シナプス後藤です。

プレゼンテーションは質疑応答が勝負、の第三弾です。

プレゼンテーションは質疑応答が勝負(1):アドバイスをもらう
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(2):相手に話させる

(1)、(2)で書いた通り、質疑応答は重要です。特に、質問者をどれだけ話させるかがポイントです。

プレゼンテーションにおける質疑応答を見ていると、多くの場合、質問者がイイタイコトに対して回答がすり合っていないケースが多いです。これでは、(1)、(2)で書いているような重要な質疑応答が出来なくなってしまいますよね。

質疑応答がすり合っていないケースは、質問者の質問が良くないか、回答者の回答が良くないか、どちらかなのですが、すり合わない最大の理由は、「回答がすり合っていなかったとしても再質問しない」ことにあると思います。

多くの場合、プレゼンテーションへの質問は一回しか出来ず何度も聞くのは失礼、と思われている節があるように感じます。ですが、質問するからには明らかにしたいことがあるわけで、それが回答で明確にならなければ当然再質問の必要があるのです。
気の効いたプレゼンターであれば、「今ので回答になっていまずか?」と聞くことが多いのですが、私は質問の意図を聞くことを推奨しています。

「***についてはどのようにお考えでしょうか?」
という質問は良くあります。ただ、考えを聞いている場合は特に、質問者には質問の意図があるわけで、その意図によって必要な回答は異なります。
例えば、「過去の経験からこういう事があったのですが、、、」と言うような事だったり、「先ほど、**とおっしゃっていましたが、、、」というプレゼンテーションの流れに関することだったりが想定されます。

質問の文章に比して深い質問をしている方は結構多く見られます。ですが、質問の仕方がわからなかったり、表現力が足りなかったりすると、十分な表現が出来ていないことが結構あります。
もう一つの理由としては、質問者に遠慮している、或いは他のオーディエンスに遠慮している、と言う事もありますね。


だから、幾つか回答のパターンが想定される時には、
「スイマセン、質問の意図はなんでしょうか?」
と聞いてみて下さい。


質問には正しく回答する。それを意識するために質問の意図を確認する。これが良い質疑応答のポイントですね。

プレゼンテーションは質疑応答が勝負(1):アドバイスをもらう
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(2):相手に話させる
プレゼンテーションは質疑応答が勝負(3):質問の意図を聞く

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