シナプス後藤です。
先日、ニュースサイトを眺めていたら、コンビニ強盗に金を出せと言われて「何で?」と回答して撃退した、と言うニュースがありました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130520-OYT1T00369.htm
当社の研修やマーケティングカレッジでも「なぜ?」を聞くことは良くあります。それは、理由を考えることで、その物事の本質を考えることに繋がるからです。
なぜ、という質問は大きく三つの観点を問う事になります。
[1] 事象のメカニズムや本質を理解する
[2] 目的を知る
[3] 行動や判断の根拠を知る
[1] 事象のメカニズムや本質を理解する
ロジカルシンキングなどで、「なぜ?」を問うのは事象の本質を理解したい、と言う理由が一番多いように思います。現象にはかならず原因があります。その原因を突き詰めていった時に、本質が理解できます。
・なぜ顧客はあの商品を買うのか?
・なぜあの企業は利益率が高いのか?
・なぜ他社は値下げ攻勢に出たのか?
等など。なぜを問い続けることで、表層的な状況だけでなく、その裏に隠れているメカニズムを理解できます。
[2] 目的を知る
上司から何か依頼された場合や、今、自分が行っている行動をより良いモノにするためには、その目的を明らかにすることが効果的です。「なぜ?」を問う事によって、目的と自分の行動、施策を整合させ、最も効果のある行動が取れるようになります。
どのような仕事も必ずそこには目的があります。例えば、めんどくさい事務書類を書くのだって、企業にとっては大きな目的があるはずなのです。
自分の仕事を考える場合には、「この仕事をやると、上司にとってはどういう意味があるのか?」考えますよね。これが、目的でしょう。さらに、上司の上司、そのまた上司、最終的には経営トップの目線から見た目的を達成するためにあるのです。
なぜを問い続けることで、より価値のある仕事のあり方を理解できます。
[3] 行動や判断の根拠を知る
部下や関係者が何か失敗した場合に、「なぜそんな事をしたのか?」を聞きますよね。これは攻めているように聞こえますが、この質問の意味は、間違えた理由を明らかにし、次は間違えないようにするためのものです。
何かの行動を行った場合、或いは意思決定を行った場合には、何らかの行動する理由や判断根拠を持っているはずです。もし、行動の結果、意思決定の結果が間違っているのだとすると、往々にしてスキルの問題ではなく、考え方、つまり判断根拠の問題に帰着します。言い換えれば、間違った場合にこそ、「なぜ?」を問い続けて根拠を知っておく、共有しておく必要があります。
「なぜ?」という言葉は日本語で飛び出してくるとコンビニ強盗を撃退する程度に強いネガティブパワーを持ちます。
その一方で、「なぜ?」という問いかけは、言葉の意味としては仕事をよりよくするための効果があることも事実です。
何かに悩んだら、「なぜ?」を使ってみて下さい。
但し、一般的には「何で?」という言い方は人の神経を逆なですることが多いので、コンビニ強盗に使うのはあまりお勧めできません。
先日、ニュースサイトを眺めていたら、コンビニ強盗に金を出せと言われて「何で?」と回答して撃退した、と言うニュースがありました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130520-OYT1T00369.htm
19日午後11時35分頃、水戸市飯富町のコンビニ店「ココストア水戸飯富店」で、男が男性アルバイト店員(36)にカッターナイフを突きつけ、「金を出せ」と脅した。
店員が「なんで」と言い返すと、男は何も取らずに歩いて立ち去った。店員と男性客1人にけがはなかった。
当社の研修やマーケティングカレッジでも「なぜ?」を聞くことは良くあります。それは、理由を考えることで、その物事の本質を考えることに繋がるからです。
なぜ、という質問は大きく三つの観点を問う事になります。
[1] 事象のメカニズムや本質を理解する
[2] 目的を知る
[3] 行動や判断の根拠を知る
[1] 事象のメカニズムや本質を理解する
ロジカルシンキングなどで、「なぜ?」を問うのは事象の本質を理解したい、と言う理由が一番多いように思います。現象にはかならず原因があります。その原因を突き詰めていった時に、本質が理解できます。
・なぜ顧客はあの商品を買うのか?
・なぜあの企業は利益率が高いのか?
・なぜ他社は値下げ攻勢に出たのか?
等など。なぜを問い続けることで、表層的な状況だけでなく、その裏に隠れているメカニズムを理解できます。
[2] 目的を知る
上司から何か依頼された場合や、今、自分が行っている行動をより良いモノにするためには、その目的を明らかにすることが効果的です。「なぜ?」を問う事によって、目的と自分の行動、施策を整合させ、最も効果のある行動が取れるようになります。
どのような仕事も必ずそこには目的があります。例えば、めんどくさい事務書類を書くのだって、企業にとっては大きな目的があるはずなのです。
自分の仕事を考える場合には、「この仕事をやると、上司にとってはどういう意味があるのか?」考えますよね。これが、目的でしょう。さらに、上司の上司、そのまた上司、最終的には経営トップの目線から見た目的を達成するためにあるのです。
なぜを問い続けることで、より価値のある仕事のあり方を理解できます。
[3] 行動や判断の根拠を知る
部下や関係者が何か失敗した場合に、「なぜそんな事をしたのか?」を聞きますよね。これは攻めているように聞こえますが、この質問の意味は、間違えた理由を明らかにし、次は間違えないようにするためのものです。
何かの行動を行った場合、或いは意思決定を行った場合には、何らかの行動する理由や判断根拠を持っているはずです。もし、行動の結果、意思決定の結果が間違っているのだとすると、往々にしてスキルの問題ではなく、考え方、つまり判断根拠の問題に帰着します。言い換えれば、間違った場合にこそ、「なぜ?」を問い続けて根拠を知っておく、共有しておく必要があります。
「なぜ?」という言葉は日本語で飛び出してくるとコンビニ強盗を撃退する程度に強いネガティブパワーを持ちます。
その一方で、「なぜ?」という問いかけは、言葉の意味としては仕事をよりよくするための効果があることも事実です。
何かに悩んだら、「なぜ?」を使ってみて下さい。
但し、一般的には「何で?」という言い方は人の神経を逆なですることが多いので、コンビニ強盗に使うのはあまりお勧めできません。