シナプス後藤です。

ちょっと前に「オレオレ詐欺」が有名になりましたが、詐欺の手口には随分と様々なものがあるようでね。
オレオレ詐欺自体も進化しているようですし、時計詐欺というようなものもあるそうです。
詐欺は犯罪です


この手の情報を公開することの難しさは、一般人(騙される対象になる方)も詐欺師(騙す方)も両方とも知ってしまうと言う事です。そして、関心度合いは当然騙す方が強い。
さすがに詐欺業界の情報誌、みたいなものは無いと思いますが、上手くいった例と言うのはそれなりにアンダーグラウンドで共有されているのではないか、と言う気もします。
ただ、ネットで公開されると、詐欺師予備軍が「こういうやり方なら俺も出来そう」と参入する可能性もあるわけです。

一方で、被害を未然に防ぐのも重要なわけで、その意味では「こういう手口がある」と言うのは有用ですね。
難しいのはこれらの情報がなかなか拡散されないことでしょう。注意している方はそれなりの感度でこういう情報を見るのでしょうけど、多くの方はあまり感度が高くない。得てして感度の高くない方がこういうのに騙されてしまう、と言う事になるわけです。

勿論、私も他人ごとではありませんが、、、


どちらの影響が大きいのかは分かりませんが、警鐘を鳴らす意味でもこういった事例は公開した方が良いのでは、と思います。
情報を公開して判断を任せる、と言う方が健全でしょうし、悪い事は悪い、という考え方は多くの人が持っていると期待できますので、被害を防ぐ効果の方が大きいのではないでしょうか?


日本は水と安全はタダ、と言われて久しいですが、水も購入するケースが増えてきましたし、徐々に世の中が変わってきたのかもしれません。
ただ、人を騙して自分だけ得をするという考え方が「悪いことである」という道徳観は無くしたくないものですね。