シナプス後藤です。

皆さんは宇宙戦艦ヤマトは御存知でしょうか?
私より上の世代、特に今40代の方はかなり夢中になってみていたのではないでしょうか?

二作目の「さらば宇宙戦艦ヤマト」に出てくる斉藤始が、都市帝国を爆破しようとする技師長 真田志郎に向かって言う言葉が「慌てず急いで正確に」です。

※ヤマトファンの方、動画視聴にはご注意ください。


私は、ファシリテーションをするとき、いつも気持ちに余裕を持っている方だと思っているのですが、自分自身の時間に余裕が無くなってくると、無理やり「切る」事があるようです。どうしても、意思決定を早くしていきたくなってしまうので、最短距離で意思決定できるようなファシリテーションをしてしまうようです。

つい先日、社内の会議の中でもそんなシーンが出てしまいました。私だけがクライアントとの打合せがあり、もう時間が少なくなってしまっています。
そんな状況の中、私が提示したあるフレームワークの中の「A」という項目について議論になりました。本当は議論の時間は無く、意見だけ聞いて終わらせたかったのが私のその時の本音です。
上司から、私が作成した資料に対して「この点については、フレームワークをどうするかは悩んでいるのだが、Aについてはもう少し説明がないと分からない」と言われました。その時の私の反応は、「それならこのフレームワークを取りやめるしかない」という回答だったように思います。
多分、私自身焦っていたのでしょうね。それを見た上司から、「基本方針を取りやめよう、という話はしていない。」と指摘して頂きました。


通常だと、前後の文脈を捉えながら、受け止めつつ選択肢を探るシーンです。でも、気持ちに余裕が無くなってくると受け止めることが出来なくなる、と言う事かもしれません。


「慌てず急いで正確に」
ファシリテーションの時も気をつけないといけませんね。

気付かせてくれた上司と同僚に感謝。