シナプス後藤です。

最近、twitterやfacebookを使っているといわゆる「SPAM」が目につくようになってきました。
devil

twitterは、基本的にテキストベースでのやり取りですので、ダイレクトメールにのって、「SPAM源となるURL」が飛んでくるようです。

> LMAO...i am laughing so hard at this pic of you someone uploaded ***URL***

> Hey some person is posting terrible rumors about you... ***URL***

> Hi this user is saying terrible rumors about you... ***URL***

うしろの二つは同時期に飛んできましたので、メッセージだけ変えている同種のSPAMかもしれませんね。

facebookでは、アプリケーションが勝手に共有を開始する者が流行っているようですね。代表的なものは「カレンダーアプリ」でしょうか。これ自体が悪意があるのかどうかは分かりませんが、どうやら使用者が知らない間にアプリケーション共有の申請を行ってしまうようですので、良質なアプリとは言えないと思われます。


twitterにしても、facebookにしても、これらのSPAMが流行るのは「人数が増えたから」に他なりません。まず、SPAMの送り手に取ってみると、人数が多い方が期待効果は高いですから、人数が増えれば増えるほどSPAMの数も増えていくと考えて良いでしょう。
一方で、ソーシャルメディアにおけるSPAMは、どこか特定の場所から発信される1対n型ではなく、徐々に拡散するチェーン型になることが多いです。多いです、と言うよりも、ソーシャルメディアは特性としてリンクしている人を通じて情報が拡散しますので、その特性を利用しているのです。

メールが普及していったころにチェーンメールが飛び交っていました。チェーンメールとは多くの人に転送されるメールで、日本では「ドラえもん最終回」は結構有名なチェーンメールなのでは、と思います。チェーンメールの定義は悪意があるかどうか、ではなく、多くの人に拡散するかどうか、です。昔は、インターネットの回線に限りがありましたので、チェーンメールによって回線が重くなること自体がウィルスと同じだったわけです。
今は回線の問題はほぼありませんが、その頃に比較すると利用者が飛躍的に増えていますので、このSPAMに取られる時間が増えれば増えるほど人類全体の時間の無駄になっているように思います。


いずれにしても、SPAMは増えます。インフラを提供するtwitterやfacebookが何らかの規制をかけるかもしれませんし、ウィルス対策ソフトが対応するかもしれませんが、これもいたちごっこでしかありません。

幸いなことに、日本は「日本語」という良くも悪くも巨大な壁がありますのでtwitterのSPAMに引っかかる人は少ないかもしれません。(読めないので、重要性がわからないし、そもそも重要なDMを英語で送ってくると思わない。)

ただ、これだけユーザが増えてくると、日本語のSPAMを考える人が今後出てくるのも時間の問題でしょう。

結局のところ、一人ひとりが気を付けるしかないのでしょうね。