シナプス後藤です。

昨日、携帯電話の地震速報が鳴りました。奈良が震源地だそうですが、結局誤報だったそうですね。
誤報そのものは良い事ではありませんが、地震が無かった、誰も困った人がいなかった、と言うのはとても良いことですね。

さて、皆さんは地震速報が鳴った時にどう言う行動を取りましたか?
1) なっていることに気付かなかった
2) 気付いたが何の音か分からなかった
3) 地震速報と分かったが何もしなかった
4) 地震速報と分かったので情報を取りに行った
5) 地震速報と分かったので身構えた
6) 地震速報と分かったので逃げた
7) 地震速報と分かったので身を隠した

恐らく、正解は7でしょう。それ以外は緊急地震速報の性質上、意味が無いように思います。
東日本大地震の時、日頃から避難訓練をしていた人たちは高台に逃げて津波から助かった、と言う話がありました。それからも分かる通り、音が鳴ったら隠れる、という行動を普段からしないと、本当に大きな地震が来た時に役に立たなくなってしまいますよね。

地震速報は、P波とS波の伝達速度の違いから機能するものです。伝わるスピードは早いが弱い揺れのP波と伝わるスピードは遅いが強い揺れのS波があるので、P波を検知したら気象庁から各キャリア、そして端末に伝達されると言う仕組みです。少し震源地が離れている場合には数秒、或いは数十秒くらいのタイムラグがあることが知られています。
ところが、直下型の地震で、震源地にほど近いところにいる場合はほとんど役に立たない、場合によっては揺れが先にくるでしょう。

つまり、地震速報を自分の安全のために役立てるのであれば、「数秒の間に身を隠す」以外の選択肢はありません。
本当に危険なサイズの地震が来ている場合、上記の1)-4)の対応をした人はほぼアウト、5)、6)はちょっとダメージが軽減されているかもしれません。(6は逆に増幅するリスクもあります。)


私は3)でした。正確には自分の携帯には気付かず同席していた方のiPhoneが鳴って気付きました。

facebookなどを眺めていると、「誤報か」という情報が飛び交っていました。人によっては、「なんで誤報を鳴らすんだ」と怒っている人までいたようです。


本来隠れるべき、と言うのを分かった上で、個人的には、私は地震速報を使わないようにしたいと考えています。
勿論、地震が起きたら隠れた方が良いに決まっています。ですが、2011年頃のまだ余震が多かったころ、地震速報で行動を全く変えない自分がいたのです。行動を変えない理由は、「大きな地震は来ない」とタカをくくっているからでもあるのですが。

行動が変わらないのであれば、速報を聞いたところで意味は無い。タカをくくるのがそもそもどうかと言われると、勿論「想定外に対応」しないとダメなのでしょうけど、それ以上に誤報やクリティカルでない情報の方が圧倒的に多いように感じています。言い換えれば、本当に隠れなければならない状況だと役に立たないタイミングでしか来ないのではないか、とも思っているわけです。


地震は確かに気になりますが、それによって自分が何も変わらないのであれば、単なるノイズでしかありません。
情報過多の世の中、自分にとって役に立たない情報は切り捨てる、というのも選択肢なのではないでしょうか?


参考:
mblog「緊急地震速報で人は行動できるのか?」
NTTドコモの緊急地震速報
auの緊急地震速報
Softbankの緊急地震速報