シナプス後藤です。
昨日、落合元監督の「采配」について書きました。
シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ 落合博満「采配」を読む
今日は、その部下であった中日元ヘッドコーチ、森さんの「参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」」をご紹介します。

参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」
森さんは、落合元監督が中日に在籍する8年間の間で、投手コーチ、バッテリコーチ、ヘッドコーチと役職を上げながら勤めてきた方です。(コーチの中にもランクがあり、要するに見る範囲が広くなるごとに偉くなる、という事だと思います。)
名監督といわれた人の部下を勤めた、という事なので、落合監督の采配を見ながら、部下から見た「リーダーシップ」を語る、というテーマが全体には流れています。
ですので、森さんを通して落合さんの凄さを見る、というような内容でしょうか。
御本人から、或いは、講演などで、或いは人づてに、「優秀な経営者」と呼ばれる人の部下の方の話を聞く機会があります。ユニクロの柳井さんや、楽天の三木谷さんなど、創業経営者として強いリーダーシップを持っている方ですね。
彼らが口々に言うのは、「凄く成長するが、凄く大変だ」と言うことです。強いリーダーシップを持っている人の下は、それを実現するために相当の汗をかかなければならない、という事です。
一方、急成長企業ではなく、安定した企業のトップの中には極めて人間的に優れた方が多いように思います。ですので、直属の部下もその方を慕って、のびのびと仕事をするわけです。
リーダーシップに関する理論で、日本の社会心理学者、三隅二不二氏が提唱したPM理論があります。
リーダーシップには、目標を達成する「P(Performance)」と組織を維持する「M(Maintenance)」があり、P、Mの両方が高いことが優れたリーダーである、という考え方です。

状況やパーソナリティによってPとMのどちらか一方が強く出る傾向にあるのでは、と思いますが、言い換えると、組織の状況に併せたリーダーシップのとり方が必要になってくるわけです。
上記でいえば、あくまでも私のイメージではありますが、創業経営者はPm型、成熟企業の経営者はpM型になりやすい、という事でしょうか。

公開する本だから悪い事を書いていないだけ、と考える事も出来なくはありませんが、恐らく、落合さんが自分を律して極めて「M」的な行動を取ってきた、という事なのだと思います。
森さんから見る落合さんのリーダーシップの特徴は大きく二つ、[1] ブレない、[2] 権限委譲、ではないでしょうか。
落合さんの「采配」で書きましたが、目標−戦略−実行、と戦略実行までの行動にブレがほとんどありません。方針がブレない、トップがブレない、と言うのは下にとってとても動きやすい環境です。
そして、方針がブレ無いので、その方針に合っている限り出来る限り権限委譲していく、と言うのが彼のスタイルです。
日本シリーズでの、山井投手からストッパーである岩瀬投手に交代させた逸話も、実は判断したのは森さんであった、と言います。更に言えば、実際に「交代したい」と言ったのは山井投手だったとか。状況を見て判断する力が末端にまで下りていた、という事でもあるのではないでしょうか。
但し、最終決定は落合さんが行います。要するに、責任は彼が取る、という事です。
当時のメディアは落合さんを叩いたようにも思いますが、その当時はほとんど反論らしい反論はしていなかったのではないでしょうか。
これが彼なりのリーダーシップの取り方だったのでしょうね。
「参謀」というタイトルですが、はかりごと(謀)に参加するというより、右腕として手腕を振るう、という方が近しいです。個人的興味は、『リーダーと参謀の関係性」という事で2冊を纏めて読んだので、その点では個人的には少し残念でした。もしかすると、ブレインと言う意味の参謀としては、スコアラー辺りが担当していたのかもしれません。
ただ、上司と部下の関係性の中でリーダーシップを見る、と言う点では面白いと思います。
こちらもビジネスパーソンを意識した書き方になっています。落合さんのリーダーシップ、という事もありますが、部下指導、と意味でもなかなか興味深いと思います。
こちらも興味があればご覧下さい。
昨日、落合元監督の「采配」について書きました。
シナプス・マーケティング・カレッジ☆公式ブログ 落合博満「采配」を読む
今日は、その部下であった中日元ヘッドコーチ、森さんの「参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」」をご紹介します。

