかと思いますが、それとは関係なく、先日、友人に「面白い」と薦められて、チーム・バチスタの栄光を今更ながらに読みました。
ご参考まで映画「ケルベロスの肖像」のHP http://batista-movie.jp/

その勢いで、シリーズである
・チーム・バチスタの栄光(上)(下)
・ナイチンゲールの沈黙(上)(下)
・ジェネラル・ルージュの凱旋(上)(下)
を読んでしまったので、この後、イノセント・ゲリラの祝祭、アリアドネの弾丸、ケルベロスの肖像と読んでしまうのであろうかと思います。


文体がテンポが良く読みやすい、という事と論理展開がとても面白い、という事もあるのですが、エンターテイメントとして優れているのはあと次の二つの点ではないかな、と思います。
・登場人物の特徴が極端に際立っていること
・詳細の描き方がとてもリアルであること

これは、ドラマ「半沢直樹」にも感じた点で、半沢直樹は、主人公半沢直樹と敵役の大和田常務がかなり極端なキャラクターに描かれていた点と、銀行内部の状況や用語等が非常にリアリティがあったことが面白さのエッセンスになっていたのでは、と思います。

海堂尊さんの作品、この白鳥・田口シリーズ(小説の主人公二人が毎回出てくるのでそう呼ばれている)でも、同様に、登場人物がとてもユニークです。特に、「ロジカル・モンスター」と呼ばれる白鳥は非常に論理的で絵にかいたような「頭が良いけど嫌な奴」に描かれています。
そして、病院内の状況は、例えば、「チーム・バチスタの栄光」であれば、バチスタ手術という心臓外科のかなり特殊な内容を精緻に描いています。また、外科医師だけでなく麻酔医師や技師、看護師などの状況もとても臨場感のある描き方です。


エンターテイメントの面白さの分析、ほど面白くないものもありませんが、こういった特殊な世界の実情を、極端な人物が動きまわる、というスタイルのエンターテイメントは今後も増えるような気がします。

いずれにしても次の本を読むのが楽しみなのですが、一方で、睡眠時間が足りなくなってくるのが困りものですね。