みなさん、ゴールデンウィークは如何でしたか?

今年は自粛ムードの影響もあり、旅行していた方も減っていると聞きましたが、それでも高速道路の渋滞を見ると、そろそろ活動されている方も多いように思います。

さて、旅行に行くと現地のおいしいものを食べられますよね?
その時の「おいしいもの」というのは大きく二つあると思っています。すなわち、「現地の人がおいしいと言うもの」と「旅行者がおいしいと言うもの」です。

食は文化といいますが、言い換えれば、「おいしい」という味覚は慣れによって培われると思います。カップ麺やコンビニのおでんに使われるだしの味が地域で異なる、とは良く言われる話です。これは、「おいしい」と思う味が地域によって異なる、という事です。DNAでそう決められている、というよりも、舌が慣れている、と考えられます。

ですので、地域や料理にも依りますが、「現地の人がおいしい」というものが、旅行している人にとっておいしいとは限らないのですよね。例えば、私はタイ料理が苦手(パクチーとか香草とかが特に、、、)なのですが、好きな方に聞くと「最初は嫌いだったのだけど、タイに行って毎日食べているとやみつきに・・・」などと仰います。要するに、なれてくるわけですね。

私は味覚に対して保守的なので、上記の後者、つまり、なるべく「旅行者がおいしいと言うもの」を選ぶようにしています。当然、「旅行者向けに作ったもの」、あるいは、「東京の味にアレンジしたもの」が出てくるとは思いますが、そういうものを好む舌になっているので仕方が無いだろうな、と思います。

ですが、旅行、というのはある側面では「文化を見に行く」という事でもありますよね。そう考えると、おいしいと感じなくても、「文化を食す」と言う意味で、「現地の人がおいしいと言うもの」にチャンレジするのも良いかもしれませんね。

旅行の目的によって、どちらを選択するか決めれば良いのです。