参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」
森さんは、落合元監督が中日に在籍する8年間の間で、投手コーチ、バッテリコーチ、ヘッドコーチと役職を上げながら勤めてきた方です。(コーチの中にもランクがあり、要するに見る範囲が広くなるごとに偉くなる、という事だと思います。)
名監督といわれた人の部下を勤めた、という事なので、落合監督の采配を見ながら、部下から見た「リーダーシップ」を語る、というテーマが全体には流れています。
ですので、森さんを通して落合さんの凄さを見る、というような内容でしょうか。
御本人から、或いは、講演などで、或いは人づてに、「優秀な経営者」と呼ばれる人の部下の方の話を聞く機会があります。ユニクロの柳井さんや、楽天の三木谷さんなど、創業経営者として強いリーダーシップを持っている方ですね。
彼らが口々に言うのは、「凄く成長するが、凄く大変だ」と言うことです。強いリーダーシップを持っている人の下は、それを実現するために相当の汗をかかなければならない、という事です。
一方、急成長企業ではなく、安定した企業のトップの中には極めて人間的に優れた方が多いように思います。ですので、直属の部下もその方を慕って、のびのびと仕事をするわけです。
リーダーシップに関する理論で、日本の社会心理学者、三隅二不二氏が提唱したPM理論があります。
リーダーシップには、目標を達成する「P(Performance)」と組織を維持する「M(Maintenance)」があり、P、Mの両方が高いことが優れたリーダーである、という考え方です。

状況やパーソナリティによってPとMのどちらか一方が強く出る傾向にあるのでは、と思いますが、言い換えると、組織の状況に併せたリーダーシップのとり方が必要になってくるわけです。
上記でいえば、あくまでも私のイメージではありますが、創業経営者はPm型、成熟企業の経営者はpM型になりやすい、という事でしょうか。

公開する本だから悪い事を書いていないだけ、と考える事も出来なくはありませんが、恐らく、落合さんが自分を律して極めて「M」的な行動を取ってきた、という事なのだと思います。
森さんから見る落合さんのリーダーシップの特徴は大きく二つ、[1] ブレない、[2] 権限委譲、ではないでしょうか。
落合さんの「采配」で書きましたが、目標−戦略−実行、と戦略実行までの行動にブレがほとんどありません。方針がブレない、トップがブレない、と言うのは下にとってとても動きやすい環境です。
そして、方針がブレ無いので、その方針に合っている限り出来る限り権限委譲していく、と言うのが彼のスタイルです。
日本シリーズでの、山井投手からストッパーである岩瀬投手に交代させた逸話も、実は判断したのは森さんであった、と言います。更に言えば、実際に「交代したい」と言ったのは山井投手だったとか。状況を見て判断する力が末端にまで下りていた、という事でもあるのではないでしょうか。
但し、最終決定は落合さんが行います。要するに、責任は彼が取る、という事です。
当時のメディアは落合さんを叩いたようにも思いますが、その当時はほとんど反論らしい反論はしていなかったのではないでしょうか。
これが彼なりのリーダーシップの取り方だったのでしょうね。
「参謀」というタイトルですが、はかりごと(謀)に参加するというより、右腕として手腕を振るう、という方が近しいです。個人的興味は、『リーダーと参謀の関係性」という事で2冊を纏めて読んだので、その点では個人的には少し残念でした。もしかすると、ブレインと言う意味の参謀としては、スコアラー辺りが担当していたのかもしれません。
ただ、上司と部下の関係性の中でリーダーシップを見る、と言う点では面白いと思います。
こちらもビジネスパーソンを意識した書き方になっています。落合さんのリーダーシップ、という事もありますが、部下指導、と意味でもなかなか興味深いと思います。
こちらも興味があればご覧下さい。




