シナプス後藤です。

ここ数日、「アノニマス」という名前がメディアに上がっていますね。
アノニマスは、サイトへの攻撃、一般的に言うハッカー行為(専門的にはクラッキングの方が正しいかもしれませんが)を行う集団で、どうやら、インターネットに関する情報の自由が奪われる時に現れる集団のようですね。

wikipedia:アノニマス(集団)

アノニマス anonymousは、IT関係者には結構一般的な単語で、何か匿名で行う場合(匿名でのサーバログイン、等)に使われるIDになっています。例えば、多くのサーバは通常ID管理がなされていて、IDを発行しないと利用できませんが、anonymousというIDを作っておいて最低限の利用を認める、と言うようなやり方がなされたりします。

現在は、日本の違法ダウンロード刑事罰化に対しての抗議の意味で、財務省や民主党、自民党のサイトを対象にサイバー攻撃を行ったようです。
これが同じグループなのか、単にanonymousと名乗っている別の人なのかは分かりませんが、出入りの緩い集団なのではないかな、と想像しています。


少し笑い話的には、霞が関と間違えて、霞ヶ浦河川事務所が標的にされた、と言う事も有ったようです。(攻撃を受けた方はたまったものではありませんが。)


最近、多くの情報がネット上に存在します。少なくとも、インターネットにアクセスできる端末で有れば、かなり多くの情報にリーチすることが理論上は可能になっています。また、多くのサービスがインターネット上で使われているため、情報漏洩のリスクもあれば、サービス停止のリスクもあるわけです。
勿論、インターネットが存在する前から、事務所に乗りこまれたらそれも立派な攻撃ですしリスクです。大きく違うのは、サイバー攻撃の場合は本人がその場にいる必要がないのです。
つまり、
・世界中どこからでもアタック可能
・本人がいる必要がなく現行犯逮捕の可能性が低い(もしくは反撃のリスクが極めて低い)
と言う事になります。

セキュリティを構築する者は様々な攻撃に対して日々防御を堅くしますが、ハッカーはそれを更にかいくぐる手段を見つけます。ウィルスも同様のようですが、これは人間が介在する限り終わらない、と言う事ですね。


「日本の違法ダウンロード刑事罰化」についての是非はここでは論じませんが、少なくとも、サイバー攻撃を恐れて意思決定がブレると言うのは本末転倒のような気もします。
ただ、インターネットを利用している限り、こういった事態にいつ巻き込まれるとも限らない、という事は意識しておいた方が良いかもしれませんね。