シナプス後藤です。

戦略思考は重要だ、と言われます。私もそう思います。が、その「戦略思考」というのはどういう思考なのでしょうか?

戦略思考についての本は様々ありますし、様々語られますが、私は結局次の三つに収れんするのでは、と考えています。

1) 正しい現状認識
2) 選択と集中
3) 目的と手段の整合性

まず、戦略を立てる上での大前提は正しく現状を認識することです。
正しく、というのは、市場規模や成長性、競合の強み、弱み、自社の売上やリソース、などの表面からわかることだけではありません。たとえば、業界のコスト構造やバリューチェーン、ビジネスモデルなど、業界の収益性を決める重要な要素を押さえることだったり、その前提となっている業界慣習や人の意識、組織体制などを理解することでもあります。
「戦略思考」の中で正しい現状認識が必要なのは、言いかえれば、通常、戦略的意思決定をするうえで、これらの状況が正しく認識されていない、と言う事でもあります。


また、選択と集中、とは、つまり、「意思決定をして」「リソースを配分すること」です。
難しいのは、選択される側、集中される側、ではなく、「捨てられる側」「リソースを削られる側」ですね。
大抵、戦略を決める、ということ、「**セグメントを攻略しよう!」「**を強みとして押し出していこう!」などと、やるべきことを強調しますね。ですが、一方で、「**セグメントの攻略は禁止!」「**は強みとして訴求禁止!」などとやらないことには言及されません。そうすると、どうしても、強みにフォーカスしきれなくなってしまいます。


三つ目は、何かの施策を実施する際にはかならず戦略と整合したものを行うべし、ということです。いかに、目的と手段の取り違え、あるいは、手段が目的に合っていないことが多いか、と言う事でもあります。


マーケティング戦略に照らし合わせてみれば、
1) 環境分析
2) 基本戦略(ターゲティング、ポジショニング)
3) 具体的施策(4P)
となります。

戦略思考、と言われたら、こんな三つを考えてみて下さい。

戦略思考について学びたい方はマーケティング・ベーシックス