シナプス後藤です。

南極大陸を最終回まで見ました。
南極大陸シリーズは毎回エントリーを書きましたが、今回で最後ですね。「テレビ番組」として見ると、出足の好調さとは裏腹に結果的には「家政婦のミタ」が視聴率を取っていたり、日曜日のビジネスパーソンの多くは「坂の上の雲」をご覧になっているのでは、と思いますが。

TBS 日曜劇場「南極大陸」
ドラマ「南極大陸」を見て時代について考える
南極大陸にみるリーダーシップ
南極大陸で考える重い組織
南極大陸で考える創造的な組織
南極大陸に見る「悪魔の代弁者」
南極大陸で「半歩の意味」について考える
南極大陸を見て意思決定について考える
南極大陸で考える失敗の定義
南極大陸で考える失敗の定義
南極大陸に見るミドルマネジャーの責務

この話は、1983年の映画「南極物語」で話題になって多くの方が知るところになった通り、タロとジロが奇跡的に生還する物語です。

しかし、ドラマを見ていて思ったことがあります。恐らく、当事者にとっては、生還したタロ、ジロよりも南極で亡くなった犬たちの方がより心の中に深く残っていくのではないでしょうか。


どんなシーンでも、成功者にはスポットライトが当たり、多くの人が知ることになります。その裏で数多くの苦しんだ人達、失敗者たちが存在します。
恐らく、当事者でなければ見えない、その失敗の中にこそ、次の一歩を進めるための様々な経験があるように思います。


様々な事象の中で、成功したところ、注目されていることを見るだけでなく、その周辺にある現実を見ることで、その成功の難しさがよりクリアに見えるのではないか、そんな気がしました。